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 夕日林道/ Yuhi林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.05.01 / No.F-185 
 [ 所在地 ]古殿町 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 生活道路も兼ねた快適ダートだが、延長距離は短くて進める長さも僅かな残念なピストン

殿町多久田「金森」地区にある夕日林道の起点にやって来ました。いわき市三和町下市萱にて県20号線から県135号線へと入って「 越代のサクラ 」方向に進むと、進行方向左に下る分岐ダートが目に入りますが、ここは古殿町界隈の林道を探索するたびに通りがかって気になっていた地点。しかし、他の林道にかまけていつも通り過ぎていたのが実情で、路肩に設置された林道標を見かけるにつけ、そのうち立ち入ってみようと思っていたんですね。
口から眺めた夕日林道の入口の様子。そこにゲートのあることがすぐにわかりますが、嬉しいことに遮断バーが取り外されて廃ゲート化しています。そして、その直後からフラットなダートが即開始しているという嬉しい展開。
線直後の下り坂を降りきると水平コースが続きます。標高はおよそ500m。下り坂やも登り坂もないまま、小気味のよい固く締まったダートは走り心地も抜群、左手に流れる入遠野川沿いに進んでいくコースです。でも川の流れは見えていないので悪しからず。
速巡航も十分に可能な快適ダートが続きます。しかし、地図上ではすぐ左手に流れる遠野川はまったく見えていなかったのが少し残念でした。路面的には言うことなしですが、景観的にはスギの植林の中をただ進んでいく感じでしょうか。
んな感じで進んでいくと、やがて左手の路肩に梅の花が咲いていて、路肩の土手を下った地点に「新田」集落の。一軒家の民家が見えてきます。というわけで、夕日林道は新田集落の一軒家への生活道路も兼ねていたようですね。林道沿い立つ電柱は民家へのライフラインであり、林道起点のゲートが廃止されていた理由もこれで納得できました。
→ 民家を眺める!
肩の左手に一軒家の民家が見えて地点から僅かに進むと、左折の分岐が現れますが、これは民家への入口。というわけで、県道の入口からここまでは生活道路を兼ねていた夕日林道。快適過ぎてダートに漂う「林道臭」が薄く感じられるのはそのせいか。
家への入口を過ぎてさらに進むと再び左折分岐が現れますが、よく見るとさせ左折側はコンクリ打ちっ放しの簡易鋪装。林道標の設置もありません。というわけで引き続きダートの道なり直進方向が夕日林道本線なのですが、ここで由々しき展開が!
んと、左折分岐の20mほど先でまさかのチェーンが出現! そこで林道は小さな沢をコンクリ橋で跨ぐのですが、チェーンは欄干に括り付けられているじゃないですか。たかが鎖1本でありながら地の利を最大現に活かした設置の仕方で、寝かせく◯り抜け以外には付入るすきがなかったです。あ〜あ、ここは全線オープン林道かと思ったのに・・・。
いうわけでチェーンゲートの先になおも続いていた夕日林道のダートです。路面を覆う適度な草むし加減がいかにも走り心地良さそうであり、行く手を塞ぐチェーンが恨めしい限りでしたが、コース的にはここが延長距離2266mの夕日林道の中間地点。ちなみに起点からゲートまでがおよそ1キロなので、さらに1キロほどこの先ダートが続いているわけか・・・。
そらく夕日林道がいかにも林道らしくなるのはチェーンゲートの先の区間だと思われましたが、橋の欄干に鎖を括られては仕方ありませんね。「所詮、夕日林道は進める長さの短い2キロ弱のピストン」なのでと、悔し紛れに捨て台詞を吐くしかなかったなぁ・・・。
い大人対応で撤退を決意、夕日林道の探索はそこで終了と相成りましたが、そういえば、チェーンゲート手前に左折簡易舗装分岐があったんだっけ。どうも「林道」ではなさそうですが、気にはなっていたので帰りがけの駄賃で立ち入ってみることにします。
折分岐の入口から行く手を眺めてみるとコンクリ打ちっ放しの簡易鋪装が急勾配で植林の斜面を駆け登っていますが、しかしここは一体どこに続いていることやら・・・。
→ ルートを確認する!
ェーンゲート設置地点から左折、すぐに開始する連続勾配を登坂していくとやがて路面はズルズルっぽい砂利ダートに変化。標高500m地点から高低差170mを一気に駆け登って標高670mを目指します。植林の斜面を進むコースがほとんどですが、このような山中にも民家があるらしく、地理院地図では「金森」集落の民家と水田が記されています。ということは、やはりここは未舗装の一般生活道路ということらしいですね。
ズルズルとした砂利ダートの登坂路を登りきった後に少し下って進むと、やがてT字となって左右に別れる分岐地点が現れます。突左右に延びる道もまた未舗装な砂利ダート。標識の類もなくて進むべきか迷いますが、ここは画像手前の左手に進んでみました。ちなみにT字路を右折すると「越代のサクラ」のある県135号線の大久田「腰代」地区そばに抜けられますが、標識の類があるはずもなく、現地ではそんなこと分かるはずもなかったです。
→ 現在地を確認する!
字路を字路を左折して再び登坂する砂利っぽいダートを進んでいきますが、やがてダート沿いに大久田「金森」集落のシンと静まりかえった民家が現れます。まるで隠れ里のようであり、「こんな場所に集落が!」と驚いてしまいました。集落は標高600〜620mにかけての地点に民家が散らばっているようです。未舗装路なダートが唯一の生活道路であり、最寄りの幹線道路まで離れたこのような場所にあっては、集落の生活の苦労が偲ばれます。
村なのかと見間違えるような静寂さに包まれた金森集落を抜けると、やがて路面はコンクリ簡易鋪装に変化。すう楽を過ぎた後に開始する下りを降りていくと、またしても左右に延びるT字路が出現! この時点で現在地の把握はおろか、どこに向かっているかも完全に不明でしたが、考えても埒があかないので適当に左折しておくことにします。なお、後日地理院地図で確認したところ、T字路を右折すると手前の分岐と同様、やはり「越代のサクラ」のある県135号線の大久田「腰代」地区そばに抜けられます。
→ 現在地を確認する!
→ 景色を眺める!
→ 景色を眺める!
易鋪装のT字路を左折、途中で望める素晴らしい眺望を楽しみながら進んでいくと、やがて行く手に古殿町大久田「高房」地区の県20号線との突き当たり地点が見えてきます。というわけで夕日林道チェーンゲート地点の分岐を左折すると、途中でダートを味わいながらそのまま県20号線へと抜けられることが判明。残念ながらそこは「林道」ではありませんでしたが、それでも全長2266mのピストンな夕日林道を失意のまま引き返すよりは、ずっと楽しめたんですね。ちなみに、探索時にはこの画像を撮影する瞬間、前方の県道を1台のオフバイクがバババと駆け抜けて(画像中央)ゆかれましたが、当方の存在に気がつかれたでしょうか?
→ 現在地を確認する!
→ 探索終了!
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