このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.05.21
No.F-028

富貴沢線■田島町 ■半ダート ■接続→七ヶ岳線・黒森線・古桧峠線
■七ヶ岳線と古桧峠線起点を結び、そのまま一般道(林道は古桧峠線起点まで)で会津鉄道会津荒海方面に抜ける

 険しさもなく、快適な砂利ダートを走行しつつ楽しめる眺望は爽快! 

 ↓七ヶ岳線接続口から入線すると「わらび園」付近で、このような走りながら
  眺望が楽しめますが、逆だと振り返らなければならないので要注意です。


……こんな感じ……
■標高の高い七ヶ岳線との分岐地点から、山裾の藤生方面を結ぶダート林道。沿道からの眺望の良さでしばしサイトで紹介されているが、七ヶ岳線接続口から入線した場合、眺望がよいのは途中の「わらび園」管理棟まで。ちなみにここでは走行しながらこれから下っていく藤生方面の開けた展望を満喫でき、それ以降は裾野の森の中を抜けるコースになっている。路面は砂利ダートで、終始ゆるい勾配区間が全線に渡って連続しており、走りやすくて険しさはない。 途中で野焼き(5月初旬に実施)のされた、わらび園の敷地を横切っているため、山菜シーズンの休日などでは車の通行量が増えるかもしれないが、それでも一度は走っておきたい林道である。

■七ヶ岳線から分岐している富貴沢線の入口です。七ヶ岳線に対してT字路で直角に分岐しており、ご覧の通り、なぜか分岐直後の僅かな区間だけ舗装されていますが、ここ意外は全てダートになっています。ちなみに左斜めに下っているのは黒森線で、未突入につき詳細は不明ですが、こちらは藪っているとの事らしいです。こちら側の入口には富貴沢線の青い標識はあるものの、林道標は無いようです。
→起点付近の様子を眺める!
→起点の様子を眺める!
■七ヶ岳線からの分岐直後に僅かに舗装区間があるものの、すぐに砂利ダートになりました。コース的には七ヶ岳線との接続口が高所のピークで、これより先は全線に渡って下り坂が続いていました。富貴沢線は眺望も良く、しばし紹介されていますが、分岐直後のこの地点ではまだ眺望はききませんが、確かに雰囲気の良さそうなダートが延びています。
■道なりにゆるいカーブを繰り返しながら進んでいくと右手側が開けた感じになってきます。どうやら、なだらかな山の斜面の木々が伐採されて眺めが良くなっているようでした。砂利ダートは基本的にはフラットで走りやすいですが、所によっては砂利が深くなっていたりするので、あまりスピードを出すとカーブでズってしまうかもしれません。
■山の斜面の展望の良い砂利ダートをそのまま進むと前方にハゲ山が見えてきました。このハゲ山は「鋏山(はさみやま)」というのだそうで、ここは田島町藤生わらび生産組合の「藤生わらび園」になっています。5月初旬に火入れを行うそうで、 標高1000m、85ヘクタールの面積があり、入園料1500円でわらびや山菜採りが楽しめるとのことです。 山がハゲているのは山焼きのためであり、何も知らないと、ここは一体なんなんだ?! と思ってしまうかもしれませんね。
■野焼きのなされた「藤生わらび園」の中をダートが延びていますが、探索当日は開園日でなかったためか、周囲に人影は全く見当たりませんでした。しかし当日は焼け付くような陽射しが強烈で、暑さのため、少々フラフラ気味になってしまいました。そんな時に前方に現れたのが敷地内に設置されていた休憩用の天幕(写真前方左手)です。周囲には全く日陰はなく、せっかくなので天幕のベンチにてコーヒー缶でしばし一服させていただきました。
→周囲を見渡す!
■その後、わらび園の敷地内を蛇行しながら下って(最上部の写真参照:よく紹介されている富貴沢線の眺望の良い眺めはこの地点からのものが多いです)いくと路肩左手に「藤生わらび園」の管理棟がありました。ここには「嶽清水」があって地元民や県内外から多数の方が清水を汲みに来るそうです。でも、何も知らずに先ほどコーヒー缶にて咽を潤してしまったので、せっかくですが今回はパスしておきました。
■七ヶ岳線との接続口からわらび園の管理棟までは素晴らしく爽快な眺望が楽しめましたが、管理棟を過ぎると、とたんに周囲への眺望はきかなくなってしまいます。それだけ山を下ってきたということで、ここまでやって来ると周囲は山裾の杉林や、その他の森の木々に囲まれて、眺望の良かった前半と比べるとやや単調な感じもしますが、それでも鬱蒼とした雰囲気はなく、どちらかというと明るい雰囲気のなだらかな下り坂が続きます。
■やや幅員の広い引き締まったダートをなだらかに下っていくと左手に分岐しているダートがありました。付近には林道標はなく、見るからに名無しの雰囲気が漂っていますが、時間の関係でここはパス。そのまま本道沿いに直進して進みます。なお、路面はわらび園へ向かう観光客の車両が通行するためか、ダートは手入れが行き届いており、非常に走りやすくなっています。
→分岐ダートを眺める!
■ダラダラと明るい雰囲気の森の中を下って進み、下り坂が途切れて路面が平坦になって、直線区間が連続しだしてきたら、終点はもうすぐそこです。眺望の良かった富貴沢線ももうすぐ終わってしまう、といった後ろ髪を引かれるような思いもありますが、ラストスパートをかけてここは一気に駆け抜けます。
■ラストの直線区間を走り抜けるとT字路に突き当たったこの地点が終点です。ここには富貴沢線の木製の林道標が設置されており、 ここからT字路を左折すればそのままダートの古桧峠線に接続、R289号線に抜けることも、また、 右折すれば舗装路でR121号線にそれぞれ抜けられます。こちら側からアプローチする場合は、まず「藤生わらび園」の看板を目印にすると良いと思います。
→探索終了!
→終点地点を見渡す!
→引き返して七ヶ岳線に向かう!

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