このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 刑部〜針ヶ谷林道/ Osakabe 〜 harigaya林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2015.03.15 / No.C-210 
 [ 所在地 ]長柄町 [ 状態 ]完抜舗装 [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]篠網林道
 辛うじて林道標は残存しているものの、その雰囲気はやや暗めで淋しい舗装林間コース

柄町の県147号線にある刑部〜針ヶ谷林道の入口にやって来ました。長柄町役場前から県13号線を市原市方向に進み、県147号線に折れて進むと「針ヶ谷」地区にて「太陽建設ながら合材センター」が現れます。その敷地の脇から始まる緩い登り坂の舗装路が目指す刑部〜針ヶ谷林道。この林道は長柄町では唯一林道標が存在する貴重な1本ですが、県道側の入口にそれは設置されていないので、なかなか気がつきにくい存在となっています。
→振り返る!
道から分れて緩い坂道を登っていきますが、山林というほどでもない丘陵地帯の林間をゆくコースの刑部〜針ヶ谷林道。林道沿いに続く森の光景にほのかな林道くささも感じられますが、残念ながら路面は全線舗装とされているんですね。
道の一人歩きが別の意味で恐いような、淋しい雰囲気の舗装路が林間に続きます。一応、ここは「林道」ですが、もちろん林業とは関係のない存在。元々林業が盛んでもない長柄町なので、それはすぐにぴんときました。
くに見るべき物もなく淡々と進んでいきますが、途中では金網の張られた区間がありました。これ、不法投棄防止の処置に違いありません。どうみてもこの森で貴重な山菜やキノコが採れるはずもなく、ここにも千葉県の林道の悲しい現実が・・・。
網沿いに進んでいくとやがて左折分岐が現れますが、ここで分岐しているのは篠網林道。その名のとおり、ここから緩く下って刑部地区「篠網」へと至る林道ですが、言うまでもなく全線舗装状態であり林道標は存在していません。
→篠網林道の様子を眺める!
→立看板を眺める!
の後、ちょっと窪んで鞍部となった尾根地点(最上画像像参照)に差しかかりました。標高はおよそ140mで、おそらく刑部〜針ヶ谷林道の最高所地点。でもここは丘陵地帯の林道なので見晴らしが望めるはずもなく、両脇はびっしりとした荒れ薮でした。
して荒れ地状態の尾根からダラダラと下っていくと、ストレート区間が現れてその先に終点らしき地点が見えてきます。周囲には荒れ地や畑や、潰れて廃虚化した建物などが点在しており、けっこう寒々とした雰囲気でした。
して町道に合流するこの地点で刑部〜針ヶ谷林道はエンド。ちょうど長柄町地区と刑部地区との境界であり、左手に広がる「海上自衛隊送信所」の敷地はもう隣接する市原市です。そして嬉しいことに、ここではひし形と鉄板タイプの2種類のヤレて古ぼけた林道標を眺めることができました。フル舗装状態は味気ないものの、「林道の証」が残存しているという意味では貴重な林道と言えるでしょう。なにせ長柄町の林道探索ではこれでヨシとしておかないと、とてもやってられないのでね。
→探索終了!
→振り返る!
→ひし形を眺める!
→付近を調べる!
→あ、あれは?!
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