このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 入笠1号線/ Nyukasa1gou林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.05.03 / No.N-029 
  急な九十九折りの下りですぐに途切れてしまう入笠山の極短ピストン林道


↑明るい美林の斜面を行く雰囲気は悪くもないですが、所詮は極短な作業道系の林道です。雨天直後などは遠慮しておいた方が無難かも。
士見町市街地から入笠山へと向かう登坂路の途中に存在するダートピストン林道。この界隈の林道にしては延長距離は410mと極短であり、クマザサに厚く覆われた森林の斜面を下って延びる状況は作業道そのもの。急な下りコースに始終するダートは土質だが、枯れ草に覆われているため思ったほどの滑りやすさはない。入笠山山腹の明るい美林を行く林道につき雰囲気的には悪くもないが、すぐにたどり着ける末端まで行ってみてもとくに何があるというわけでもない。なお、付近には入笠2号林道がある。

 [所在地]富士見町
 [路面状況]全線ダート / ピストン
 [コース]R20号線「富士美峠」から
     「入笠山」へ向かう途中の山腹に延びる

R20号線「富士見峠」交差点(JR中央本線「富士見駅」そば)から入笠山(1955.1m)を目指して九十九折りの登坂路を進んでいくと、途中の「鍋山上バス停」を過ぎた先の右手に入口が現れるのが入笠1号林道。富士見町から高遠方面に向かっていて偶然に発見しました。入笠山周辺はまさに林道の宝庫として有名ですが、その特徴的な林道標のカラーと聞いたことのない林道名に惹かれて急遽予定変更、突入してみることに。
笠山へと向かう九十九折りの坂道の途中にある入笠1号線の入口です。オレンジの塗装を引っ掻いて文字の部分のみを残したような、異様なひし形が出迎えてくれますが、その先へと延びていたダートは枯れ草でフカフカ状態の見るからに低規格の作業道チックな状態でした。
ざ入線すると、すぐに連続した下り坂が始まりました。元々が急な山腹の斜面に位置下林道なので、この林道には平坦路は全くなさそうな予感がします。路面は砂利質ではなくて土質。延長距離が410mの極短林道なので、そこまでの整備はなされていなかった模様。
しりと密生したクマザサに炉浮気を囲まれていますが、まだ冬枯れしている樹林は見通しもよくて意外と明るい雰囲気でした。フカフカな路面によるスリップよりも、むしろスタンドを立てた時にありがちな地面への食い込みによる自然転倒に注意を払いつつ下っていきます。
こ、林道標がなければやはり作業道にしか見えません。路面部分は薮刈りがなされて確保されていますが、車両が通行するにしても軽トラ1台が精一杯といった幅員です。そんなこんなで下っていくと、やがて左手の斜面の下に放棄された造林小屋が見えてきます。
→造林小屋を眺める!
のめりになるような急な降路が連続します。常にブレーキを効かせて下っていきますが、路面の土は枯れ草にまみれているためか、スリップでヒヤっとするシーンはなかったな。フカフカ感は抜群ですが、思っていたよりも走りやすかったですよ。
だし、途中でクレバスが現れました。雪解けの影響だと思われますが、地面がモコモコにえぐれています。柔な路面で急な下りのこの状況なので、ここではさすがに慎重さが求められました。それにしても僅か410mのこの林道、その末端がどのようになっているのか気になります。
レバスの発生していた軟弱な路面を下っていくと、いきなり行く手が途切れて終点です。プツリと完全に途切れた状態で、山道などに接続されているということもありませんでした。ある程度予期された末端の状態でしたが、となればここはUターンあるのみ。ただし、末端地点はヌタ場となっていたため、ここは無難にその手前でWRを反転させて入笠1号林道の探索は終了です。
→探索終了!
→地面を眺める!
→振り返る!
→トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

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