このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 鬼石林道/ Oniishi林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.03.08 / No.C-189 
  林道標消滅および延長距離の短さが致命的な土質系の半ダートピストン林道


↑林道区間の後半ではこの地ならではの土質ダートが出迎えてくれます。その距離が短いからと油断すると、ヌタで転倒の可能性もここではアリ。
178号線沿いに起点のある半ダートのピストン林道。以前は存在した林道標の消滅によって、事前情報無しに入口を見つけることは難しい。延長距離ははっきり言ってショートだが、それでいて正確な林道区間を把握することも以外と難しいのが特徴だ。具体的には県道から入線後に現れる最初の左折方向が本道であると同時に、鬼石林道のダート区間となっている。ダートの路面は山土質で、車両の立ち入りが限りなく少ないのを反映してややスリッピー。最終的には徒歩をも拒むゲートによって前進を拒まれる。

 [所在地]勝浦市
 [路面状況]半ダート / ピストン
 [コース]県178号線「上植野」古新田地区山中に延びる

178号線の上植野「古新田」地区にある鬼石林道の起点(左手)です。といっても、現在はこの林道に林道標は存在していません。鬼石林道も他の多くの林道がたどった林道標消滅という事態を免れず、以前はかなり古い鉄板タイプの林道標が掲げられていたのですが、通りがかるたびに「そのうちそのうち」と思っていたところ、とある日を境としてついに消滅してしまいました。なので、事前情報を持ち合わせていない方は、ここが林道であることにはまず気が付かないと思います。
なにみ、県道からの入口脇のあの竹薮地点こそがが、「鬼石林道」と記されたかなり古い鉄板タイプの林道標がかつて掲げられていた場所。いまでこそ林道標は存在していませんが、房総林道を隅々まで探索したことのある方ならば、その名は聞いたことがあると思います。それが証拠にネットで検索すると僅かなヒットが見られます。
、下り坂でスタートする鬼石林道を少し進むと、すぐに夷隅川を跨ぐ橋が現れます。いつ来てもここはシーンと静まり返っていますが、たまに県道を爆走するバイクや四輪のエンジン音が聞こえてきたりします。林道と平行して右手に県道が走っているために車両の通行はまずありません。
→夷隅川の流れを眺める!
隅川の橋を渡ると、直進してさらに続く舗装路から左手の森の中へと入っていくダート分岐がすぐに現れます。鬼石林道を紹介する林道系サイトなどでは、県道へと再合流する「直進側が林道区間である」とされていたりすることからも、ここはそのように思ってしまいがちですが、実は鬼石林道は左折側のダート方向となっています。直進側はただの市道なので注意してください。
あ、ここはそのように勘違いしてしまっても仕方ないのですが、それでも鬼石林道の本道は左折側なので、当然ながらそちらにXRの進路を取ることにします。というわけで、ここから鬼石林道の土臭いダート区間がスタート!
ざ鬼石林道のダート区間に乗り込みますが、そこはいかにも房総林道らしい趣の土質ダートでした。荒れているといったことはなかったですが、晴れの日でさえ所々でスリッピーな状態の路面なので気は抜けません。ちなみに、画像では林道沿いに電柱が見えていますが、それは途中の左手に民家(在住しているかは不明)らしき家屋があるため。
すがらの雰囲気は鬱蒼としていますが、樹木はきれいに枝打ちされており、陰鬱な暗さはあまり感じられません。おそらく、ここは「鬼石国有林」ということで手入れがなされている結果だと思います。ただし、ダートは山土系でフカフカ。その雰囲気的は作業道といったところでしょうか。
んなこんなの鬼石林道のダート区間ですが、進める距離はかなりショートです。やがて前方の路面がヌタり始めたかと思うと、その先に鉄門ゲートが出現。どうしたものかと一瞬考えてしまいましたが、ここから悪化する路面状況および、徒歩でも突破の困難なゲートの存在によって、ここは潔く撤退を決意します。所詮、鬼石林道はピストンでもあることだし…。
→路面状況を確認!
考までにこれが行く手を塞ぐ鉄門ゲート。ゲートの向こう側には土のう袋が積まれ、さらにゲート脇にはバラ線が張られて徒歩での進入をも頑なに拒んでいました。土臭い道筋はさらに続いていましたが、さすがにこれでは手も足もでませんね。というわけで、ここは考えるだけ時間のムダというものでしょう。ということで鬼石林道の探索はこれまで!
→探索終了!
→その先の様子を眺める!
→振り返る!
→付近を眺める!
→トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

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