このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2011.01.02
No.F-101

旗宿金山線■白河市(含旧表郷村) ■半ダート ■接続→厨川線 ■分岐→木戸ヶ入線
■白河市県76号線「旗宿」地区(白河関跡)から厨川線とを結ぶ

 なだらか調子で峠越えをする定番ルートはストレス無しでのんびり楽しめる! 

 ↓全体的に明るい雰囲気の旗宿金山線ですが、途中の峠付近では高所ゆえの開
 放感も。路面的にも落ち着いているので、ここはのんびり楽しめるでしょう。


……こんな感じ……
■白河市「白河関跡」から延びて犬神湖を経由、隣接する棚倉町との境にて1本道状態で厨川線に接続する峠越え林道。関所跡脇から舗装路状態にて入線すると、やがて何もない田圃脇からダートが開始する。ダートは固く締まったフラットな砂利質。途中に存在する峠を挟んで勾配区間が連続するが、基本的にはなだらか調子であるため険しさはほぼ皆無と言える。このように走りやすく、また八溝山方面への抜け道的存在でもあるため、旗宿金山線→厨川線→大森線→真名畑八溝線と乗り継ぐ定番ルートの一角を形成。沿道の雰囲気も明るめで開放的であり、旗宿金山線はのんびり林道探索するにはうってつけの1本となる。

■白河市と棚倉町とを結んで山越えをする旗宿金山線の白河市側の入口です。場所は全国的に有名ではありますが、特になにもない公園のような雰囲気の「白河関跡」にあって、県道から何気なく細い舗装路でスタート。正月2日目とあって、甘酒の出店に群がる関所目当ての数台の観光客の車を尻目に、閑散とした関所などは見学せずそそくさと旗宿金山線に入線します。
→林道標を眺める!
→林道標を眺める!
■観光名所「白河の関跡」は意外と広く、関所跡の他にも「白河関の森公園」などが併設されているようで、舗装路でスタートした旗宿金山線は、田圃の中を前方の関の森公園方向へと続いています。この付近は舗装路が交錯していますが、道筋はそれとなく分かるでしょう。
■「いよいよここからか!」関の森公園入口付近にて適当に右折、農道じみた舗装路をたどって進むと、やがて舗装が途切れてダートが始まりました。ダートは田圃脇に延びて農道然とした雰囲気ですが、無数のタイヤ跡が刻まれているので、旗宿金山線はここを進めばよいと確信します。
■進むに従って次第に崎細りする田圃脇を抜けると、やがてダートは前方に見えていた森の中へと突入しました。といってもすぐに勾配が始まるのではなく、しばらくは人の気配が全くしない荒れ地のような淋しい林間に平坦路が続きます。
■荒れ地のような林間コースを抜けるとやがて緩やかな登り坂が始まりますが、少し進んだ先にてブロックタイプの正式な林道標がありました。でもそこには林道名が「旗宿・金山林道」と記されていましたよ。できれば林道名は、どちらでもよいから「旗宿・金山林道」もしくは「旗宿金山林道」に統一していただきたいものですが、ま、世間一般的にはそこまで重要性はないか。
■「雪だ!」その後、さらに前進するとうっすら状態ではありますが、このような積雪区間が現れました。福島県でもこの地域は降雪は少ないので、てっきりただ寒いだけだと思っていましたが、山中に延びる林道ではそれはちょっと甘かったようですね。ただし、積雪といってもこの程度なので、さしあたっての問題はないですけど。
■そして、僅かに雪化粧の施されたダートを進むと、「しゃだんき 100m先」なる警告板が!
■で、100m先に現れたゲート地点がここです。ゲートは遮断器タイプではなく、チェーンタイプのものでしたが、幸いにしてオープン状態にありました。どうやら、先ほどの警告板はかなり古い物であったようですね。ちなみに、このゲートが閉じられていたという話は聞きませんが、もしもそうであったとしたら、かなり運が悪かったと言えるかもしれません。
■開放状態にあったゲート箇所を過ぎてさらに前進すると、とあるカーブ地点にて右折分岐らしき地点が現れます。そこには真新しいお手製の「滝入口→」とだけ記された道標が設置されており、なので、てっきり滝に向かって道が延びているのかと思うと肩すかしを喰らってしまうので注意して下さい。その訳は現地に立てば分かります。
→右折分岐を眺める!
→付近を調べる!
■「滝の清水」と、何だかよく分からない「滝入口」は、ざっと眺めるに止めて旗宿金山線の探索を続行します。その後も時折現れるうっすらと積もる僅かな積雪は見た目にも美しく、「この分なら問題ないな!」と思いきや…。
■日陰となった登り坂の急カーブ地点では、半凍結にて圧雪状態になった積雪が! とは言っても、地面の砂利が頭を覗かせているので走行には問題なかったですが、この程度とはいえども、まさかのスリップゴケに対する警戒だけは怠れません。
■ただし、同じ急な登り坂でも陽当たりの良好な区間ではご覧の通りに。僅かに砂利のズルズル感が感じられましたが、全くもって気持ちの良い限りでした。とは言っても、吹きさらしの冬の山の気温の低さだけは、全身縛れるかなりのものがありましたけどね。
■「支線林道発見!」陽当たりの良い登坂路を登っていくと、左手に分岐する支線林道を発見しましたよ。その入口は「これより先一般車両進入禁止」やら「通行止」の看板と共に真新しく光り輝く鎖にて封鎖されていましたが、路肩に設置されていた杭状の林道標によれば左折側は木戸ヶ入線であるとのこと。ここはてっきりピストンかと思いきや、林道標には「終点」なる文字があり、どうやら木戸ヶ入線は県280号線表郷番沢地区へと抜けている模様。ゲートを強○突○するのは面倒くさかったので、ここは見逃しましたが、いつかそのうち抜ける機会もあるということで。
■積雪量的には大したこともないですが、路面が雪に覆われている箇所がその後、進むにつれて格段に多くなってきたようです。山越えする林道では、「山裾では春状態であっても峠付近では積雪に見舞われていた」と言うことはよくあること。なので、全面的な楽観は許されませんが、状況的にはなんだか面白くなってきましたよ。
■旗宿金山線は白河関跡側から入線すると、途中左手に金山線を分岐して厨川線に接続するまでに2度の峠越えをしますが、ここがその1箇所目の無名峠地点です。時に急坂を交えつつも、基本的にはなだらか調子にて峠へと至りました。そして峠を越えたので、ここから先は犬神ダム湖畔にある金山線との分岐地点までは、当然ながら連続した下りコースが始まります。
→さらに旗宿金山線を進む!
→探索中止…
→展望を眺める!

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