このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2012.01.02
No.F-113

高内線■棚倉町 ■半ダート ■分岐→高内支線
■県60号線「強梨」地区から山中に延びる

 僅かな期待を込めて舗装区間をたどった先で直面してしまう残念な現実 

 ↓最終的には路面はダート化しますが、お約束の仕掛けによって実質走行可能
 なのは舗装区間のみ。高内支線へと乗り継ぐ場合にのみ僅かな存在価値が…。


……こんな感じ……
■県60号線沿いの国有林へと向かって延びる無数のピストンの1本。途中の「高内」集落への生活道路を兼ねているためそこまでは舗装状態にあり、高内集落を過ぎた地点で路面はダート化して林業系林道の雰囲気が濃くなってくるものの、ゲート封鎖によって肝心な区間へは進入不可になってしまう。なので、実質的に走行可能となるのは残念な舗装区間のみ。林道沿いに流れる大沢が唯一の景観的なものとなるが、立ち止まって眺めるほどのものでもなく、杉の山林に囲まれた沿道の雰囲気も暗い。ちなみに、高内線系の支線としては「高内林道畑窪線」がそばに存在するが、アプローチするには途中で分岐する「戸中林道高内支線」を経由する必要がある。

■県60号線沿いの「強梨」地区にある県道のバイパスルートにある高内線への入口です。県道からは少し入り込んだ地点に位置しているため、わざわざ高内線を目指すのでなければ、まず気にも留めないというような地点であり、「シーズ」という砕石業者の看板が目印になっています。
■県道のバイパスルートから砕石業者の敷地へと立ち入るように進むと、事務所の脇に「高内林道起点」と記された林道標がポツンと立っている林道入口がありました。ちなみに、ここは十字路になっていて右折側は砕石業者の敷地に延びていますが、左折側は幅広な怪しい廃道となっています。
→廃道を眺める!
→右手を眺める!
■砕石場の脇から高内線へと入線しますが、そこで待っていたのは昼なお薄暗い杉林の中に延びる舗装路。薄暗くて寒くて舗装路とあっては、とくになにも述べることはありませんが、そういえば、林道沿いに流れる沢筋では寒さによって流れが凍り付いている箇所があったっけ。
→凍結箇所を眺める!
■大沢の流れに沿って薄暗い杉林を抜けると、こんな感じでちょっと開けてきますが、ここも路肩の斜面が完全凍結状態に。山肌から清水のようなものが染み出しているのですが、それが巨大な氷柱と化していました。林道は舗装されているので、それくらいしか見るべきものがありません。
→氷柱を眺める!
■杉林を抜けて視界が開けてくると、その先に「高内」地区の民家らしき建物が見えてきて、やがて左折するダート分岐が現れます。これは付近に位置する戸中線とを結ぶ高内線の入口ですが、ここには林道標の類がなにも設置されていないので、ただの未舗装な脇道程度にしか見えません。なお、ここで分岐している高内支線の正式名称は「戸中林道高内支線」であり、どうやらこの高内線に属する支線ではなく、なぜか戸中線に属する支線となっているようです。ま、名称にこだわらない方にはどうでもいい話ですけど。
→高内支線に突入!
■高内支線を後にして少し進むと高内地区の民家脇を通りますが、それはすでに廃屋状態に…。「ここは廃村か?」とも思ってしまいましたが、付近には生きた民家もあって、電線などのインフラが引かれていました。おそらく、今は正月なので皆さん、自宅に引きこもっているのでしょう。XRのエンジン音に不審がられないうちに、ここは早々にその先へと前進しておくことにします。
■廃村と見間違えるような淋しい高内の集落を末端まで進むと、そこでようやく路面はダート化しますが、僅か数十メートルほど進んだ地点で、前方には林道で見たくない嫌なものの存在が…。
■ そう、行く手を塞ぐゲートです。しかも、 多分そうなのかもしれませんが、 「ほんとにそうなのか?!」と疑いたくなるような「路面崩壊」やら「伐採作業中につき…」とのお決まり文句の看板がゲート脇をきっちりガード。どうやら、付近の林道ではお約束になりつつある看板を利用した封鎖の仕方でした。コチコチに凍り付いていたとはいえ、走りやすそうなダートがその奥に続いているというのにねぇ…。というわけで、走行可能な区間のほとんどは残念な状態にあった高内線の探索はここで強制的に終了です。
→探索終了…
→その先の様子を眺める!
→付近を眺める!

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