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探索日 2012.08.14
No.I-013

安庭害鷹森線■宮古市・花巻市 ■全線ダート
■宮古市「安庭山荘(R340「和井内」地区付近)」から花巻市「八戸川内大規模林道(「大畑」地区付近)」とを結ぶ

 長いアプローチを経て到達するスカイラインはトップクラスの雰囲気の良さ! 

 ↓安庭害鷹森線のハイライトは峠の前後のスカイライン区間。それまでの深い
 樹林帯の鬱蒼とした雰囲気が一変、最高に素晴らしいパノラマが目前に!


……こんな感じ……
■林道名でもある害鷹森(1304.6m)中腹の広大な山中を巡って峰越えをする完抜け林道。砂利ダートの路面は区間によってはかなりズルズルとしているが、基本的には走りやすい。連続カーブで標高を稼いで峠に向かってアプローチをかけるコースにつき、延長距離は飽きを感じるほど長いので走り応えは十分にある。そのほとんどは鬱蒼と樹木の茂る樹林帯を進むことになるが、見所は宮古市と花巻市との境界となる峠の前後の区間。スカイラインと呼ぶにふさわしい展望の良さで北上山地の広大な山々のパノラマを堪能できるだろう。峠へと至る樹林帯の長いアプローチを経て目前に雄大なパノラマが展開した瞬間は来て良かったと思うこと必須である。

■宮古市と花巻市とを結ぶ峰越林道である安庭害鷹森線の宮古市側の入口は、JR岩泉線沿いのR340「和井内」地区から安庭川沿いに遡った「安庭山荘」脇にあります。山荘は県別地図などには「安庭ノ沢鉱泉」と記されており、安庭害鷹森線探索ついでの汗流しには最適と思われますが、とっくの昔に廃業していた模様。なので、この場所にやって来る人や車もおらず、林道入口となっている山荘付近は完全なる無人の静寂につつまれていました。
■安庭害鷹森線探索前に鉱泉で一浴びしようというもくろみは、山荘の廃業という事態によって御破算となりました。となればここでの長居は無用です。山荘の脇からひっそりと開始していたダート入口へと早々に向かいます。
■「暗いな…」山荘脇から開始している安庭害鷹森線のダートにいざ突入したものの、その第一印象はその一言に尽きました。なんでも各種林道系サイトによれば明るく開けた展望の素晴らしいダートであるとの前評判でしたが、これは一体どうした事か!
■この林道は宮古市と花巻市との境界にて峠越えしていますが、よくある峠越えコースのアプローチとして、まずは恐ろしく鬱蒼とした深い森の中を抜けて行くみたい。そして入線直後は切り立つ急斜面沿いの日陰区間を進むため、思わず「暗い」と感じてしまったのでしょう。なので、しばらくは開放的とは言えない草深い状態が続きます。
→杭を眺める!
■「でかい!」探索前日の降雨で水溜まりの発生していた草深いダートを進んで行くと、巨大なサイコロ状の落岩が! 転がり落ちて来るのにぶつかって弾き飛ばされても、またはそのまま正面から衝突しただけで深刻なダメージを負ってしまうのは確実だな。
■安庭害鷹森線はその距離20kmを超える長距離林道です。なのにその序盤からこのように草深かったとは…。左右のどちらを眺めてみても視界に入るのは夏場の濃厚な薮森の緑だけ。「まさか、その先で荒廃しているのでは?」と、一瞬不安に陥りましたが、路面的には多少のガタガタ感を感じるものの、荒廃を思わせるほどの状態ではありません。
■周囲を取り巻く濃密な緑の壁は方向感覚および距離感を失わせます。なのでここはもうひたすら草むしたワダチダートのみが頼りですが、そこには真夏の強烈な陽射しで熱っせられた草いきれが息苦しくムンムンと充満。薮に囲まれた夏場の林道は無風状態でまさに灼熱地獄です。
■「暑いなぁ…」遮る物のない陽射し区間ではカアーッと照りつけた強烈な太陽光が路面の砂利を焼き焦がします。走行中は体の風を受けるのでそれほどでもないですが、少しでも立ち止まると、路面からの熱気でたちどころにして汗ダラダラ状態に。とにかくオフ装備が暑くてたまらない…。
■さらに薮じみた閉鎖的なダートを前進しますが、ここに至ってようやく標高があがってきたことを少し実感。林道の両脇は相変わらず濃厚な薮森に囲まれた状態ですが、尾根筋へと近付いたらしく上空がやや開けてきたみたい。
■それにしても夏場の薮の繁茂は凄いなぁ。路面が埋没してしまう事態には至りませんでしたが、圧迫感著しく密集した区間がたびたび出現。そのたびにちょっとした不安に駆られてしまいましたが、路面には一筋の真新しいオフバイクのタイヤ跡が刻み込まれていました。今この瞬間にどなたかが安庭害鷹森線を先行中であることが、なんだか頼もしく感じれれてしまいます。
■路面に刻み込まれて続く先行車のタイヤ跡をたどるようにして前進して行くと、山側が崖となったとある急カーブ地点に生々しい落岩が! 大小様々な大きさの岩石が路肩に小山を形成していましたが、これは発生してからさほど時が経過していないみたいです。標高が上がったということで地形的な険しさが増してきたのでしょうか?
■そしてその直後には朽ちかけた樹木の幹の倒木が…。いや、正確には倒木というよりも、元々朽ち倒れていた幹が崖の上からなにかの拍子に落下したものと思われます。なのでこれは落木といったところでしょうか。ガードレール側の路肩にスペースがあったのですんなり通過できましたけど。
■尾根筋に近い斜面の棚にへばり付くようにしてダートは延びています。いつまた新たなる落崖崩れが発生しても不思議のない危うい区間が連続しますが、それを見越してダート沿いにはコンクリ吹き付けによる擁壁、ガードレール、退避スペースの表示板などが設置済み。やはり安庭害鷹森線は車の走行を意識したそれなりに手のかけられた林道であることが分かります。
→路肩の薮を探る!
■そしてここはもう尾根筋ですね。真夏の太陽がギラギラと照りつけた小砂利のズルズルなダートがストレート主体で延びていましたよ。上空を覆う深い森の木立の茂りもここでは見られず、抜けるような快晴の空が大きく開けています。カアーッと降り注ぐ直射日光は相変わらず強烈でしたが、立ち止まらなければさほど問題はなし! 雰囲気的にも明るくてかなりの爽快感が!
■「分岐だ!」爽快感はあるものの、真夏の炎暑と化したザクザクな砂利ダートを進むとこのような二股の分岐地点が! 手持ちの県別地図によれば右折側は害鷹森(1304.6m)、上松森(1249m)山頂の脇を抜けて「和井内放牧場」方面へと至っており、そしてそれは御陣長根線という林道のダートであるとのこと。複雑な名無し系の分岐を経て最終的には林道入口にあった安庭山荘手前へと周回しています。ちなみに、オフバイクの先行車のタイヤ跡は引き続き安庭害鷹森線をたどるべく左折していたっけ。ということで当方もそれを追尾すべく左折しておくことにします。ちなみに、この地点にあって各種林道系サイトなどに掲載されていた道案内の立て札はすでに消滅していましたよ…。
→御陣長根線の様子(右手)を眺める!
→さらに安庭害鷹森線を進む!
→もう飽きた…

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