このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 大窪林道/ Okubo林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.08.12 / No.F-065 
 [ 所在地 ]昭和村 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]玉川林道 [ 分岐林道 ] 畑小屋林道 ・下郷支線林道
 雰囲気の良い広葉樹林帯の尾根筋を極上ダートで縦断、走り応えは抜群!

島県下でも延長距離を誇り、 また駒止湿原への入口もある大窪林道のR400号線側の入口です。3桁国道ならではのクネクネとした幅員の狭い舟鼻峠のカーブ脇にダートの入口があり、踏切式の遮断ゲート脇にはコンクリ製の林道標も設置されていました。 起点であるこの舟鼻峠ですでに1037mの標高がありますが、大窪線は砂利ダートの急勾配でスタート、一気に登坂して高度を稼いでいくことになります。
→起点を振り返る!
線すると早速登坂区間が始まりました。山肌をクネクネと巻くようにして距離を稼ぎつつ連続して登っていきます。ここではまだ道すがらの眺望は望めませんでしたが、高度を一気に稼いでいることだけは実感できました。
「まだ続くのか・・・」入線直後に始まる連続登坂は一向に途切れることなく続きます。どこまでも続く急勾配に少々飽きてきた頃合いでしょうか。左手路肩の灌木が開けて、秋枯れしたススキ越しにそこから素晴らしいパノラマが展開しました。全体的に雰囲気のとても良い大窪林道ですが、パノラマ景観が楽しめるのは、この連続登坂区間のみです。
→眺望を眺める!
の紅葉したパノラマを堪能しつつさらに登坂して進みます。ここまで一気にかなり標高も稼いできたので、そろそろ勾配は終わりかも…と思いますが、そのつど急カーブで切り返す形でさらに登坂路が続きました。別にトロトロと走っていてもいいんですけど、やっぱりある程度のスピードは出したいし。
タガタとさらに登坂することしばし、再び眺望ポイントが現れました。 先ほどの場所よりもさらに高度が上がったためか、この地点からの眺めはさらに素晴らしく、大窪林道最高の見せ場になっているようです。ただ。それでもバイクにまたがっていると、このような感じですが、バイクを降りて路肩にたたずむと眼前に大パノラマが展開します。
→眺望を眺める!
→眺望を眺める!
窪林道最高のビューポイントを過ぎると、入線直後からの連続登坂区間がようやく終わりました。一気の登り切ったことで、以降は比較的なだらかな尾根筋伝いのコースが続くようです。また、高所であるゆえに自然状況が厳しいためか、周囲には鬱蒼とした森ではなくてクマザサや低灌木の森が広がっており、どことなく荒涼とした雰囲気が漂っています。
枯れで葉を落としてハダカ状態になった灌木の森の中を突っ切るように抜けて進みます。両路肩には人の背丈以上もあるクマザサが茂って回廊を形成していますが、秋のこの時季にはその勢いも弱まるのか、あまりうっとおしさは感じられませんでした。路面に散らばる枯れ葉を踏み付けるカサコソ音に秋を実感します。
窪林道の路面は全線に渡ってとても状態が良く、加えてここ尾根筋区間では急カーブもなく極上なダートが続きます。車両の通行が多いといっても、極たまに対向車(探索時には3台のみ)とすれ違う程度で、全くの静寂そのものでした。秋も押し迫った侘びしい雰囲気を楽しみつつ、ストレスなく走れるのは最高の贅沢でしょう。
れこれ、こういうストレートが気持ちいいんですよね。真夏の時季なら緑一色でともすれば重苦しい気もしますが、この時季は木々が秋枯れして見通しも良くていたって開放的です。気温も汗だくよりは肌寒いくらいがちょうどいいし。
してストレートの後に現れるカーブも緩くなだらかでいい感じに! 基本的にはストレート主体ですが、やはりそこには適度なカーブがあった方が変化が付いてより楽しめます。路面は区間によってはズルズルとした砂利質でしたが、適度なスピードでに走っている分にはズッてしまうこともないでしょう。もちろんその気になれば高速巡航も可能ですけど。
根筋区間に入ってからそれなりの距離を走ってきましたが、どこまで進んでもこんな感じで同じ景色が続きます。もうどれくらい走ってきたか分からなくなってきました。それにしても、やはり林道は秋のもの悲しい時季が最高ですね。晩秋の人気のない荒涼とした侘びしい雰囲気をしみじみと味わいつつ前進します。
かに蛇行しているストレートです。相変わらず同じような景色が続き、変化がないと言えばそれまでですが、この静寂な雰囲気はいくら味わっても飽きがきません。そこに何を求めるかによって個人差はあるでしょうが、福島県下では、今のところ個人的にはこの大窪林道の雰囲気が最も優れていると思います。ただし秋限定ではありますが。
や、右折分岐が現れました。ここに林道標はなかったですが、どうやら右手は畑小屋林道のようです。緩い下り坂が山肌の向こうへと延びていました。この畑小屋林道はここから下って「畑小屋」地区に至り、最終的にはR401号線へと抜けていますが、 ダート的にはこちらも大窪林道に劣らず美味しそうな感じに。よって、このまま大窪林道を突き進むも良し、畑小屋林道に進んでむるもまた良しで、なんとも贅沢な悩み所となっています。時間に余裕があれば一往復してみてもいいかもしれません。
→畑小屋林道に突入!
小屋林道の分岐を後にしてなおも尾根筋に延びる大窪線を進みます。先ほど「同じような景色が続くのでどのくらい走ってきたのか分からなくなった」と述べましたが、畑小屋林道の分岐が現れたことで、おおよその走行距離が手持ちの県別地図から判明しました。それによればこの辺りが全行程の中間点といったところらしいです。ということは、まだまだダートを楽しめるわけで、なんだかとても嬉しくなってしまいました。
の尾根地帯の平地となった雑木の森、というか林の中を抜けてダートは延びています。木々に僅かに残った木の葉や路肩のススキの穂、路面に降り積もった枯れ葉に深まる秋を実感、真夏のギラつく太陽の下にて汗だくハードに走る荒れたやさぐれ林道とは一味も二味も異なった良い雰囲気です。やっぱり秋は良いなぁ・・・。
→さらに大窪林道を進む!
→探索中止・・・
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