このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.05.22
No.F-034

琵琶首線■柳津町 ■半ダート ■接続→琵琶首支線
■県道32号線琵琶首地区付近から琵琶首支線林道に接続

 緩いカーブと坂道でダラダラと峠を目指す農作業道を兼ねた半ダート 

 ↓中盤以降に現れるダート区間はフラットでとても走りやすいですが、眺望的
 なものは望めないので、ここは走りに専念するしかないでしょう。


……こんな感じ……
■農道を兼ねた半ダートの完抜け林道だが、終点でピストンの琵琶首支線と1本道で接続しているため、事実上はピストン林道。水田の起点から入線すると山中に開けた畑地脇を抜けて山中を目指すが、前半区間は舗装されており、中盤以降がダート区間になっている。ダート路面は土質っぽいが、固く踏みしめられたフラットで、いたって走りやすい。沿道は森の木々に囲まれており、眺望は全くきかないが、コース的には僅かにカーブした直線区間が続き、見通しが良いので、ダートのハイスピード走行が楽しめるかも。小さな峠になっている終点の琵琶首支線との接続地点までには、途中、2箇所にゲートゲートが存在するが、そのいずれもオープンされている。

■県道32号線琵琶首地区付近から1車線舗装路で何気なく分岐している琵琶首線の起点です。 その入口には杭状の林道標が設置されていますが、林道標脇の看板には「農作業道につき農作業以外の車の進入を禁止します。」なる文言が! ということで、琵琶首線の起点直後の区間は農道を兼ねているようですが、ここは遠慮無く突入させていただきました。
■県道脇に広がる水田を横切って延びる舗装路を進みます。少し行くと県道沿いに流れる滝谷川を跨ぐコンクリ橋があって、その手前にマタギ小屋のような三角屋根の炭焼小屋がありました。チラリと覗いてみましたが、ここしばらくは使用されていないようです。
→川を眺める
■滝谷川のコンクリ橋を渡って進むと、山中の谷間にぽっかりと開けた畑地の中を緩くカーブして道が延びています。ここで何を栽培しているのか分かりませんが、ビニールハウスがやたらと目につきました。でも、特に気になる物は何もありません。
■畑地を抜けると、今度は森の中を僅かに登坂しながら進みます。地図上での位置的には舗装路の左手に滝谷川の流れがあるはずですが、全く望むことはできません。ここまでのところ、路面は舗装路続きでやや単調気味ですが、一度起点から突入した以上は終点を目指します。なんだか全線舗装の嫌な予感が脳裏をよぎります。
■でもオール舗装の予感は見事に外れ、その心配は取り越し苦労になりました。しばらく進むと舗装路がプツリと途切れ、その先にワダチダートが現れます。この地点には遮断機およびチェーンタイプのゲートが二重で設置されていましたが、よく眺めてみると前者はバーの部分がサビで朽ち果てて完全に消滅、後者の方はダラリと弛んだ状態に。こりゃ、意味ないし…、と思いつつ、ゲート脇の看板を眺めると、そこには「この先2kmより全面通行禁止です。 平成8年5月に土石流が発生し復旧工事を行っています。現在、経過観察中であり観測機器も設置されていますので国有林への立入を禁止します。 会津森林管理署」なる一文が! 一体いつまで復旧工事をやっている? と思いつつ、ここは事実上のオープン状態なので、もちろん突入させていただきました。
■ダートは土質っぽいですが、思った以上に固く締まったフラットな感じでとても走りやすくなっていました。周囲の森はよくある杉林ではなく雑多な広葉樹の森になっていて、雰囲気的な明るさには欠けますが、さほど悪くはありません。
■僅かに登り傾斜がかった、どことなくビシッとした締まりのないユルい感じのストレートを進みます。時折現れるカーブもゆったりしたものなので、ここはハイスピード巡航も可能でしょうが、特に飛ばす必要もないのでトロトロとゆっくり前進します。
■途中のとあるカーブ区間です。大きく弧を描いて山肌を回り込んでいますが、Rが緩いので、その先の見通しが良く利きました。路面にも浮き砂利などは見当たらず、イイ感じでダートワインディングを楽しめそうな雰囲気になっています。対向車もここでは滅多なことでは現れないでしょう。多分ですけどね。
■さらに進むとダート沿いにまた看板がありました。そこには「立入禁止 観測機器及び治山施設が設置されています。この先・・・ですので・・・で・さい 会津森林・・・」(←原文ママ)なるかすれた文字が! なお、この地点には遮断タイプのゲートが設置されていますが、ここもバーの部分は朽ち果てて既に消滅済み。よってそのまま先へと突入させていただきましたが、それにしても復旧工事の「経過観察」とか「観測機器」って一体なんなのでしょう? …ま、いいか。
■ゆっくりと僅かづつ津反する形でダートが延びています。ここまでとてもフラットな路面が続きますが、途中に1箇所だけ、こんな感じでややガレた雰囲気の区間がありました。路肩が大雨か何かで大きくえぐれて発生したクレバスを、岩コロで応急的に埋めたような感じです。でも、多少ガタガタする程度の僅かな荒れでした。フラットダートのアクセントとしてはちょうどよい感じでしょう。
→路肩を眺める
■僅かなガレ区間を過ぎてさらに前進すると、ここにきて坂道がやや急になりました。カーブも細かなものが連続し、雰囲気的に峠に向かって最後の登坂ラッシュをかけているような感じです。でもそれはこれまでの区間と比較すればの話で、特に激坂や鋭角的な急カーブがあるわけではありません。
■しばらくすると山の木々に囲まれた切り通しのような峠に登り詰めました。峠は広場になっているようなこともなく、特に何も無い無名峠のような感じですが、ここにはチェーンタイプのゲートが存在します。ただし、これまでのものとは異なってそのチェーンに弛んだ様子は見られません。そしてその手前にはくどいほどの例の「立入禁止」の看板が…。ちなみにこの地点の路肩には杭状の林道標があり、それには琵琶首支線と記されています。したがって琵琶首線はここで終点となり、これより先は名を変えて琵琶首支線となっているようですが、両林道は事実上の1本道です。
→探索終了!
→琵琶首支線に突入!

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