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 君田林道/ Kimida林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2009.09.22 / No.Iba-043 
 [ 所在地 ]高萩市 ・ 北茨城市 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ] 片貝林道 ・ 亀谷地林道 [ 分岐林道 ] 二ツ石林道栄蔵室林道
 心落ち着く静寂さで快適フラットダートで満足できるが、残念ながら万年封鎖中・・・

島県塙町との県境にほど近い高萩市下君田地区にある県111号線にある君田林道の入口にやって来ました。この林道は高萩市の県111号線から北茨城市を結ぶ林道で、接続する亀谷地林道を経由することで北茨城市の県27号線とを連絡しています。この界隈の林道としては知名度もあり、「栄蔵室(881.3m)」山腹の山林を抜けていくコース。また、亀谷地林道と共に接続する片貝林道に乗り継ぐことで福島県塙町にて再び県111号線へと戻って来られるルートでもあり、そちらの探索調査も兼ねてなかなか楽しめそうな1本なんですね。
ルーの鉄板タイプの林道標が出迎えてくれる県道からの入口の様子です。ほとんど全線ダートと言ってもよい君田林道ですが、厳密には入線直後の二、三十メートルだけは舗装されており、また、前方にはお約束で嫌な物も見えていますが、まあ、そればかりは仕方ないけど・・・。
→林道標を眺める!
ちゃ〜、予期していたとはいえこの界隈の林道はどこもかしこもこればっかり・・・。こいつさえなければオフバイク天国なのにねぇ。しかし、ここは諦めまいぞ!
→ゲート脇を調べる!
らしいことにゲート地点を境としてダートが開始している君田林道ですが、その第一印象はとにかくひっそりと静寂なこと。そして出迎えてくれたのは緑のワダチが見た目にも鮮やかなイイ感じの砂利質ダートでした。これは期待できそうな予感!
線直後は一気に登坂しますが、やがてそれはなだらか調子となってきます。路面は砂利質系ですが、ズってしまうほどでもなくて走り心地は上々。のんびりまったりと進んでいくにはちょうど良い具合でした。ここはビギナーの方でも安心して走れることでしょう。
の後は標高およそ800mの等高線をなぞるようにして進みます。元々、標高の高い山岳地帯というわけでもないので、ほとんど険しさを感じさせない落ち着いた雰囲気のダートが続きました。あまりハードな林道はちょっと、という方でもここは問題ないです。
ち着いたダートの走り心地、そして静かな雰囲気は素晴らしいですが、景観的には似たような景色が続きます。基本的には植林ですが、それでもピストン系林道で見られるような陰鬱な暗さはなく、どちらかといえば明るい林道でしょうね、君田林道は。
ぼ等高線伝いに進んでいくので、気持ちの良い小刻みなカーブが連続します。それでいてまったく荒れやガレのないフラットダートであるため、普通に走っていればほとんど急ブレーキをかけることがありません。つまり、自分好みの巡行速度で進めてしまうんですね。「軽快に林道を疾走する」という状況がこの林道では楽しめると思います。
萩市の位置する県北部の山岳林地帯は茨城県の代表的な林業地帯であり、スギやヒノキの人工林を中心とした生育途上の森林が多く、間伐などの森林整備が積極的に行われているとのこと。君田林道はその一翼を担っているわけですが、そんな林業系の林道であるため、途中では林業小屋もあったな。これを見かけるとより一層「林道に来た」という実感がします。
→林業小屋を眺める!
さやかな林業小屋を後にして進んでいくと、その先で右折分岐が現れます。右折しているのは二ツ石林道。一見すると名無し系と思ってしまうかがしれませんが、ちゃんとブロックタイプの林道標が存在(画像ではXRのすぐ右地点)しているので見落とさないようにしてください。でもこの支線林道は地理院地図にも未記載です。ネットでの資料あさりだけでなく、やはり現地に立たないと発見できない林道もあるということですなぁ。
→二ツ石林道に突入!
ツ石林道分岐を過ぎてさら君田林道のダートを進みますが、このあくまで快適な路面のなだらかさといい、それでいながらひっそりとした味わい深い静寂さ。これこそが君田林道の魅力なのかもしれません。「君田林道、来て良かったな!」と思ってしまった瞬間です。
の後、なんの変哲もないこの地点での路肩にブロックタイプの林道標を発見しました。でも順次延長開設された林道の場合、途中でそれが現れるのは珍しくないこと。したがって、そこには「君田林道」と記されているに違いないですが、一応確認しておきましょうか。
→林道標を確認する!
して「栄蔵室林道」都記された林道標地点から20メートルほど進むとT字路のダート分岐が現れますが、実はこの右折側が栄蔵室林道となっているようです。分岐地点から僅かではありますが、林道標設置視点が離れているので初めてそれを目にすると「?」となってしまうんですね。ということで君田林道本線はここを左折します。
→栄蔵室林道の様子を眺める!
→栄蔵室林道に突入!
理院地図にも記載されていない栄蔵室林道分岐を左折すると君田林道の終点はもう近いです。ですが、それまでのどちらかといえば明るく開放的であったダートは、ここでやや薄暗く鬱蒼とした雰囲気に変化。雑草のワダチもちょっと深くなって来た感じでしょうか。
のままダートは下り坂となり、急カーブを交えつつ下っていくと・・・。
ルーの鉄板タイプおよび「君田林道」のブロックタイプの林道標がある逆Y字分岐に行き着いて終点です。そして道なりの直進が亀谷地林道、切り返す左折は片貝林道への極短な連絡ダートと思われます。ちなみにここで「思われる」といったのは、連絡ダートのチェーンゲートによって探索時には片貝林道へ乗り継ぐことができなかったからですが、それでも左折側は片貝林道とみて間違いないでしょう。というわけで、地図上では左折で片貝林道にも接続していますが、実際には亀谷地林道へしか乗り継げないので注意してください。
→探索終了!
→振り返る!
→片貝林道に突入!
→片貝林道への連絡道を進む!
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