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 蔵の沢線/ Kuranosawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.08.15 / No.I-025 
  早池峰林道とセットでロングダートを形成、早池峰山の森林ダートが満喫できる!


↑ここといった見所ポイントはありませんが、基本的に走りやすくて早池峰林道と合わせるとけっこうなダート距離となるのが魅力です。
中で分岐する早池峰林道とセットで早池峰山麓を巡る完抜けコースを形成するピストン林道。局地的に草深くはあるものの、完抜けルート形成区間の路面については基本的には走りやすい。ただし、早池峰林道分岐直後のピストン区間は完全なる放棄状態でダートは自然回帰、まともに進める状況にはない。早池峰山麓の林道ということで沿道の森の雰囲気は自然色豊かでなかなかだが、ビューポイントなどのこれといった見所は無い。無数の支線分岐と早池峰林道とセットで形成される延長距離の長さが魅力となる。

 [所在地]宮古市
 [路面状況]全線ダート / ピストン
 [分岐林道]早池峰林道・板小屋沢林道・ビキ沢林道
 [コース]R106号線「松草」地区(JR山田線「松草駅」付近)から山中に延びる

池峰林道を進んで来た場合、必ず乗り継ぐことになる蔵の沢林道の接続口。早池峰林道方向からやって来ましたが、画像では前方右手から左手が蔵の沢林道であり、左側は行き止まりのピストンになっています。というわけで、まずは左折してその末端方向から探索してみます。
思ったものの、進むべき方向に道がありません。…と、ここは一瞬そのように思ってしまうかもしれませんが、よく眺めてみるとちゃんと右手の薮の中へと続く道筋がありましたよ。ただし、酷い薮状態です。どうやらこの蔵の沢林道、早池峰林道からの乗り継ぎ林道としての役割がほとんどで、ここから先の末端ピストン区間は放棄されていたようですね。
、左折側のピストン区間側ですが、こんな有り様でした。路肩の位置も定かではないほどに雑草が茂って路面の土も見えていません。荒れているというよりも、これは放棄状態かと…。ただし、物理的には進んでいけそうにも見えるので、ざっと軽く偵察してみることにします。
まさかこれほどであったとは…!」むぅ、これはダメくさいです。道筋はその先に続いているはずなのですが、そこは完璧に薮に埋没して自然回帰していましたよ。恐れを知らぬ剛の者というわけでもないので、ここは潔く戦略的撤退でしょう。所詮、この先はピストンだし…。
いうわけで、ピストン区間の探索は諦めて、右折側を進みます。こちら側は事実上の早池峰林道からの1本道状態なので、もちろん何の問題もありません。美しく直立する森林の中へと向かって、何事もなかったかのようにワダチダートが延びています。
行的には全く問題なかったですが、ワダチの雑草がやや草深い印象の蔵の沢林道のダート。なかなかの山深さを感じさせてくれますが、道すがらの自然色豊かな森林といい、険しさはほとんどないみたい。ここは落ち着いたのんびり気分で進むことができました。
板小屋沢林道発見!」気分良く森林ダートをしばらく進んでいくと、やがて左手に別れる支線林道が現れました。2本もの林道標が存在しているのですぐに分かるでしょう。なお、左折して板小屋林道を進むと、ピストンで「区界第3地割」という場所に行き着くみたいですよ。
→林道標を眺める!
→振り返る!
いうわけで、蔵の沢林道本線野探索を続行すべくここは右折側に進路をとります。ちなみに、すぐ前方には鞍沢を跨ぐ橋が見えており、それで思い出しましたが、この林道の名称は「沢」ではなくて、なぜか「蔵の沢」とされています。
沢の橋を渡って少し進むと、見事に樹木が伐採され尽くした伐採跡地区間に差しかかりました。樹木が切り払われたことで明るい雰囲気に満ちあふれていましたが、でもおかげで真夏の殺人的な日射しが…。それでもここには「南田代山国有林分収育林契約分収林」看板があったので、掲載されている付近の林道地図を眺めるべく立ち止まります。
→分収林看板を眺める!
烈な日射しに満ち溢れていた伐採跡地区間を過ぎて再び森の中を進むと、今度は左手からビキ沢林道が合流してきます。この支線も付近の伐採区域へと続くピストンらしく、そこには起点を示す林道標がきちんと設置されていました。それにしても早池峰林道〜蔵の沢林道ルートは未知なる支線林道がザクザク! 時間的余裕で全てを探索できなかったのは残念ですが、その存在が確認できただけでも今回は十分な収穫となったな!
→振り返る!
方向から進んで来た場合にはちょっと紛らわしいビキ沢林道の分岐を過ぎてさらに進みます。現在地はおよそ標高700m。早池峰林道合流地点(約850m)から150mほど下って来ましたが、この付近はほとんどなだらかな水平コースでした。雰囲気的には大した勾配もなくそのまま終点へと至りそうな感じです。
とんど水平で極々僅かに下り傾斜となっているダートをさらに進んでいくと立派な林道標が現れました。というわけで、蔵の沢林道の終点はもう近いことが伺いしれましたが、鞍沢沿いになおもダートは続きます。林道標はここに立っていますが、正確な終点はもう少し先みたい。
くある沢沿いの高速フラットダート区間がダラダラと続きました。いわゆる峠越えコースのダラダラとしたアプローチの長さというやつでしょうか。そういえばこの付近で平走して流れる鞍沢に「権現滝」というのがあるそうですが、まったく気がつかなかったなぁ。
してやっとたどり着いたダート終了地点。蔵の沢林道は必ず分岐する早池峰林道とセットで走ることになり、蔵の沢林道のみではさほどではなくても、合わせるとそれなりの距離となります。というわけで、ここでは欲求不満を感じることなく、それなりにオフに満ち足りた状態にてダート区間を退出をすることができると思います。
→振り返る!
の後は舗装路を道なりに進むと、やがて松草地区の民家が見えてきます。すぐにJR山田線「松草」駅前に行き着くので、そこから左右どちらか線路沿いに進んで線路を越えればR106号線に合流できますよ。まあ、そこいら辺で迷うことはないでしょう。
→探索終了!
→引き返して早池峰線に向かう!
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