このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 蕨平線/ Warabidaira林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.05.05 / No.N-043 
  特にこれといった見所もないが、ひっそりとした静寂さならば味わえるピストンダート


↑後半にて草深さが増しますが、基本的に穏やかで走りやすい1本です。静寂さに包まれた人気のない森に佇みたいならどうぞ。
洞林道(全線舗装)から分岐しているピストンダートの林道。人気のない静かな植林地の中を進むフラットダートは後半にて、やや草深さを増すものの険しさは皆無で走りやすい。決して明るくはないが、植林地特有のジメっとした暗さもなくたひたすら静寂に包まれたコースである。なお、入口にゲートの類は設置されていないが、この地がシカの食害著しい植林地である事情を考慮した処置が林道の途中にて施されている。雰囲気的に悪くもないが、末端まで進んでみても特になにもない。

 [所在地]伊那市
 [路面状況]全線ダート / ピストン
 [接続林道]蛇洞林道
 [コース]蛇洞林道「大平」付近から山中に延びる

R152号線の分断区間である「地蔵峠」を越えるには迂回ルートである全線舗装林道「蛇洞林道」を経由する必要がありますが、味気ないフル舗装の蛇洞林道を南信濃方向にヘアピンカーブで下って行くと、途中の左手に現れるのが蕨平林道の入口です。ここはまったく目立たない地点なので、注意していないと存在そのものに気がつかぬまま、あっという間に通り過ぎてしまいます。
してこれが蕨平林道の入口の様子。親切にも「この先行止まり」との立札が掲げられており、木杭タイプの林道標がぽつんと立っています。観光シーズンには迂回ルートの蛇洞林道を行き交うバイクは多いですが、こんな目立たない林道に注意を向ける者はいないのか、ダート入口はノーゲート状態でした。これもなにかの縁、先を急ぐ訳でもなかったので突入しておきました。
ここは植林系の林道?」いざ蕨平林道に乗り込むと、そこは特別暗くもないですが、明るくもない植林地帯の森を行くダート。荒れていることはなかったですが、林業関係者以外はわざわざ立ち入らないようなひっそりとした雰囲気です。
肩に薪が積み上げられていました。雨濡れを防ぐためにトタン板が被せられており、重しの石がその上に置かれています。間伐材の再利用ですね。この蕨平林道、近在の方がちょっとした作業でたまに立ち入っているみたいだな。
気のない山林内を進んで行くと小さな沢を跨ぐコンクリ橋がありました。お約束で見下ろしてみると、落ち葉が大量に積もった植林の森の中を小さな流れが下っています。特筆すべきような眺めでもなかったですが、沢の静寂な雰囲気がよかったのでちょっと佇んでしまいました。
→沢を眺める!
しさを感じることもなく、ひっそりとした静寂さのみが支配していた蕨平林道。うっすらとしたワダチダートの路面状態もフラットで全く問題なし。途中でヌタヌタな水溜まりを1箇所で見かけたくらいです。まったりとした気分でのんびり進んで行くコースが気持ちいい…。
かなアップダウンがあるくらいで、これといった勾配も見られません。意外と前方視界も良く、その気になれば高速巡行も十分に可能でしょうが、ここではその必要もないな。それよりも道すがらに漂うマッタリ感を味わいつつのんびり進んだ方がふさわしい…。
こまで水平コースが続く蕨平林道ですが、やがてなだらかな登坂コースに差しかかります。そしてとある右カーブの登り坂地点で、予期せぬ金網ゲートが出現! 画像ではかなり分かりにくいですが、WRの前方にそれが鵜確認できます。というわけでまさかの緊急停止ですよ!
→金網ゲートを調べる!
カ除けゲートをセルフでオープンさせていただき、その先へと前進します。やや草深くはなりましたが、相変わらずフラットな落ち着いた雰囲気のダートが植林の奥へと続いていました。それにしてもゲートがシカ除けであったとはね。ここ長野県に限らず、各地の山で増え過ぎたシカによる植林への食害は深刻とのこと。そのせいか、林道でも野良シカを見かけることはよくあること、各地の林道を探索していればそれほど珍しいことでもありません。
カへの対策は厳重を極めているようで、さらに進むと再び金網ゲートが! ただし、シカ除けであることが判っているためもう慌てません。落ち着いて結わえられたヒモをクルクルっとほどいてゲートを オープン させていただきました。正直、ちょっと面倒臭かったスけど…。
、せっかく2箇所目のシカ除けゲートをオープンしたものの、その先いくらも進まぬ内に蕨平林道の終点に到達してしまいました。そこにはよくある回転場となっているわけでもなく、いきなりそこで道が消滅している状況。まあ、延長距離1794mのピストン林道なので、こんなもんでしょう。なお、セルフであけさせていただいたゲートは帰りがけにきちんと 閉じておいた ことを付け加えておいて、蕨平蕨平林道の探索はここまで!
→探索終了!
→その先の様子を眺める!
→振り返る!
→トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

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