このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 入笠2号線/ Nyukasa2gou林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.05.03 / No.N-030 
  1号線とシリーズをなす入笠連番林道、終盤区間では作業道チックな幅狭ダートに変化


↑美しい美林の中を進むダートピストンですが、徐々に作業道っぽく変化してきます。ここは気が向いたら立ち入る程度で十分ですよ。
士見町市街地から入笠山へと向かう登坂路の途中に存在するダートピストン林道。路面は砂利が洗い流されてしまい、ほぼ土質状態となる。入線直後は幅員も普通だが、なだらかな登坂コースで進むにつれて作業道チックに狭まってしまう。1号線同様、入笠山の山腹斜面の美林地帯を進むため雰囲気は悪くない。なお、探索時には標高のある高所ゆえの残雪によって途中撤退を余儀なくされてしまったが、作業道経由で山裾へと降りられるとの噂もあるが、真偽のほどは定かではない。

 [所在地]富士見町
 [路面状況]全線ダート / ピストン
 [コース]R20号線「富士美峠」から
     「入笠山」へ向かう途中の山腹に延びる

R20号線「富士見峠」交差点(JR中央本線「富士見駅」そば)から入笠山(1955.1m)へと向かう途中にある入笠2号線林道の入口にやって来ました。直前に入笠1号線を探索していたので、「ならば2号線もある?」と思っていたところ、またしても発見してしまった林道です。付近には名の知られた林道が多いので、未知なる番号シリーズ林道を発見は嬉しい限り!
も入笠2号線林道の入口には残雪が…。今年(2014)は記録的な大雪の年であったため、下界では春真っ盛りであっても、標高の高いここではこんな有様でした。この先が少々思いやられそうですが、とりあえず入っちゃいます。
笠2号線林道の路面は予想通りに土質。日射し部分ではそうでもなかったですが、日陰では常に湿ってじゅくじゅく気味でした。そこにもって残雪ですから、状況的にはそれなりに注意して進む必要がありそう。ちょっとしたヌタ場も点在しているようです。
面的にはちょっと嬉しくない状況でしたが、それでもまだ冬枯れで見通しが素晴らしく効いた森林の雰囲気は素晴らしかったです。このような作業道じみた林道へはよほどの酔狂でなければ立ち入る者はいないので、周囲には全く人の気配というものが感じられません。シンと静まり返った静寂さは実に味わい深いものでした。
通しの良い森林の中を心地よく蛇行してダートは続きます。林道入口や随所に残雪が見られた状況から察するに、もしかしたら昨年の積雪してからまだ誰も通っていない状況なのかもしれません。まあ、この林道における雪解け後の初バイク走行なのは間違いないでしょう。
線してしばらくはそうでもなかったですが、やがて急な斜面に取りつくようなコースになると、それにつれて林道の趣はより作業道っぽく変化。両脇からのクマザサの薮に圧迫されて幅員も心無しか狭まってきます。入笠2号林道は1200mほどの長さですが、ひょっとしたら成り行きでそのまま作業道化しているのかもしれません。入口からすでに1キロ以上は進んで来ています。
かな標高差であるのに、なだらかな登り坂の林道を進むにつれて残雪量が増して来ました。林道沿いの森の斜面にも白い部分がかなり目立っています。おかげで、ただでさえ狭い幅員がさらに狭められてしまいました。ちょっと嫌な予感がし始めますが、まあ、春先林道なのでね。
らに進んで高度をあげると、走行ラインは残雪でかなり狭められてしまいました。山道の踏み跡レベルの道幅となり、加えて左手は斜め45度の斜面なのでコースアウトしたら大変です。土質の路肩は湿って軟弱なので、それも考慮しつつのちょっと面倒臭い状況です。
ここまでか!」厄介ではありますが、それなりに楽しい残雪区間を進んで行くと、やがて全面的な残雪箇所が出現! 積雪量的には乗り越えられる範疇とみましたが、状況がそれに「待った」をかけました。元々、急な斜面にへばりついた幅員の狭いこの地点、運悪く横滑りでもしたら斜面落ちのコースアウトは確実でしょう。それに今ならばなんとか切り替えしてWRを反転させられるだけのスペースはあります。林道の末端地点を眺められなかったのが心残りでしたが、10回ほどの切り返しでなんとか反転、今来た道を引き返して入笠2号林道の探索は終了としておきました。
→探索終了!
→斜面(右手)を眺める!
→振り返る!
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