このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.03.21
No.F-029

長沢線■いわき市 ■全線ダート
■「上市萱」地区付近より山中に延びる

 明るい雰囲気の植林地帯を登坂するも、その先は路面崩落で分断中… 

 ↓途中の崩落地点までは良く整備されて明るい雰囲気に。ただし、生粋の植林
 系林道なので景観的には見所はなく、わざわざ入線するか迷うところです。


……こんな感じ……
■R49号線上市萱地区付近から長沢峠へと向かう市道から分岐しているピストンダート。塩見山(721.4m)の山裾に広がる植林地帯を登坂しており、路面には枝打ちされた小枝が散乱、まさに林業のための林道といった趣が濃く漂う。そのためか路面状況は総じて良好であったが、残念ながら路面崩落によりダートは分断された状態にあり、終点まで進むことはできない。植林地帯に延びる林道であるため、眺望など景観的なものは全く望めないが、それでも間伐、枝打ちなどの手入れがなされた沿道の杉林は比較的明るく気持ちの良い雰囲気に。ただし、その入口は目下のところ「ごみ捨て禁止」の看板が掲げられたチェーンで塞がれている。

■R49号線いわき市三和町上市萱付近から県20号線上三坂とをむすぶルートを走る(進行方向はXRのリア側)と、途中に長沢峠がありますが、その手前にて左手に分岐しているのが長沢線です。ちなみにこの長沢線の存在は、事前情報としては付近に点在して掲げられている有名な 林道案内板 によって知ることができますが、峠名と林道名が同一であることから、長沢峠を経て国道と県道を結ぶルート(市道)が長沢林道であるのかと勘違いしがちなので、やや紛らわしい感じです。
■で、その入口ですが、なんとそこにはお約束のチェーンが! よって、ここでは黙してこれ以上何も語るまい…。
■起点元である市道からの分岐直後に始まる登坂路を急いで駈け上ります。ここは勾配がややキツイので、ものの数十メートルも進めば、こんな感じで市道からは死角となってこちらの姿はもう見えません。たぶんね。
■枝打ち作業中と思われる植林地帯に延びるダートをさらに登坂します。路面はズルズルとした砂地のような目の細かい砂利質なので、思った以上にリアがズッてスリップしてしまい、少々慌ててしまいました。
■おや、杉の若木がまるで仰け反るようにねじれ倒れてしまっています。大風にでも吹き折られてしまったのでしょうか? なんとも痛々しいですが、路面を塞いでいなかったのは幸いでした。
■静かな雰囲気の植林地帯を黙々と登坂してみます。入線後、連続登坂路で標高をぐんぐんと稼いでいますが、だからといって道すがらに眺望などが望めるわけでもなく、やや単調ではありますが、沿道の木々はきちんと枝打ち、間伐されているため、放置状態の植林地帯で見られるジメジメとした暗さは見られませんでした。きちんと手入れがなされていれば植林地帯でも意外と明るいものです。
■その後もダートを登坂して進むと、灌木の雑木と杉林が入り交じった、やや「放置状態」を思わせるような区間に差しかかります。路面はすっかり枯れ草と落ち葉に覆われてしまい、もはやここには植林系の作業車といえども立ち入って来ないような雰囲気です。
■ここまでやって来るとダートはその状態から察するに、通行が途絶えて久しい感じであり、何となく終点は近いような雰囲気です。路面を塞ぐようにせり出た杉の枝が若干うっとおしかったりしますが、道はさらに登坂して続いています。
■でもこれは一体何としたことか、進むにしたがって次第に荒廃気味に…。枯れ草まみれの上に、倒木が路面を遮っていたりします。
■倒木を乗り越えた先の区間は路肩が半ば崩壊していました。路面も右手の谷に向かって斜めって危険な状態です。もはやまともな道としての機能は失せているようで、言うまでもなく車両の通行は不可。よってダートが放置、荒廃しているのは納得ですが、状況としては楽しくなってきました。
■「あちゃ〜、路面が崩れているよ!」オフバイクの機動力を活かしてさらに前進するも、枯れ草が保護色となって分かり難いですが、行く手には規模の大きな路面崩落箇所が! それでも左手に僅かなスペースが残されていたので突破も可能ですが、万が一、ということもあります。こんな場所で崖落ちしたら自力脱出はまず不可能であり、発見されるのは何ヶ月先になることか…。よってここは潔く勇退、未走破ながら長沢線の探索はこれにて終了としておきました。
→探索終了!
→状況を把握する!
→その先を眺める!

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