このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 白銀線/ Shirogane林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2010.09.19 / No.K-002 
  舗装区間は惜しいが、見所豊富でビギナーも安心して楽しめる長距離まったり林道!


↑白銀線のダートは基本的にフラットでとても走りやすいです。残念な舗装区間についても、豊富なビューポイントで十分に楽しめるでしょう。
奈川県で最長の延長距離26.731mを誇る林道で、道すがらには海(相模湾)を見晴らせるビューポイントが随所に存在し、長さ、雰囲気共に満足できる林道である。ただし、路面的には舗装区間がその大半を占め、ダート区間は総延長の半分あるかないかといったところ。とはいえ、小砂利質の安定したダートには目立つ荒れやガレもなく、のんびりと沿道の景観を楽しみながら探索するにはうってつけ。分岐する支線林道も豊富でじっくり探索するといくら時間があっても足りないくらい。なお、コース上には6ケ所にゲートが設置されているが、県75号線側で出口付近の1ケ所を除いてほぼ解放されている。

 [所在地]箱根町 〜 小田原市 〜 真鶴町 〜 湯河原町
 [路面状況]半ダート / 完抜
 [分岐林道]猿沢林道・大杉窪林道・桜山林道・早川石橋林道・一本杉林道
       大畑林道・根府川林道・豆坂林道・焼野林道・片浦林道
 [コース]箱根町「湯本」地区から県75号線(湯河原町/椿ライン)とを結ぶ

奈川県西部の箱根といえば、一般の方ならば「芦ノ湖」や「箱根湯本温泉」などが真っ先に思い浮かぶのでしょうが、林道好きであるならばそうではありませんね。4市町に跨って神奈川県で最長となる26.731mの延長距離を誇る白銀線をおそらく思い浮かべてしまうことでしょう。 その入口は県732号線(湯本元箱根線・旧東海道)沿いにある箱根湯本温泉の温泉街にほど近いのですが、やや分かり難いかもしれないので林道入口手前から説明しておきます。行き方は簡単で、まずR1号線で箱根湯本駅を目指します。駅前から小田原方向に少し進むと右折(小田原方向からだと左折)して早川を渡る県732号線(湯本元箱根線・旧東海道)の入口があるのでそこに入ります。温泉街の連なる坂道を登って行くと、やがて「←小田原湯本カントリークラブ」の看板が掲げられた「白銀荘」という古ぼけたアパートが角に立つ左折路があるので、そこに入ります。
、白銀荘脇から続くかなり急な坂道を登って行くと、やがて小田原湯本カントリークラブへと至りますが、その手前の左手に林道標の設置された白銀線の入口を見つけることができるでしょう。ただし、その雰囲気はどこにでもある一般道のただの左折路といった感じです。
→周囲を調べる!
の入口はこのような右カーブの急坂でスタートします。とても延長距離が26kmもあるような林道の入口にはちょっと見えません。雰囲気的にも未舗装区間など存在していそうにもない、ただの舗装林道くらいにしか見えないかも。
線直後の急勾配を登って行くとすぐにゲートが現れますが、それはもはや機能していないらしく赤茶けてサビサビ状態に。ゲート脇には「車両通行禁止 但し許可車両を除く」と記されたお約束の看板がありましたが、遵守率は限りなくゼ○に近いことは容易に想像できますね。あはは。
→ゲート周辺を調べる!
実上の廃ゲートと化していた1箇所目のゲートを過ぎるとすぐその先で、こちらは生きていると思われる鉄門式のゲートが現れます。台風、集中豪雨、地震、積雪および路面凍結時には閉じられてしまうのかもしれませんが、それ以外でクローズ状態にあったという話はほとんど聞きません。
はて…?」オープン状態にあった2箇所目のゲートを越えて、さらに連続する坂道を登って行きますが、なんかリアタイヤが軽くズッているようないないような不思議な感触が…。
なあんだ、コケか!」やけにリアがズッているような感覚を覚えたので、立ち止まってみると舗装路にはうっすらと緑色のコケが。それにしてもこの程度でそんなにスリップするものかとも思いましたが、林道ではなにが起こるか分からないので、一応注意します。
してなおも続く登り坂を進むと、やがてカーブの途中で右手に猿橋線の入口が現れます。猿橋線は延長3.3キロほどの舗装ピストンらしいですが、ここは「開いていた」という噂も聞かれない万年閉鎖林道のようですね。ゲートも鉄門式の頑丈なやつで全く付け入る隙もないし…。
間の無駄なので、どうみても立ち入る隙のない猿橋線は放っておいて白銀線本道を進みますが、入線してから連続する登坂路はまだ続いています。そして徐々に山岳林道らしい雰囲気が漂い始め、ここでは白銀線初の展望ポイントが出現。
→展望を眺める!
の後も蛇行しながらさらに登坂する舗装路をたどって進むと、右手に「山の神」が石碑で祀られていました。それは山に住む神さまだったり山そのものが神さまであったりしますが、いずれにしても山の神は女性神です。なので、我こそはナイスガイならぬ素敵な「林道ガイ」であると思う方は、ここは一つ探索の無事を願って祈りを捧げておくと、きっと林道の女神様に守っていただけると思いますよ。ということで、ここは男性オフライダーであるならば見逃せないポイントです。
→林道の女神様に祈りを捧げる!
ん、また?」林道の女神様に祈りを捧げてさらに前進しますが、またしてもリアがズッているような不思議な感覚が! しかも先ほどよりもズリ方が酷くなっているような気が。でもアスファルトの路面にコケは生えていません。ましてや路面が濡れているわけでもないのに一体なぜ? というわけでひとまず緊急停車です!
げぇッ、なんだこれは?!」そしてリアタイヤをよく眺めてみると、なんとブロックの部分に白いポッチのようなが深々と! こいつのせいで空気が抜けてしまい、徐々にタイヤが潰れてリアがズッていたという訳か。う〜ん、どうしよう…?
→途方に暮れる!
→緊急オペ!
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