勝浦市の名無し林道

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

名無し林道線

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■「むぅ、ここまでか！」ダートはまだこの先にも延びていると先述しましたが、残念ながら機動力の高いオフバイクを持ってしてもまともに進めるのはここまで。溜池沿いの水際区間はここで終了、この先は鬱蒼とした山中区間となるのですが、この先は山道というか、それ以下の廃道化状態にあるため、行き倒れ廃車をも辞さない恐れを知らぬ剛の者でない限りは、とてもじゃないですが進めません。ただし、ここで引き返してしまっては、当名無し林道が本当に杉戸線につながっているのか確認できないので、不本意ながら以降は徒歩による探索となりました。
→溜池の上流部（左手）を眺める！
→溜池の下流部（右手）を眺める！
■溜池を横断して対岸に渡ると、ダートはこれまでと一変していきなりこのような荒れ状態に…。これは、「ここから先は山道になっている」というよりも、放棄による荒廃というのが正確なところでしょう。横たわる倒木も風雨によってすでに腐りきっており、放置状態が永く続いたのか、足を乗せるとぐしゃっと潰れてしまいました。
■この区間は元々は狭いながらもそれなりの幅員があったと思われますが、路面の谷側が半分ほどが部分的に崩落してしまったようです。そこに草木が生えているため今では小径程度にしか見えませんけど。滑ると左手の谷に転落する危険が大なのでここは慎重に前進します。
■ちなみにこの半崩落区間についてですが、そのすぐ脇は谷間のようにこんな感じで落ち込んでいます。しかもそこは溜池の最上流部にもなっているため、もしも滑り落ちてしまうと、泥まみれになるだけではなく沼のように淀んだ水中にハマってしまう恐怖が！　徒歩ででも滑りやすいのにバイクでなんて…とても無理ですよ。
■無数に垂れ下がったツタと倒木が…。よく見ると倒木には無数の気持ちの悪いキノコがびっしりと生えていることから、やはりここは既に道としては放棄されているということが分かります。
■「こんな道を平気で走れるのはルパン三世ぐらいだ！」とでも言いたくなるような倒木のラッシュが続きました。障害物の多さは致命的ですが、それでも道筋事態は続いているため、かつてはまともなダートであった面影が僅かに残っています。ただし、オフバイクで走れるかどうかは、また別の話ですけどね。
■そして倒木に足を引っかけて転ばないようにさらに前進すると現れたのがこの土砂崩れ地点です。ここもその発生から永らく時間が経過したため、自然の一部と化しているような状態でした。左側は谷なので、右手側を乗り越えてやり過ごします。
■小山のようになった土砂崩れ箇所を今度は滑らないように降りますが、高低差があるうえに掴まる物が草くらいしかないので屁っぴり腰になってしまうのは仕方ないでしょう。まともに歩けない状態が続くので、なんだか疲れてきましたよ。ハァ…。
■土砂崩れ地点を過ぎると、その先にはガレ場が待っていました。おそらく、路面の土が洗い流されて剥き出しとなった岩盤が無数に頭を覗かせています。そこに清水が流れているため、非常に滑りやすい状態にあってとても危険です。「ワシはこんな所に来とうはなかったのに！」と弱気になりつつ前方の左カーブになった登り坂に向かうと…。
■なんと、行く手の藪の中に黒い穴が！　よくやく杉戸線からの分岐直後の例の素堀隧道の反対側にたどり着いたようです！　素堀入口付近はガレと藪で滅茶苦茶状態でしたが、その目で確認すべく接近してみることにします。
■「そうか、ここにつながっていたのか！」さらに接近すると、そこには不気味なまでに黒々とした素堀の出口が！　これで杉戸線を通るたびに気になっていた例の素堀の先の様子が全て分かり、ようやく長年の宿題が解けたような感じです。ただし、当名無し林道は、どうやっても尋常な方法では走破することはできないことも、これで同時に分かってしまいましたけどね。
■素堀隧道の出口の様子です。落盤の痕跡である岩石および厚く土砂が堆積しており、とても危険な状況にあることは、相変わらず変わりがないようです。
■ポツンと小さく見えていた杉戸線側の入口の光点です。それ以外は全くの暗黒状態であり、通り抜けてみたい誘惑に駆られましたが、それは控えておくことにします。ヤマビルなんかがが生息しているともいうし…。
■でもこれだと内部の様子が全く分からないので、少しだけ入ってみました。出口からは入口の光点が見えていたのに、内部に入ると見えなくなってしまいました。途中に堆積している落盤の陰にでも隠れてしまったのでしょうか？
■あまり奥へと進んでしまうのは危険なので、早々に出口へと引き返します。そしてこれが出口からの光景。万一、どうにかこの素堀をオフバイクで通り抜けられてしまう事態があっても、その先にはさらなる難所が待ちかまえているため、どのみち引き返すハメに陥る公算は大いに大でしょう。ただし、徒歩でならば今見てきたとおりです。というわけで当名無し林道の探索は終了です。
→探索終了！
→迂回して杉戸線に向かう！

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	■「むぅ、ここまでか！」ダートはまだこの先にも延びていると先述しましたが、残念ながら機動力の高いオフバイクを持ってしてもまともに進めるのはここまで。溜池沿いの水際区間はここで終了、この先は鬱蒼とした山中区間となるのですが、この先は山道というか、それ以下の廃道化状態にあるため、行き倒れ廃車をも辞さない恐れを知らぬ剛の者でない限りは、とてもじゃないですが進めません。ただし、ここで引き返してしまっては、当名無し林道が本当に杉戸線につながっているのか確認できないので、不本意ながら以降は徒歩による探索となりました。 →溜池の上流部（左手）を眺める！ →溜池の下流部（右手）を眺める！
	■溜池を横断して対岸に渡ると、ダートはこれまでと一変していきなりこのような荒れ状態に…。これは、「ここから先は山道になっている」というよりも、放棄による荒廃というのが正確なところでしょう。横たわる倒木も風雨によってすでに腐りきっており、放置状態が永く続いたのか、足を乗せるとぐしゃっと潰れてしまいました。
	■この区間は元々は狭いながらもそれなりの幅員があったと思われますが、路面の谷側が半分ほどが部分的に崩落してしまったようです。そこに草木が生えているため今では小径程度にしか見えませんけど。滑ると左手の谷に転落する危険が大なのでここは慎重に前進します。
	■ちなみにこの半崩落区間についてですが、そのすぐ脇は谷間のようにこんな感じで落ち込んでいます。しかもそこは溜池の最上流部にもなっているため、もしも滑り落ちてしまうと、泥まみれになるだけではなく沼のように淀んだ水中にハマってしまう恐怖が！　徒歩ででも滑りやすいのにバイクでなんて…とても無理ですよ。
	■無数に垂れ下がったツタと倒木が…。よく見ると倒木には無数の気持ちの悪いキノコがびっしりと生えていることから、やはりここは既に道としては放棄されているということが分かります。
	■「こんな道を平気で走れるのはルパン三世ぐらいだ！」とでも言いたくなるような倒木のラッシュが続きました。障害物の多さは致命的ですが、それでも道筋事態は続いているため、かつてはまともなダートであった面影が僅かに残っています。ただし、オフバイクで走れるかどうかは、また別の話ですけどね。
	■そして倒木に足を引っかけて転ばないようにさらに前進すると現れたのがこの土砂崩れ地点です。ここもその発生から永らく時間が経過したため、自然の一部と化しているような状態でした。左側は谷なので、右手側を乗り越えてやり過ごします。
	■小山のようになった土砂崩れ箇所を今度は滑らないように降りますが、高低差があるうえに掴まる物が草くらいしかないので屁っぴり腰になってしまうのは仕方ないでしょう。まともに歩けない状態が続くので、なんだか疲れてきましたよ。ハァ…。
	■土砂崩れ地点を過ぎると、その先にはガレ場が待っていました。おそらく、路面の土が洗い流されて剥き出しとなった岩盤が無数に頭を覗かせています。そこに清水が流れているため、非常に滑りやすい状態にあってとても危険です。「ワシはこんな所に来とうはなかったのに！」と弱気になりつつ前方の左カーブになった登り坂に向かうと…。
	■なんと、行く手の藪の中に黒い穴が！　よくやく杉戸線からの分岐直後の例の素堀隧道の反対側にたどり着いたようです！　素堀入口付近はガレと藪で滅茶苦茶状態でしたが、その目で確認すべく接近してみることにします。
	■「そうか、ここにつながっていたのか！」さらに接近すると、そこには不気味なまでに黒々とした素堀の出口が！　これで杉戸線を通るたびに気になっていた例の素堀の先の様子が全て分かり、ようやく長年の宿題が解けたような感じです。ただし、当名無し林道は、どうやっても尋常な方法では走破することはできないことも、これで同時に分かってしまいましたけどね。
	■素堀隧道の出口の様子です。落盤の痕跡である岩石および厚く土砂が堆積しており、とても危険な状況にあることは、相変わらず変わりがないようです。
	■ポツンと小さく見えていた杉戸線側の入口の光点です。それ以外は全くの暗黒状態であり、通り抜けてみたい誘惑に駆られましたが、それは控えておくことにします。ヤマビルなんかがが生息しているともいうし…。
	■でもこれだと内部の様子が全く分からないので、少しだけ入ってみました。出口からは入口の光点が見えていたのに、内部に入ると見えなくなってしまいました。途中に堆積している落盤の陰にでも隠れてしまったのでしょうか？
	■あまり奥へと進んでしまうのは危険なので、早々に出口へと引き返します。そしてこれが出口からの光景。万一、どうにかこの素堀をオフバイクで通り抜けられてしまう事態があっても、その先にはさらなる難所が待ちかまえているため、どのみち引き返すハメに陥る公算は大いに大でしょう。ただし、徒歩でならば今見てきたとおりです。というわけで当名無し林道の探索は終了です。 →探索終了！ →迂回して杉戸線に向かう！