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 金銅林道/ Kondou林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2006.12.23 / No.C-187 
  季節限定で道端に咲き乱れるスイセンは美しいが、林道そのものは察して知るべし


↑基本的にはどこにでもあるような里山の舗装林道です。明るくてのどかな雰囲気ながらも、いわゆる林道的魅力は低いので、そのつもりで。
南町ののどかな山あいを抜けるフル舗装の完抜け林道。幹線道路から外れた地点に位置しており、林道標は1箇所にしか設置されていないため、少々アプローチしにくい。林道そのものは延長距離も短く、舗装されているため単調だが、道すがらに展開する里山の風景は心穏やかにさせてくれるだろう。房総の鋸南町は冬場のスイセンが有名であり、見所はその季節に林道沿いで咲き乱れるスイセンの花。また、途中にはささやかな展望箇所もある。スイセン目的でならば訪れる価値はあるだろう。

 [所在地]鋸南町
 [路面状況]全線舗装 / 完抜
 [コース]中佐久間地区「片山」付近から「横根」地区とを結ぶ

京湾に面した鋸南町に存在する完抜けの金銅林道は、起点、終点のどちら側からアプローチをかけるかによって、アクセスの困難さ(道が分かり難い)が大幅に異なります。しかし、初探索時にはそのようなことを知る由もなく、より分かり難い県34号線(長狭街道)側からアプローチしてしまいました。というわけで、これもなにかの参考までに県道からの道順も含めて紹介してみたいと思います。まず最初に目指す地点は、JR内房線「保田駅」から県道を鴨川方面に進んだ先にある「川崎橋バス停」。その横に右折する舗装路があるのでそこに入ります。富津館山道路「鋸南保田I.C」出口からおよそ2kmほど先の地点です。
道をバス停脇で右折して進むと、すぐに左手に無名な「滝」が現れます。この滝を見落とすことはまずないので、いくら進んでも滝が現れなければ、残念ですが、道間違いですよ。
を過ぎるとその先でこのような分岐が現れますが、ここは直進方向です。畑の切り開かれた山肌を急坂で登っていく右折側は、雰囲気的にはどこかの林道の入口のような雰囲気もして、そちらに進んでみたくなったりもしますが、期待に反して林道の類の存在はなにもありません。
→右折側を眺める!
のすぐ先で現れるこの分岐地点も直進してください。ここで左折してしまうと、金銅林道へはたどり着けずに再び県道へと戻ってしまうことになります。
の直後に左折してスイセン畑の斜面を登坂する未舗装路の入口が現れます。はっきり言って、目指す金銅林道よりもそちらの方が楽しかったりもするのですが、「林道」へと向かうのであれば、ここは道なりに舗装路を進んでください。ちなみに左折して未舗装路を進むと、やがて民家の脇へと抜けられますが、やはり最終的には県道へと戻されてしまいます。
してしばらく道なりに舗装路を進みます。道すがらにはスイセン畑が点在するのどかな里山の景色が続きますが、はっきり言って目指す金銅林道での眺めよりもきれいで楽しめます。まあ、ここは道すがらの景色を眺めつつのんびりと「林道」を目指すくらいがちょうど良いです。
→スイセン畑!
→景色を眺める!
山の景色を楽しみながら進んで行くと、やがて鋭角に切り返すこ分岐にたどり着きます。ここは間違えやすいですが、切り返すように左折してください。直進すると県184号線方向ですが、ここいら辺で道間違いを犯すと、金銅林道の林道標を拝むことはやや難しくなるかと…。
、道端のスイセンを愛でながら進んでいくと…。
うやく金銅林道の入口にたどり着きます。ここは十字路のようになっていますが、目指す林道区間は登り坂となっている直進方向。ただし、林道標は反対側の出口(起点)にしか存在していないため、こちら側から初めてのアプローチをかけた場合は、本当にこの先が金銅林道であるのかは、林道標のある終点まで走ってみなければ確信が持てないと思います。というわけで、ようやくここから金銅線の探索がスタート!
→振り返る!
ざ金銅林道へと乗り込みますが、状況的には付近の里山の一般舗装路となんら変わるところはありません。舗装されたのどかな田舎道といったところです。林道探索的にはとくに述べることはなにもありませんが、道端の至る所で咲き乱れたスイセンが楽しめました。
→スイセンを愛でる!
ネクネと蛇行しながら続く金銅林道の坂道を登って進んでいくと、やがて峠地点に差しかかりました。まあ、世間一般的ないわゆる「峠」と言うほど大げさなものでもないですが、木々の隙間から僅かに里山の見晴しも望めて、また、コース的にもここを境に下り坂となっています。というわけで、形としてはやはり峠に間違いないみたい。
→景色を眺める!
を越えて下り坂をダラダラと降りていきます。雰囲気的にも明るくてなかなか気持ちの良いコースですが、林道的には察して知るべし、といったところでしょうか。
々と下り坂を降りていくと、やがて眼下に横根地区の民家が見えてきます。それと同時に行く手の正面にはオムスビのような特徴的な山が見えてきました。三角点のある山頂の標高は270.1mとのことです。山には詳しくないので名称は分かりませんが、かなり印象的な山ですよ。
の後すぐに左右にのびる2車線道路に突き当たって金銅林道は終点となっています。雰囲気的には林道らしさの感じられない場所ですが、それでもその証として錆びがまわってヤレた林道標がポツンと存在。もしもこの「ひし形」がなければ、今走ってきた舗装路がとても林道であるとは思えないことでしょう。というわけで金銅林道の探索はここまで。ちなみに、T字路を左折すると県34号線に、右折すれば「佐久間ダム」に至ります。
→探索終了!
→振り返る!
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