このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.11.24
No.F-036

硯石線■いわき市 ■全線ダート ■分岐→折松線・鶴石山線・硯石支線・官沢線・盤木沢線
■天王地区より宮沢線、盤木沢線とのT字路を結ぶ

 断続的な坂道で峠を越えて低山地帯に延びる雰囲気の良い完抜けダート 

 ↓前半、序盤はややダラダラとした坂道が続きますが、中盤の山頂地帯は雑木
 林のような森を抜けて良い感じです。接続、分岐林道が多いのもグッド!


……こんな感じ……
■県道20号線沿いの天王地区より往生山(599.1M)を回り込むようにして延びているダート林道。路面はは砂利質で多少のガタガタ感は部分的にあるが基本的には走りやすい。途中の鶴石山線殿分岐地点まではいわき鶴石牧場へのアクセス道を兼ねているため、一般車の通行も若干あるが、その後はワダチダートとなってより林道臭が濃くなってくる。コース的には硯石支線の分岐地点を挟んで前半は所によってややキツめの登り、後半はダラダラとした下りで断続的に坂道が続く。始終、森の中を抜けているため、植林地帯を除いて眺望的なものは望めないが、沿道に広がるの雑木林のような森の雰囲気はよい。加えて当林道より分岐、接続する林道が多いのも好印象。

■硯石線の起点はこんな何気ない舗装カーブの途中にあります。 県道 20号線から天王地区方面に曲がって道なりに進むと、やがて急カーブの登り坂になりますが、ここで何気なく右手路肩に目をやると、ポツンとそこに杭状の林道標が設置されていました。
→林道標を確認する!
■杭状の林道標があった地点から少し進むと、いよいよ硯石線のダートが始まりました。ここは車両の通行もたまにあるのか、路面は固く踏みしめられた砂利質で、細かくカーブを繰り返しつつ、やや急な登坂路が続いています。
■短い距離で標高を稼いでいるためか、見通しの悪い登坂カーブが連続するため、対向車のいきなりの出現に備えて気を抜けません。路面も固く締まってはいますが、所々で大きな石ころが地面からあちこちで頭を出しており、意外とガタガタとした状態です。思っていた以上にゴツゴツとした無骨な感じのダートで少し緊張しますが、時折路肩に現れるハっとするような真っ赤に色付いた紅葉が気を落ち着かせてくれました。
■延々と続く急カーブ&登坂路に沿って黙々と進んでいくと、とあるカーブの途中、右手に看板状の林道標がありました。似たような看板が3枚も並んで設置されていますが、どれも見事なまでにサビが進行しており、真っ茶けています。ここが元々の起点かどうかは知りませんけどね。
■ダートを進み、標高が上がるに連れて路肩の紅葉がさらに目に付くようになりました。広葉樹は道沿いに連続して生えているのではなく、ポツポツと思い出したように生えています。紅葉の群落も素晴らしいですが、こんな感じでチラホラと現れる方が、一つ一つの鮮やかさが目について、これはまたこれでオツなものですよ。
■お、進行方向の逆向きに鋭角に切り返すような形の分岐ダート(右手です)が現れました。こうして画像でみる限りどちらが本道か紛らわしいですが、実際には「道なり」と言っておけば、進行方向を間違えることはまずないでしょう。それにしてもこの分岐は一体どこに通じているのでしょうか?
→分岐ダートに突入!
■分岐ダートを後にしてさらに前進します。硯石線のダート沿いの森は基本的には杉林でしたが、時たまこんな感じで広葉樹の森にさしかかります。紅葉の関係ない杉林の単調気味な緑一色とは異なって、黄色に赤、それにオレンジの混ざり合った紅葉の色彩は素晴らしく、しばしXRを止めて眺め入りました。やっぱり林道はなんと言っても紅葉時が一番ですね。
■おや、また分岐が現れました。どこかひょろりとした感じで頼りなさげな砂利ダートが左手斜面に登っています。周囲には特に標識も無く、これは雰囲気的にただの脇道ピストンくさく、もう騙されないぞっ、と思いつつも、やっぱり分岐ダートを目にすると気にかかってしまいます。これじゃ、いくら時間があっても足りないですけど。
→分岐ダートに突入!
■再び杉林の中を進みます。頭上に「山火事注意」の横断幕が張られており、何となくこの先には木材集積の土場でも現れそうな雰囲気がします。路面にも所々でトラックが通過したような、圧縮されたワダチもあったし。平日などでは木材搬出作業と鉢合わせてしまうことがあるかもしれません。
■その先にはやっぱり土場がありました。ここはちょうどY字分岐になっていて、路肩スペースに木材がびっしりと組み上げられています。 ちなみに本道は道なりにカーブしている左手で、 直進方向は折松線ですが、ここには林道標が設置されていないので、進むべき方向に注意してください。
■折松線の分岐を過ぎてさらに進むと、道すがら木材切り出し現場が続きました。この地点はトラックのタイヤが路面を掘り下げた大きなワダチができており、こね回された土がジメジメした感じで、一雨降ればヌタヌタになりそうな雰囲気です。幸い、木材満載の大型トラックはいませんでしたが、ここでは軽トラが何か作業をしていたので、そっとその脇を通り抜けます。
■土場を過ぎると、やや平坦がかった区間に差しかかりました。路面はダートですが、幅員も広くてなかなか立派な感じです。この先にはいわき鶴石牧場があり、そのため林業関係車両以外に一般車の通行もたまにあるようで、路肩に電立ち並ぶ電柱もそこへと続いているのでしょう。
■平坦区間を進むとやがて行く手にY字分岐が現れます。硯石線をそのまま進む場合は急カーブしている左方向に向かってください。一方の舗装路となっている直進方向は鶴石山線で、これは先述したいわき鶴石牧場方面に延びています。なお、ここには鶴石山線の林道標のみが設置されていますが、その位置が微妙なため事前知識がない場合、やや紛らわしく感じるかもしれません。ちなみに鶴石山線はこの先にあるいわき鶴石牧場入口(入口には「いわき遠野牧場」と記されています)の分岐地点からダートになっています。
→分岐地点を振り返る!
→鶴石山線に突入!
■鶴石山線との分岐地点の急カーブを曲がって進むと、これまでとは打って変わり、ダート路面や周囲の雰囲気がぐっとより林道らしくなってきます。起点から鶴石山線との分岐地点までは牧場へのアクセス道も兼ねているので車両の通行量もそれなりにあるようですが、ここより先に入り込むのは林業関係車両もしくは林道愛好者くらいなものでしょう。そのギャップが大きいので、ホントにこちらでいいのか…、と一瞬不安になってしまうかも。
■所々で杉の木の混じった雑木林のような森の中を進みます。多少の勾配はありますが、それもなだらかな感じで特に急坂などはなく、しっとりと落ち着いた穏やかなダートが続きます。ふと立ち止まれば辺りはシンと静まりかえって物音ひとつせず、ここは良い雰囲気です。
→さらに硯石線を進む!
→もう飽きた…

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