このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.10.11
No.G-011

赤沢線■みなかみ町(旧新治村)・中之条町 ■半ダート ■分岐→稲包線 ■接続→秋鹿線・秋鹿大影線・霧峠線
■みなかみ町「赤沢スキー場」入口付近から秋鹿大影線とを結ぶ

 山岳ムード漂う尾根筋ダートは素晴らしいが、その大半は舗装状態に… 

 ↓虫食いで残るダート区間も捨てがたいですが、その大半は舗装区間なので、
 どちらかと言えば沿道の雰囲気を味わうつもりで探索した方がいいかも。


……こんな感じ……
■法師温泉手前の赤沢スキー場入口から山中深くへと分け入り、 赤沢山(1455m)の脇を抜けて尾根伝いに秋鹿大影線に接続している山岳林道。赤沢スキー場から入線すると連続した登坂路で尾根筋へと一気に登り、以降はアップダウン程度の勾配はあるものの、平坦がかった上空の開けた明るい区間が続く。延長距離もそれなりにあって高度のある尾根筋に延びるため、ロケーション的には付近に存在する林道群の中でも優れているが、惜しむらくはその路面状態。舗装とダートを繰り返し、ダート区間は残念ながら総延長の半分にも満たない。よって当林道ではダート走行よりも、深山とした雰囲気を楽しむことがメインとなると思ってちょうど良いだろう。

■群馬県の法師温泉から四万温泉方面へと延びる赤沢線の法師温泉側の入口です。この林道はその入口に掲げられている林道標によれば正確には「万沢(赤沢)林道」となりますが、 付近に存在する四万温泉から野反湖方面へと延びる通称万沢林道とは接続していない全く別の林道であり、区別する意味で当サイトでは「赤沢林道」と呼ぶことにします。ちなみに「万沢林道」というのは、付近の林道群を総称しての名称であり、カッコ内が個別の林道名であると推測されましたが、真偽のほどは不明。さらに付け加えると、当林道は1本道状態ですが、終点である秋鹿大影線との接続地点の出口のそばには 「赤沢線その2」と記された 林道標 も存在しています。もしかしたらこの林道は万沢(赤沢)林道区間と赤沢線その2区間とに分割されているということなのでしょうか? 考えれば考えるほど謎は深まりますが、ま、それはさておき赤沢線の起点はR17号線から法師温泉へと向かう途中左手にある赤沢スキー場入口の先にあります。
■「赤沢スキー場」と記された看板に従ってスキー場を目指し、そのまま入口を通過して坂道を登坂して進むと、やがて坂道の途中の左手路肩にコンクリブロック製の「万沢(赤沢)林道」と記された林道標が現れます。どうやらここが起点になっているようですが、路面はダート化することなく舗装路状態が続いていました。
■連続した勾配で山の斜面を一気に登坂して進みます。路面は舗装されてはいますが、そこは落ち葉まみれで小石なども散乱しており、なぜか車両の通行はほとんど途絶えたような雰囲気に。
■登坂路を進むことしばし、前方に踏切式のゲートが現れました。ですが、ご覧の通りそこはオープン状態にありました。ま、ここは運悪く閉まっていたとしても、右手がゆるゆるなので特に支障はないようですが…。そしてゲートのすぐ先には「工事中危険 関係者以外立入禁止」と記された警告標が立っていましたが、標識はサビが回ってヤレていたことから、そのまま立てっ放しで放置されているものと思われます。
■オープン状態にあったゲートを越えてさらに登坂していくと、右手に展望が開けた地点がありました。そこから望めるのは谷向いのそびえるような山肌のみですが、そこにはこれから登坂していくことになる赤沢線の九十九折りの道筋を確認することができるので、それを眺めて気分を高めておくのも良いでしょう。
→景色を眺める!
■展望地点よりこれから走ることになる道筋をひとしきり確認してから前進を再開、するとその先にて切り返すように分岐している登坂ダートの入口ありました。入口脇には杭状の林道標が設置されており、それによればここは稲包線というピストンらしく、舗装状態にある赤沢線本道よりも魅力を感じましたが、まずは赤沢線本道の探索を優先して先へと進みます。
■「うはぁ!」稲包線との分岐を過ぎてしばらく進むと、なんと行く手に土砂崩れが! 法面は完全に崩壊して土砂は路面を覆い尽くし、斜面を固めていた巨大なコンクリ片もまるでガラスを割ったかのように粉々に。徒歩でならば乗り越えられそうですが、それじゃ意味無いし…。
■法師温泉側から赤沢線を進んだものの、まさかの土砂崩れによって前進不可の憂き目に遭遇。「押して駄目なら引くしかあるまい」と、貴重な時間とガスの消費は痛かったものの仕方がないので、赤沢スキー場入口→R17→県53号線→秋鹿大影線のルートをたどり、本来なら探索終了地点となるはずだった赤沢線の反対側の入口にやって来ました。ここは赤沢線(前方)および秋鹿大影線(左右)、秋鹿線(手前)、霧峠線(手前)が複雑に離合する林道交差点となっているので、右手から前方へと右折して進むことになります。
■で、その林道十字路を右折して赤沢線の反対側から再突入を試みるも、十字路のすぐ先には踏切式のゲートが。しかも閉じられているようです。
■「あっ、開いちゃった! どうしよう…」苦し紛れにバーを押してみたところ、ぎぎぃ…と、意に反してゲートが開いてしまいましたよ!
→右手の林道標を眺める!
■ゲートが施錠されていなかった以上は、そのまま指をくわえて立ち去るわけにはいきません。早速その先へとお邪魔させていただきますが、こちら側も相変わらずの舗装路状態に。
■「もはやすでに全線舗装化されている?」と思われた赤沢線ですが、どうやら虫食い状態でダート区間は残っているようでした。秋鹿大影線側から入線してしばらく進むととある高圧線の鉄塔の足元地点にて路面がダート化します。
■鉄塔地点にて開始したズルズルとした感じの砂利ダートです。路面には荒れもガレも見られずに走りやすく、また土砂崩れによって車両が入り込まないせいもあるのか、ここには人の気配が全く感じられずにシンと静まりかえった雰囲気が良い感じでした。
■この赤沢線は法師温泉側から入線すると、まずは尾根筋まで一気に駈け登る勾配区間が連続しますが、その後は尾根筋に沿ったコースが秋鹿大影線との接続地点まで続きます。ここはその逆コースで進んでいるので勾配も基本的にはアップダウン程度であり、また、尾根筋らしく上空が大きく開けた開放的な雰囲気が漂っていました。ただし、道すがらの展望はほとんどきかないようです。
■法面が破れて土砂崩れを引き起こした跡もありました。やっつけ的に薄皮一枚のコンクリを吹き付けただけの法面補強は、いざという場合にはあまり役には立たないようです。流出した赤土の上にはすでに道が自然発生していました。
→さらに赤沢線を進む!
→もう飽きた…

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