このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.10.11
No.IBA-010

花園線■北茨城市・高萩市 ■全線ダート ■接続→七ツ滝柳沢線・大金田線 ■分岐→内野線
■北茨城市「華川町花園」地区(花園神社)から大金田線(高萩市「大金田」地区)とを結ぶ

 接続する大金田線へと乗り継げばまんざらでもないフルダートの完抜け林道 

 ↓連続する急勾配に険しさを感じてしまいますが、基本的には荒れ、ガレ無し
 で楽しめる林道。もしも途中の支線へと入線できれば楽しさはさらに増大!


……こんな感じ……
■北茨城市の花園神社から高萩市の大金田線とを結ぶフルダートの完抜け林道。途中にはゲートも存在しておらず、花園神社からの入線が分かりやすい。基本的に荒れやガレはないが、区間によっては路面規格はやや低めであり、急勾配の連続するガタガタ感のあるコースとなっている。国有林のスギの植林地帯に延びる林道につき展望などはまったく望めず、沿道の薄暗さは否めないが、手入れのされた美林の雰囲気はまんざらでもないだろう。コース上には名無し系をも含めたダートの支線分岐が無数にあるが、そのいずれにもまともには立ち入れないのが残念である。とはいっても、接続する大金田線と合わせれば、なかなか楽しめる1本であることには違いない。

■征夷大将軍坂上田村麻呂の創建もしくは、慈覚大師の開基といわれているらしい北茨城市の由緒ある花園神社へとやって来ました。ここは季節を問わずいつ訪れても必ず観光客の姿が見られるのですが、もちろん仏閣巡りではなく神社脇の市営無料駐車場に入口がある花園線の探索が目的です。県27号線から花園神社を目指すと、このように神社の駐車場で舗装路が二方向に別れていて、その左側が目指す花園線の入口となっています。ちなみに直進側は七ツ滝柳沢線の入口ですよ。
■観光客がたむろする駐車場の片隅に位置する花園線の入口の様子です。駐車場を過ぎて林道区間に突入するとすぐにダートは開始。そしてダート入口から行く手を眺めてみると、そのままスギやヒノキの薄暗い森の中を登坂している様子が分かります。
→振り返る!
■花園神社の駐車場を後にしていざ林道のダートに乗り入れると、その入口から見えていた勾配区間が即待ち構えています。路面は小砂利がまぶされたような感じで、地点によっては若干のズルズル感を覚えてしまうかもしれません
■ズルズルとした坂道を登坂四手進むと、やがて左手に沢と呼んだ方がふさわしい花園川の渓流が寄り添ってきます。探索時には小雨状態であったため、深い森の緑に包まれたその流れはしっぽり感が充満してなかなか良い感じになっていたっけ。
→花園川の流れを眺める!
■ですが、走行がてらに花園川の渓流を眺められる区間は短いです。すぐにそれは林立する樹木に遮られて見えなくなってしまいました。そしてダートはさらに勢いづくかのように、前進するにつれて一層と傾斜角度を増していきます。
■進むにつれて勾配もかなりキツいものとなりますが、それにつれて両脇からの薮に圧迫されて幅員もぐっと狭まった状況になってきます。花園線を何度も通った方ならば、どうといったこともないでしょうが、始めてやって来た方ならば、ちょっと戸惑ってしまうかもしれませんね。
■連続する登坂路を登り詰めて行くと、やがて行く手がこのように二手に別れた分岐地点に差しかかります。坂下となる手前から眺めるとそれぞれの行く手の様子が見えないので、ここはさしかかった瞬間的に「?」と思ってしまうかもしれません。
■でも御安心下さい。このようにすぐに行く手の様子が分かるでしょう。というわけで、行く手が酷く草むしている右手は作業道かその類となっています。そしてこのような廃れた作業道にまで立ち入るキャパはさすがにありません。我こそはと思う方はぜひ調査を…。
■ただし、花園線本道も見方によっては作業道のようにも思えてしまう雰囲気が感じられてきます。決して荒れているわけではないのですが、路面もガタガタとして走りにくい状態であり、それはどこか低規格な林道っぽい登坂路といったところでしょうか。
■入線以来続いた登坂路を登り詰めると、やがてこのようなダートT字路に突き当たります。ここには林道標などは設置されておらず、始めてやって来ると左右のどちらへと向かってよいのか迷ってしまうかもしれませんが、手前から右手側が引き続き花園線で、左折側は名無し系ではなくて内野線となっています。ただし、左折の内野線ではそのすぐ先にて万年封鎖の ワイヤーゲート が待ち構えているのはよく知られるところ。でもこれはよく知られていませんが、実はワイヤーゲートで万年封鎖された内野線へは別ルートで合法的に立ち入ることが可能となっています。
→内野線(左側)の様子を眺める!
→内野線に突入!
■というわけで、引き続き花園線を進むにはここで右折します。そしてこのT字路が花園線の最高地点となっているらしく、これより先は下り坂区間になっていました。
■下り坂もそれなりに傾斜角度は急であり、切り返しの連続カーブで高低差を稼ぎつつ山を下って進みます。路面状況は先述のT字路以前と比較すると走りやすくなっていますが、それでも多少のガタガタ感はあるみたいですね。
■小雨が時折ぱらつくしっとりとした花園線のダートを進みます。茨城県ではよく名の知られた林道ですが、さすがにこのような天候時にはすれ違う林道ライダーの姿はありません。小雨の林道ならではの寒々としたどこか物悲しい雰囲気をひしひしと感じてしまいます。
■下り坂は途切れること無く連続して続きます。雨粒に打たれてしっとりと濡れそぼったスギやヒノキの植林の中に、しーんと静まり返った砂利敷きのダートがくねくねと延びていました。さすがにこのような天候だとちょっと物悲しいな…。
■そうこうしていると、再びダートT字路ダートへと突き当たりました。この地点には花園線の林道標が設置されており、林道ではよく見かける「分収林区域図」の看板が設置されています。それによれば、花園線はここを左折するとその先で大金田線に接続していることが、そして右折側は名無し系のピストンとなっていることが分かるでしょう。
→さらに花園線を進む!
→もう飽きた…
→「分収林区域図」を眺める!
→振り返る!

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