このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

栗原川線

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■野猿と遭遇した崖地点を過ぎて先に進むと、こんな感じで前方に正面に山を眺めるような区間が続きました。普段なら気にもとめないよくある山の光景ですが、紅や黄色がポツポツと混じり始めた紅葉時には何度眺めても飽きがきません。
■その後、少し進むと登り坂の途中でこれまで視界を遮っていた樹木が開けて、右手に眺望のきく地点がありました。路肩からは幾重にも連なる山並みを望むことができ、ダートは知らず知らずのうちに、気が付くと山の尾根付近まで登ってきたよう感じでした。
→眺望を眺める!
■そしてまた正面に山を眺めつつ走ります。まあ、ここまで探索に来る機会もそうそうはないですから、ここぞとばかりに写真を撮りまくってしまいました。ちなみに栗原川線では112枚の写真を撮りましたが、単純に一回の撮影に1分かかるとして、それだけで約2時間か…。ま、好きでやっているから苦にはなりませんけどね。
■さらに進むと、今度は切り通しになった左カーブの途中で鋭角に左折しているダートがありました。ここはピストンのツバメ沢支線の入口で、分岐地点にはコンクリ製の林道標が設置されており、それには「栗原川(根利)林道ツバメ沢支線」と記されています。残念ながら、ここにもチェーンゲートが張られていましたが、休日には外されることもあるのか、それとも何者かの仕業であるのか、チェーンは大きく弛んで事実上のオープン状態になっていたっけ。
■ツバメ沢支線の分岐を後にして先へと前進します。ここまで既に4本もの支線があり、全てチェーンゲートがなされてはいたものの、それはあって無きようなもの。お邪魔しようと思えばそれは可能ですが、予定時間が少々詰まってきたようです。栗原川線に突入したのが11時20分で現在時刻は14時09分、既に2時間49分が経過しています。 本日の宿までの距離や、何やかやを考慮するとここから先も含めて、その全てをしらみつぶしに探索することは難しそう…。明日、もう一日あるので今日はもういいですけどね。
■で、ツバメ沢支線を過ぎて少し進んだ先に現れるのがこの十字路分岐。ダートが交差しているようにも見えますが、左右直角に2本の支線が分岐する状態になっており、左折側は高場沢支線、そして右折側はケヤキ沢支線になっています。「おお、ついに2本まとめて支線分岐が現れたか!」探索時間がおしているのは辛いですが、2本同時の支線林道の出現は支線マニアには嬉しい限り! 特に右折側のケヤキ沢支線は途中で栄沢線と名称を変え、延長距離も長く途中の景色も良いので、時間の許す限り立ち寄ることをお薦めします。ただし、ここには踏切形のゲート有り。
→ケヤキ沢支線に突入!
→高場沢支線に突入!
■先述の十字路支線分岐を過ぎると、これまで多少の上り下りはあったものの平坦ぽかったダートは下り坂に一変、ここから延々と下り坂区間に突入します。路面は固く締まった砂利ダートで、区間的には浮き砂利もあるので対向車は少ないとはいえ、急制動はヒヤリハットの原因に。
■下り坂が続きます。特に激坂などはありませんが、区間的に路面がズルズルの砂利状態になっていることに加えて、連続して続くので気が抜けません。延長距離の長い山岳林道では後半の連続した下り坂に差しかかると、終点への到着を待ちこがれる気持ちから雰囲気的に終点はもう近いと思いこむことがありますが、ここもそんな感じ。行けども行けども下り坂が続き、栗原川線が特に長く感じられてしまう区間かもしれません。
■下り坂をたどって進むと、その途中で今度は左折登坂している分岐ダートがあります。事前情報によると、ここは倉見線になっていますが、朽ち果ててしまったのか、そこに林道標は既に無く、分岐を少し進んだ地点に「林道情報 この先落石 通行止」の看板があるだけでした。その文字からここが林道であることは分かりますが、林道標が整備されていないのは残念でした。ま、どうせこの先は路面崩落していたし…。
■林道標の消滅した倉見線との分岐を過ぎてさらに下って進みます。周囲はすっかり樹林に囲まれてしまい、それにつれて標高もやや下がってきた雰囲気で、何となく山裾部分を走っているような感じでした。下り坂に加えて周囲への視界がきかないため、自然とスピードが出てしまいますが、ここはダートが砂利質なのでタイヤが巻き上げる砂埃が酷いことになっていました。
■さらに下って進むと岩肌が剥き出し状態の半切り通し区間が現れました。皇海山登山口手前にあった岩肌剥き出し区間と同じですが、ここでは左手路肩が断崖状に落ち込んでおり、その谷底を根利川の渓流が流れています。栗原川線で唯一、川の流れを眺めつつ走行できる区間で、落ちたら終わりですが、景観的には素晴らしいですよ。ここは。
→谷底を眺める!
■その後も垂直に切り立った半切り通し区間がしばらく連続します。栗原川線の後半はただひたすらにダラダラと下ってエンドかと思っていましたが、こんな区間もあったとはね。荒々しい地形が見事な、栗原川線での見所区間の一つでもあります。
■切り通し区間の終わりです。ここからダートは再び森の中に入り込み、周囲の視界は再びきかなくなってしまいました。同時に、切り通し区間では緩くなっていた下り坂も、ここより先は少しその角度が増してきます。
→?!
■「あ、土場だ」森の中の坂道を下っていくと、いきなり大きく開けた土場が現れました。路肩には木材が積み上げられており、栗原川線が皇海山登山の観光林道であると同時に、森林資源開発を目的とした林業系であることもうかがい知れました。ちなみに、ここは倉見土場というらしいです。
■土場の敷地を少し進むと、右折分岐で砂利ダートが右カーブを描きつつ分岐しています。こちらは完抜けダートの穴倉線で、その終点でこもぎ線に接続、こもぎ線経由で県62号線に抜けられますが、ここは栗原川線本道を進みます。反対側から来た場合でも、ここには穴倉線の林道標が設置されているので迷うことはないでしょう。
→分岐を振り返る!
→さらに栗原川線を進む!
→もう飽きた…

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