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 三森林道/ Mitsumori林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2009.05.05 / No.F-142 
  最大の見所は三森渓谷沿いの区間、景色よし、ダートよしでオフを思う存分楽しめる!


↑コースの半分は県道とされているものの、その実情は「林道」そのもの。素晴らしい景観で思う存分にダートランが楽しめます!
久川の三森渓谷沿いに下るコースで「大久町大久」側の後半区間は県247号線とされているダート林道。荒れのないフラットな路面で気持ち良く爽快に楽しめる。途中には「三森山登山口」および「みつもり天然清水」があるが、最大の見所はなんといっても中盤の三森渓谷沿いの区間だろう。はっとするような美しい渓流風景を眺めながらの快適なダートランは一度訪れたら忘れられない。あわせて後半では荒々しい断崖区間もあるので、まったく飽きのこない1本にもなっている。

 [所在地]いわき市
 [路面状況]半ダート / 完抜
 [接続林道]五社山黒森大内林道・黒森林道・洞滝ノ尻林道
 [コース]五社山黒森大内林道および黒森林道とのT字路から
      大久町大久「与平作」地区とを結ぶ

森林道(手前)と五社山黒森大内林道(左)とに接続する形となっている三森林道の入口にやって来ました。たいていは連続ダートをたどって浅見川林道→黒森林道→三森林道のルートでアプローチすることになる、いわき市ではそれなりに知られた地点。大久川沿いに下っていくコースで、なんといっても途中の三森渓谷に寄り添う区間が最大の見所となる林道ですね。
※現在、三森林道は途中から県247号線(片倉未続停車場線)とされていますが、当サイトでは便宜上、県道区間も合わせて三森林道として紹介しておきます。
んだろう、これ? 三森林道へと入線早々、小型のヘンな林道重機が出迎えてくれました。土をすくったり押し退けられるショベルが装着されていますが、よくあるキャタピラではなくてバギーのように大きなゴムタイヤで走行するみたい。具体的な使用目的は不明でしたけど。 
のすぐ先で差しかかった緩い下り坂のストレート。前方に見えている直進区間の末端で切り返す形で180°左半転すると、いま来た方向へと戻るストレートが待っています。
度のストレートを端まで進むと予想通り、こんどは右に180°半転していましたよ。どうやらここはジグザグにZ字を描くようにして進んでいるみたい。最短距離で道を造れない山中の林道ならではの高低差を稼ぐための迂回というやつですね。 
して再々度のストレート。このようにして高度差を稼ぎながら、大久川源流部へと向かって三森林道のダートは降りていきます。というわけで源流部までは直線にすれば僅かな距離なのですが、ここはその2、3倍以上もの距離を強いられます。ちなみに、徒歩や人力だとこの「切り返しの連続する勾配」ってやつが一番苦しいみたい。ゆえにここはエンジン付きの頼もしさと有り難さを実感できるシーンでもあります。
んなこんなで、やがて現れる大久川源流部の流れを跨ぐ小さなコンクリ橋。一気に源流部まで駆け下ってきましたよ。なお、橋の手前のこの地点ですが、そこには廃村への入口となっていたピストンらしき右折分岐が存在しています。
→廃村を眺める!
 
やったー、林道標発見!」廃村分岐を後にして進んでいくと、入線地点には存在していなかった三森林道の林道標とおぼしき鉄板タイプの標識を見つけました! でもこれじゃあ、記載文字を確認できません。振り返ってみる必要があります。
→振り返る!
 
の林道標を見てしまった結果、ここにきて「三森林道」という林道名の存在に疑問をいだいてしまいました。三森林道という名称はいわゆる俗称なのでしょうか? 仮にそうだとすると、「ならば本当の林道名は?」といった具合に面倒臭く、またそれを知る手立てもないため、やはりここは「三森林道」として探索続行しておくことにします。そんなことを思いながら進んでいくと、やがて大久川の渓流沿い区間が開始。ここからいよいよ三森林道のハイライトです。
かにも渓流沿いの林道らしく、ダートは流れに平走しながら何度もその流れを跨ぎます。そして雨天時に押し流された泥が大量に溜った橋上からは、大久川の渓流の流れを見下ろして眺めることができました。
→大久川を眺める!
 
してその後は素晴らしい渓流コースが連続しました。渓谷の岩石がおりなす落差を白い飛沫を上げて 流れ下る 景観が見事であり、渓流美を楽しみながら走れるダートは最高でした。以前は「三森渓谷」と呼ばれていわき市の秘かな観光スポットにもなっていたものですが、それも今は過去の話。あの最悪な事故以来はどうなっていることやら・・・。
流に映える新緑も美しく、まったく飽きのこない三森林道の渓流区間。ありきたりな言い回しですが、「眺めヨシ、雰囲気ヨシ、路面ヨシ」の三拍子全てが揃っています。ここ、オフバイクならではの渓流ダートの醍醐味を必ずや満喫できたものでした。
すがらに楽しめる渓流美もさることながら、渓流沿いダートにありがちなガレもほとんど無かったように思います。ご覧の通り、惚れ惚れとする下りがかった極上ストレート区間もあって、まったくわくわくのし通しだったなぁ。
れでもかと連続する渓流美を堪能しつつ下っていくと、やがて「三森山(655.8m)登山口」に到着。でもここは渓谷目当ての大勢の観光客が押しかけるほどの賑わいはなく、探索時には誰もおらずシーンと静まり返っていましたよ。もちろん、三森山目当てのマニアな登山者の姿もここには無かったです。山桜の植えられた路肩には「三森渓谷のアカヤシオ自生地」の 説明看板 がぽつんと立っているだけでした。
→三森山登山口を眺める!
 
森山登山口を過ぎてなおも素晴らしい渓流コースが続きました。ここ、区間的にはすでに県247号線となっているのですが、名ばかり県道とはこのことだな。軽トラ同士のすれ違いもままならない狭さの幅員で川岸の崖上を進んでいきます。
ートは渓流の流れに張り付くようにして川岸の崖上に延びていますが、林道の位置する崖の高さは意外と高かったです。場所によっては垂直に落ち込む断崖となっているため、ちょっとしたスリルでなかなか楽しいオフ走行が味わえました。
→さらに三森林道を進む!
→もう飽きた…
 
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