このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2008.10.13
No.G-001

栗原川線■沼田市(旧利根村) ■全線ダート ■分岐→皇海支線・砥沢支線・屋敷支線・ツバメ沢支線・高場沢支線
                      ケヤキ沢支線・倉見線・穴倉線・新地線
■R120号線付近の「追貝」地区付近から県62号線付近の「根利」地区とを結ぶ

 その長さ、豊富な支線で存分に林道を満喫、じっくり巡れば半日がかり! 

 ↓似たような景観も続きますが、単調気味かというとそうでもなく、途中には
 迫力ある断崖区間もあって楽しめます。長い割に意外と変化のあるダートです。


……こんな感じ……
■日本百名山である皇海山の懐深くに延びる長大な山岳ダート。途中には皇海山登山口がありその前後で2区間に大別できるが、 R120号線側より入線すると登山口までは車の通行が特に多いが、そこを過ぎると静かな雰囲気となる。路面は基本的には走りやすい砂利質。延長距離が長いために単調気味かというとそうでもなく、前後2箇所に当林道名物の垂直に切り立った断崖区間が連続、加えて区間的に若干ガレた感じの区間もあるので変化に富んだコースが楽しめるだろう。景観的にはここぞという眺望ポイントはないが、道すがらの展望は随所でそれなりに望める。なお、ピストン支線が多いため、支線巡りも同時に楽しむ場合には特に時間の余裕をみておきたい。

■栗原川線のR120号線側入口です。 関越自動車道沼田インター方面からR120号線を金精峠方面に進み、観光名所の「吹割の滝」手前で右折します。その後は「皇海山」の看板に沿って進めば、ほとんど迷うことなくたどり着けます。うるさいほどに山岳遭難注意やら、道路情報などの各種看板がこれでもかと林立しているのが目印です。
■入口の曲がり角を右折するとすぐにダートが始まります。畑地の脇を通って雑木林のような林を少し進むと左手方向に登坂するダートがありますが、これはNHK中継施設へと続いているだけなので、入ってみても時間の無駄になるだけでしょう。
■NHK施設への分岐を過ぎて少し進むとコンクリ製の林道標が設置されています。ダート自体は手前地点からスタートしていますが、林道としてはここから始まっているのでしょうか? 関東でも有数なメジャー林道であるだけに、森の奥へと延びるダート路面には無数のオフバイクのタイヤ跡が残されており、通行量の多さがうかがい知れました。
■山岳林道ではよく見られる、山裾区間の長い平坦なアプローチ区間がどこまでも続きます。谷間に沿って山肌の斜面を緩く蛇行しながらダートは続いており、幅員も広いので順調に進めますが、皇海山登山の車と頻繁にすれ違うため、ハイスピード走行は危険です。なお、路肩の樹木の幹に「なだれ注意」の標識が掲げられていましたが、付近の冬季の積雪量の凄さが想像されました。
■おや、行く手にY字分岐が現れました。一瞬、どちらに進むべきか迷いましたが、このように分岐地点には皇海山への行き先を示した標識が掲げられているので、道迷いの心配は全くありません。ただし、通年に渡ってこの標識が掲げられている限りですけどね。ちなみに、ここは右折方向に進むとその奥に怪しいダートが延びていますが、その先はピストン臭いです。
→あえて右折方向に進む!
■名無し分岐を過ぎて先に進みます。路肩に茂った草木が邪魔でよく分かりませんが、区間によっては、ダートは急峻な谷間の斜面を切り崩す形で付けられているようで、そういう箇所ではこのような半切り通し状態の岩肌剥き出し地点が目につきました。
■思っていた以上に勾配は緩く平坦じみたダートが続きますが、進むにつれて徐々に周囲の風景が山深くなってきました。と同時に、正面に山の頂を眺めつつ走れる区間がチラホラと現れたりして、なかなか爽快な気分です。これで対向車がバンバン来なければ、言うことはないですけどね。
■その後、ここにも下っていく分岐がありましたが、その入口には「○○土場」との標識が。奥で何か作業でも行われているのかもしれません。よって、入ってみても仕方なさそうなのでここはあっさりとパス。こんなの一々気にしてたら時間がいくらあっても足りないしね。あはは…。
■路肩が藪に囲まれてグッと狭まった閉塞感漂う区間もありました。こういう地点では見通しが悪いので要注意ですが、似たような景色が続くため、皆さん自然と走りを楽しんでおられるようで、オフバイクが刻み込んだ激しいタイヤ跡がそこかしこに。
■見通しの悪い閉塞区間を抜けると山中の谷間のような、ポッカリと開けた牧草地帯に差しかかりました。そしてそこにはY字分岐が! 「これ、どちらが本道だろうか?」左手のゲートが開いているだけに、ぱっと見するとやや紛らわしいですが、本道は右手です。 ちなみにこのゲートは閉じている場合が多いようですが、探索時には鹿除けゲートと勘違いしてしまいました。でもその先は…?
→ゲートの先に進む!
■フェンスで囲まれた牧草地の脇を抜けて進みます。ここはなかなか気持ちの良い区間で、探索時は快晴に恵まれたのは良かったのですが、そのぶんタイヤが巻き上げる砂埃が凄かったです。こんな所でグズグズしていたのに対向車がやって来なかったのはラッキーでした。
■「おー、これはこれは!」牧草地帯を通り過ぎて再び山中の森の中に進むと遮断ゲートがありました。でも有難いことにオープンされています! これは打ち捨てられたゲートとは異なり、現役で機能している様子。もし閉じられていたら、ちと面倒臭いですが、何事にも逃げ道は有り…か?!
■ゲートを越すと、勾配もキツくなく適度にカーブした心地よい林間コースが続きました。広葉樹林の木陰から差し込む陽は明るくてとても穏やかな感じです。よくある針葉樹のスギやヒノキ林は用材としては重要かもしれませんが、景観的には広葉樹と比較するまでもありません。
■空が抜けた明るい雰囲気の区間が続きます。頻繁にすれ違うサンデードライバー車のうっとおしさに、「こりゃ、考え物だな…」と思いかけていましたが、ダートの爽快さに「ま、いいか!」とそんな気持ちもここでは吹っ飛んでしまいました。
■とはいえ、皇海山の懐奥深くに切り込むダートですから、ちょっとした荒れ場も点在、急峻な半切り通し地点では落石の痕跡もチラホラと。そこは既に踏み固められており、通行に何の支障もなかったですが、路面には岩屑が堆積していた地点もありました。ま、荒れ場といっても探索時にはこの程度でしたけどね。
→路肩から景色を眺める!
→さらに栗原川線を進む!
→もう飽きた…

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