このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.11.23
No.F-032

蛭沢線■広野町 ■半ダート ■接続→叶沢線
■「南沢」地区(折木鉱泉付近)から叶沢線とを結ぶ

 クレバス区間も存在するが、若干の荒れもまた一興な雑木山ダート 

 ↓雑木林のような山中を行くダートが気持ちいいです。前半区間で荒れが見ら
 れましたが、まだ楽しめるレベルなので、それも一興なちょうどよい感じ。


……こんな感じ……
■折木鉱泉そばの「南沢」地区から叶沢線に接続するダート林道。南沢側の起点直後区間にはクレバス等で若干の荒れが見られた。路面はその大部分が砂地っぽい砂利質で、前半区間を除いて基本的には走りやすいが、フワフワした区間もあるので、ハンドル取られには注意。ダートは全線に渡って森の中を行くため景観的な楽しみは望めないが、雑木林のような明るい森の雰囲気は悪くはない。僅かながら沢沿いコースも存在する。県道35号線から五社山黒森大内線へと向かう場合、気が向いたら経由してみるのもいいだろう。また、途中には無数に分岐地点が存在するので、道間違いにも注意されたい。

■折木鉱泉若松屋旅館付近の南沢地区にある蛭沢線の入口です。なお、この付近は一般道は言うに及ばず、無数の林道が入り組んでおり、林道標を見つけられないと、名のある林道もただの名無しダートとして見過ごしがちな要注意エリアですが、幸い、この地点には林道標があり、これは林道探索者にはとても助かります。でも、完抜け先の叶沢線とのT字路側には林道標は無かったような気がしますが…。
■林道標の立つ起点から距離にして約10メートルほどでしょうか、登り右手カーブを曲がった先からダートが始まります。一見すると穏やかな雰囲気に見えますが、ダート開始早々、大きなクレバスが路面を斜めに横切るように発生、蛭沢線はガレ区間からのスタートとなりました。
→路面状況を眺める!
■起点直後のクレバス区間をやり過ごし、路面に堆積した落ち葉をカサカサと踏みしめながら先へ進みます。そこにわだち跡が見られなかったことから察するに、この区間は例のクレバスによって車両の通行が途絶えてしまったのか、落ち葉まみれのダートはどことなく山道のような感じです。それでも周囲の雑木林のような明るい森の雰囲気は悪くはありません。
■そして今度は倒木です。ちょうど路面が左手路肩側に崩れかけたように斜めっている地点で、行く手を塞ぐように木が1本倒れていました。小さな小枝が邪魔ではありましたが、前屈みでその下をくぐって通過することはできそうです。この程度の僅かな荒れなら、苦というより楽しい感じで、なかなか味な真似をしてくれるダートが続きます。
■しばらく、やや荒れた区間を進むと、ここから路面にワダチが見え始めました。ちょうどこの少し手前で作業系の軽トラとすれ違い、また、路肩に切り倒した木が転がっていることから、少しづつ復旧というか、手入れを行っている様子でした。
■その後、どことなく砂地っぽい、小石の混じったワダチダートに沿って進むと、鋭角に切り返すような形で左手分岐が現れました。ここに標識や林道標の類は無く、紛らわしいかんじですが、本道は直進方向になっています。ここを左折すると県道35号線方面に戻ってしまいます。
→分岐先を眺める!
■左折分岐からほんの少し進むと、Y字のような右折分岐がすぐに現れました。やはりここにも標識類は一切無く、先ほどの左折分岐よりもさらに紛らわしいですが、 蛭沢線本道は左手直進方向なので要注意です。ちなみにここを右折すると蛭沢線の起点である南沢地区に戻ってしまいますが、途中には「恐竜発見地」があるので、気になるようなら寄り道してもいいでしょう。
→分岐先を眺める!
■右折分岐を過ぎて先へ進むと登坂区間が始まります。坂道をたどると路肩右手にサビサビの旧式タイプの林道標が、そのほんの少し先で左手分岐が現れました。この分岐はどうも作業道くさく、あまり迷うこともないと思いますが、ここは右折して進みます。なお、 勾配自体はさほどキツくはないのですが、作業車の通行を考慮してか、ご覧の通りコンクリ打ちっ放しで簡易舗装されている箇所もあるようです。ま、ほんの僅かなので、これくらいは全線ダートとしておいても構わないでしょう。
→林道標を眺める!
■サビた林道標を横目に本道を進みます。ほどなくするとダート左手に小さな沢が寄り添ってきました。これが林道名でもある「蛭沢」かどうかは不明ですが、沢沿いの木々には杉に混じってまだ紅葉が見られ、なかなか良い雰囲気です。でも「蛭沢」というくらいですから、この辺りには山ビルなんかが出現するのでしょうか?
■沢の流れに沿ってダートをたどると今度はY字分岐の出現です。蛭沢線本道は右手側ですが、どうもこの辺りは材木切り出しの林業系というよりも、枝打ちや倒木処理などの治山系の作業がたまに行われているらしく、所々の路肩にその痕跡が見られ、ここはそのための作業道といったところでしょうか。国土地理医院の地図上では山道の破線で完抜けしているように描かれていますが、路面状態は本道と大差ないのでとても紛らわしいですけど。その先は実際にはどのようになっているのかは、未突入につき不明です。
■先述した分岐を過ぎると、路面は再び落ち葉まみれになりました。ワダチも消えてダートはまたしても山道っぽい雰囲気になりますが、秋も深まった11月下旬の探索時においては、藪の繁茂もなく、木々の隙間から陽射しの差し込む明るい雰囲気で、陰鬱さは感じられず、なかなか気持ちの良い区間になっていました。
■その後、雑木林のような明るい落ち葉ダートに沿って登坂しながら進むと、いきなり舗装T字路に突き当たりました。ここに林道標は無くやや唐突な感じですが、どうやらここが叶沢線との接続地点である終点のようです。始めてここにやって来ると左右のどちらに進むべきか迷うこと必須ですが、左折して進むと、コンクリ橋のそばに叶沢線の林道標が立っています。ちなみに、叶沢線経由で五社山黒森大内線へと抜けられますが、県道35号線から五社山黒森大内線を目指す場合、メインルートの南山線、叶沢線経由だと舗装路ですが、蛭沢線経由だとダートが楽しめます。
→探索終了!

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