このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.05.04
No.F-118

牧場線■飯舘村 ■全線ダート
■飯舘村「小宮」地区内に延びる

 林道名が示すとおりにまったりとのどかな雰囲気にあった牧場線 

 ↓「まきば」と読むのか「ぼくじょう」というのかは分かりませんが、とにか
 くのどかな雰囲気に溢れていた小さな林道でした。それなのに…。


……こんな感じ……
■飯舘村「小宮」地区に存在している全線ダートの完抜け林道。その林道名はズバリ「牧場」であるが、実際に林道が抜けているのは穏やかな様相をみせる里山的な森の中であり、そこを抜ける砂利のダートは平坦コースが続いて静かなまったりとした雰囲気が漂っている。延長距離は長くはないので、一気に駆け抜けてしまえばあっという間であるが、たまにはまったりのんびりと走りたいという方にはちょうど良い具合の1本と言えただろう。なお、林道の位置する小宮地区には「飯舘牧場」が存在していたので、林道名の由来はそれに関係していたのかもしれないが、正確なところは不明。林道標は終点を示す物が1本だけダート区間の途中に存在していた。

■あの最悪な事故により全国的に有名となった飯舘村「小宮」地区にあった牧場線の入口です。「まきば」と読むのか、「ぼくじょう」と読むのかは今もって不明ですが、ここへはのどかなその林道名に惹かれてやって来たんだっけ。 最寄りの県道31号線からのどかな田舎道を進むことしばし、 「萱苅庭」集落近くの田圃脇にて目立つことなく牧場線の入口は存在していました。
■で、これが入口から眺めた牧場線の様子です。ダートは大きくカーブを描いて前方の森へと向かってスタートしていました。こうしてあらためて眺めてみると、それは実にのんびりとした穏やかな光景であり、なんだか眠気を誘うような雰囲気ですね。
■路面は砂利深くもなく、かといって固く締まり過ぎることもなくてちょうど良い塩梅に。行き交う車両の姿も当然ながら皆無で、ひっそりとした白い砂利のダートがひっそりと静まりかえった森の中に延びています。
■時折、森の暗い木立の中を抜けてゆきますが、ほとんど勾配らしい坂もなくて、全線ほぼ平坦路続きの牧場線。その名の通り、途中にて牧場の脇とか敷地内でも抜けているのかとも思いましたが、とくにそのようなこともないようです。これといった見所はないですが、この雰囲気的、これはこれで悪くはなかったですよ。
■実に走りやすい快適なダートをまったりと進んでいくと、なにもない森の中のとある地点の路肩には「林道牧場線」と記された木杭タイプの林道標がありました。「このような中途半端な地点に?」とも思ってしまいましたが、それには「終点」の文字も記載されていたことから、どうやらここが林道区間としては終点となっていたようです。ただし、コース的にはダートは途切れることなくさらに続いていたっけ。
■牧場線はピストンではなく完抜け林道なので、終点にてとんぼ返りにて引き返すことなくそのまま続くダートをさらにたどって前進します。その後しばらく進むと、やがてこのように行く手に畑地が見えてきて、ダート区間の終了しそうな予感が。
■で、最終的にはこのような舗装に行き着いて林道区間も含めたダートは完全に終了。延長距離的には大したこともない牧場線でしたが、そのまったりとした雰囲気は意外と捨てがたく、「なかなかオツな林道探索ができたな!」と独りうなずくことしばし、あの最悪な事故のせいで今後は困難となってしまった牧場線の探索はこれで終了です。
→探索終了!

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