このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.12.24
No.F-016

中の松線■古殿町 ■全線ダート ■接続→馬場林道支線2号
■馬場林道支線2号より分岐して山中へと向かう

 ガレ場を経てダートは続くが、そのいづれも作業道化か… 

 ↓始終、薄暗い山中を進みます。鬱蒼とした山道じみた寂しい雰囲気で、おま
  けに雨天後だったので路面はビタビタ。一度突入しておけばもう十分だろう。


……こんな感じ……
■馬場林道支線2号から分岐する植林系ピストン林道。植林系でよく見受けられるように、途中で無名分岐を繰り返すが、まともに進めるのは2度目の分岐地点まで。おおよその想像はつくものの、その先がどうなっているのかは不明。コース的には起点から断続的になだらかなカーブを描いて登坂路が続き、奥へと進むにつれて傾斜がキツくなっている。路面的には起点直後に岩コロの散乱したガレ区間があり、そこが当林道の難所かつ山場か…。その後の区間は路面状況もぐっと良くなるものの、山深い山中を行くため眺望は全くきかず、鬱蒼とした暗い雰囲気的になっている。ガレ場に興味があるなら突入してみてもいいが、特に得られるものはないだろう。

■馬場林道支線2号を小名沢線方面から進むと、下り右カーブの左手に中の松線の入口があります。目印は分岐地点から10数メートル進んだ地点に立っているあの白い廃小屋。 林道標は引き抜かれたのか、廃小屋の壁に立てかけられていました。前日まで降っていた雨のせいで路面はびたびたで、森の奥へと延びるダートも見るからに暗そうな雰囲気です。
→起点を振り返る!
■廃小屋の脇を抜けて杉林の奥へと延びるゆるい登り坂のダートを進みます。入口付近ではそうでもなかったのですが、すぐに路面が石コロだらけのゴツゴツした状態となり、早速ガレが始まってしましました。やや大きな岩コロも目立ちますが、ゆっくり進めば大丈夫です。
■路面が岩コロダートと化して少し進むと、小さな沢渡り箇所が現れました。雨天後とあって、水流の勢いはかなりの速さでしたが、ほんの小川程度なのでさほど問題ないと思ったのですが、この地点はちょっとした窪みになっています。よく眺めてみると水底には鉄板が敷かれ、沢岸の段差も丸太でカバーされているのは良いのですが、ちょうど水流を斜めに横切る形になっているのが難点で、対岸の鉄板から丸太にフロントタイヤを乗り上げようとすると、ツルツルと滑ってハンドルが右手に取られてしまいました。もしも勢い付けて横切ろうとしていたなら、間違いなく転倒してしまうと思います。ここは何度やっても滑ってしまい、そうこうするうちに今度はリアタイヤが路面を掘り下げてハマってしまう始末…。こんな場所でまさかの立ち往生状態に気が狂いそうな時を過ごすことしばし、汗ダラダラで何とかやり過ごすことができましたが、雨天後は少々やっかいな地点です。それにしても、表皮のズル剥けた丸太がこんなにも滑りやすい物だったとは…。
■沢を渡り終えた地点で後方を振り返ってみました。こんな感じでゆるい登りになっており、こぶし大の岩コロが一面に散乱しています。なので避けようがなく、タイヤで乗り上げるとグワラッと転がり、その拍子にバランスを崩しがちなので始末が悪いです。かといってあまり慎重過ぎるとエンストするし…。
■例の沢を過ぎたその先も、しばらくはこんな感じで登坂するガレ場が続きました。かなりゴツゴツしていて走りにくく、こんな路面がずっと続くのか…、と少々不安になってしまいます。でも、ゆっくり進めば、何となく大丈夫そうな雰囲気だったので、直感を信じてここはそのまま前進します。
■その後、慎重に坂道を登坂して進むと、次第に路面状況が良くなってきたようです。岩コロから砂利に変わり、最終的には細かな砂利混じりの土質っぽいものになって落ち着きました。油断はできませんが、ようやく一息ついた感じです。ふと周囲を見回すと、全くの山中で、鬱蒼とした濃ゆい雰囲気が漂っていました。
■雰囲気的には山道じみたダートをたどって進むと、やがて前方に二股分岐が現れました。探すまでもなく、こんな場所に林道標があるはずもなく、どちらが本道であるのか迷ってしまいますが、結果的には左手が本道でした。 右手方面はしばらく進むと道がぐんと狭まって山道のようになっています。植林系ピストン林道ではたまにあるように、中の松線も途中で枝分かれ式に無名のダート分岐を繰り返しているようです。ちなみに、ここでいう本道といっているのは、より奥まで続いている、という意味です。
→右分岐を眺める!
→分岐地点を振り返る!
■無名分岐を過ぎると、さらに傾斜のキツくなった登坂路が大きくS字を描く感じで、さらに山の奥へと続いています。ダート両脇の杉の木がきれいに枝打ちされ、路肩には杉の小枝が散乱していることから、こんなダートにも希に植林系作業車が入り込むことがあるのでしょう。やはりここは生粋の植林系林道のようです。ちなみに、沿道からの眺望度はゼロです。
■やや勾配のキツイと販路をしばらく進むと、坂道の途中で再び二股分岐が現れました。ここで左右を眺めてみると、道自体はどちらもまだしばらくは続いていそうな雰囲気でしたが、ここより先はどちらも作業道のような感じで、まともな林道としてのダートはここまでのようです。もはや、どちらが本道かというよりも、これも枝分かれ式ピストンにはよくあるように、おそらくその先は共に「林道→作業道→自然消滅もしくは途切れ」化していると思われたので、中の松線の探索はこれにて終了としておきました。
→探索終了!
→引き返して馬場林道支線2号に向かう!
→分岐右手を眺める!
→分岐左手を眺める!
→振り返る!

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