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探索日 2006.11.24
No.F-125
日渡高野線 | ■いわき市 ■全線ダート ■接続→大沢線・鶴石山線 ■分岐→葭平大沢線 ■大沢線から鶴石山線とを結ぶ |
路面の砂利は区間的に深いが、穏やかな静寂さに包まれた雰囲気は悪くもない |
……こんな感じ…… ■いわき市三和町界隈の林道密集地帯にあって大沢線と鶴石山線とを結ぶ全線ダートの完抜け林道。雑木と植林が入り交じった山林内部を抜けるコースで、路面は目の細かな小砂利が敷き詰められた砂利質となる。基本的にザクザクとした砂利は深く、中盤にさしかかる舗装区間ではやや走りにくい。場所によってはクレバスが発生している箇所もある。沿道はいかにも通行量の希薄さをうかがわせるようなひっそりとした静寂さに包まれており、やや閉塞感はあるものの陰鬱な暗さはなく、総じて穏やかな1本である。アプローチ的には鶴石山線側から入線するのが分かりやすいが、途中にある支線分岐や終点、起点での進むべき方向への道間違いにはだけ注意したい。 |
■県20号線方面とR49号線方面とを結ぶ大沢線から鶴石山線とを連絡するのが日渡高野線。 付近一帯に緻密に張り巡らされた林道網を探索する際にはコース的にも通行価値の高い林道であり、ここは大沢線側の入口です。ただし、分岐元である大沢線は全線舗装の林道なので、こちら側からアプローチするには味気ない舗装区間を進んでこなければなりませんが、それだけにダートで開始している日渡高野線の入口を目にした瞬間の嬉しさは格別でしょう。 | |
■大沢線の味気ない舗装路から折れて、しっとりと落ち着いた雰囲気の日渡高野線のダートに乗り込みます。日渡高野線の位置する鶴石山周辺エリアは実に膨大な数の林道が存在していますが、その反面、舗装林道が多いのも事実。その中でまともな雰囲気を味わえるのがこの林道でもあり、しかもメジャー林道である鶴石山線へと接続しているという点も嬉しい限りです。 | |
■雑木と植林が入り交じった林間に延びる路面は砂利ダート。多少のズルズル感はあったものの、やや薮じみた雰囲気で人っ子一人誰もいない静寂に包まれた雰囲気は心地良かったなぁ。荒れてはいませんが、滅多に人が立ち入らないような感じでしょうか。 | |
■誰もいないひっそりとしたダートをたどって進むと、やがて鋪装された右折分岐が現れます。そこには木杭タイプの林道標が設置されており、分岐が葭平大沢線であるというのはすぐに分かるでしょう。半ダートの林道である葭平大沢線は、実は大沢線の「葭平」側の入口へとつながる林道ですが、付近の林道網を把握していなければ、それを知ったところでちんぷんかんぷんであると思います。 →葭平大沢線の様子を眺める! →葭平大沢線に突入! | |
■葭平大沢線を分岐すると登り坂が開始します。路面を覆うザクザクとした目の細かな砂利は路面維持作業の証かもしれませんが、雨水の流水によってクレバスが発生してしまった箇所もありました。基本的には手入れの入る林道なのかもしれませんが、なにせ通行量が少ないのでね。 | |
■ストレートな登坂区間です。見た目的には穏やかですが、ここはズルズルとして少々走りにくかったような記憶が。ちなみに画像ののコンクリ舗装と思われる地点は側溝を通すための処置であり、舗装区間ではなかったと思います。柔らかい砂利ダートの路面にはXRのスタンドが立てにくかったので、確かそこに停車させたんだっけ。 | |
■ズルズルとした小砂利の登坂区間は走りにくかったですが、そこを登り切るとこのようなフラットな区間が現れました。雑木の森に映えるワダチはとても美しく、おそらくここが日渡高野線で最も気持の良い区間であると思いますよ。 | |
■日渡高野線を訪れたのは紅葉の時季も過ぎた11月です。木々の枝にはまだ僅かに枯れた葉が残っていましたが、そのほとんどは大量の落ち葉となって路面に堆積していました。タイヤが踏み付けるカサコソとした音が心地よく感じられます。完全な冬枯れはもう少しといったところでしょうか。 | |
■で、そんなこんなでふと気が付けば、日渡高野線のダートはとあるカーブを曲がったその先で鶴石山線に突き当たって終了。縁長距離はさほど長くはないものの、そこそこに楽しめた日渡高野線はここで終点を迎えます。なお、ここで右折すれば硯石線方向、左折すると二本川線の分岐を経てR49号線方面へと抜けられます。 | |
■ちなみに、掲載した画像では分かりにくいので補足しておくと、鶴石山線への合流地点はこのような感じ。手前がR49号線方面、左手が硯石線方向、そしてこのカーブ地点のすぐ右手が日渡高野線の分岐となっています。ここはアングル的に画像が撮りづらかったので、分割撮影する形になってしまいましたけどね。リスの描かれた「山火事注意」の看板が目印です。 →探索終了! →鶴石山線に突入! |