このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2008.01.06
No.C-nameless-4

名無し林道線■君津市 ■半ダート
■牛草地区から山中へと延びる

 タイヤに絡むモッサリとした砂地が走りにくい異様な治山系名無しダート 

 ↓まるで水路に入り込んでしまったような雰囲気が異様です。砂地ダートは走
 りにくい上、進むにつれてクレバスが出現してさらに荒れてしまいます。
……こんな感じ……
■君津市牛草地区に延びる治山系名無林道線。その入口はただの空き地かの入口としか見えないが、一歩その先へと乗り入れると、すぐにホカホカな砂地ダートが始まっている。全線に渡って両路肩が平積みの石壁で護岸されているため、まるで幾何学的な形状をした水路を走っているような雰囲気。砂地の路面は基本的には雑草に覆われていたが、雨天時にはそこに水流ができるのか、幾筋もの溝ができていた。深部へと進むにつれて溝は深くなり、路面は徐々に荒れていくが、まともに進めるのは、やがて現れるY字分岐の手前まで。この二股地点の先はどちらも荒れた藪道と化してしまう。まるで水路のような砂地ダートが印象的だが、その先には特に何があるというわけでもない…。

■鹿野山周辺のまだ見ぬ林道を求めて彷徨い突入した名無し線です。もちろんこんな場所に林道標などあるはずもなく、ふつうなら全く気に留めることもないのですが、ふと何気なくコンクリ打ちっ放しの入口を登ってみると…。
■すぐに落ち込むような形で、まるで枯れた沢床のような砂地ダートが森の奥に延びていました。しかもよく眺めてみると、フワフワの砂地にはなんと酔狂二輪のわだち跡が! まるで砂浜のように厚く堆積し、みるからにタイヤを取られそうな半乾きの砂地ですが、そこにわだちがあった以上、ここはもう突入するしかないでしょう!
→入口を振り返る!
■ズ、ズズズ…。砂地ダートはやや湿り気があるのが救いでしたが、予想以上にホカホカでリアがズリまくりです。まあ、ヌタヌタの土質よりはまだマシではありますが…。
■作業道(たぶん)とはいえ、部分的にコンクリ製の立派な護岸が目に付きました。どことなく干上がった水路の底みたいな感じで、今にもカーブの先から鉄砲水でも流れてきそうな雰囲気です。一体ここはなんなのでしょうかね?
→路肩を調べる!
■コースとしては山中に向かって延びているため、必然的に勾配区間が発生することになりますが、よくある断続的な勾配ではなく、全く水平な砂地区間とコンクリ路面の傾斜部分が交互に現れ、階段状に登坂しているようでした。この砂地区間も埋もれてしまっただけで、もしかするとコンクリ舗装されているのかもしれません。先人の方の派手にズったわだち跡が目に付きます。
■コンクリ斜面を登って再び砂地を進むと、その前方にまたコンクリ斜面が見えています。前進するにしたがって路肩の雑草の勢いが増してきたようで、それと同時に砂地の路面にも溝が目立ちはじめて、やや荒れた雰囲気になってきました。
■石を平積みして金網ネットで覆った簡易的な護岸が続きます。護岸によじ登って眺めてみると、幾何学的な形にダートがクイッ、クイッと曲がっているのがよく分かりますね。周囲はジャングル状態の森で、どこを走っているのか全く分かりません。
■やや荒れてきた砂地路面の状態です。降雨時にはやはりここは水路となるのか、水流で深く掘り下げられた溝が路面を左右しながら走っています。それ以外は雑草なんかが生えていました。
■溝は進むにつれて大きく、深いものになってきました。二輪のわだち跡はこの溝に沿って延びていたので、それをなぞるようにたどって前進します。ただし、溝が深い部分はハマると面倒なので、その脇の雑草部分に回避しておきました。溝の規模から察するに、ここは降雨時にはけっこうな流れになるのかもしれません。
■さらに進むとコンクリ斜面の手前で砂地が洗い流されてしまったらしく、ちょっとした段差ができていましたが、なぜか丸太が置かれていました。誰がどこから持ってきて置いたのかは分かりませんが、こういうのって、気が付くといつの間にかできていたりするんですよね。有難いことです。
■「あっ、車だ!!」 その後、砂地がますます荒れてきたので、徒歩で前方を偵察してみたところ、こんな場所に乗用車が! チラリと横目で眺めた車内には誰もいませんでしたが、それにしても一体こんな所に何をしに…? まさか作業道探索で立ち往生? 自分も怪しいけど、この車だって十分に怪し過ぎます! それにしてもドライバーは何処に行ったのでしょうか? まあ、車が入ってきたということで、取り敢えずここまでは致命的な問題はないのは分かりましたけど。
■無人の乗用車の横を抜けて、左カーブを曲がった先のコンクリ傾斜を登った地点です。ここまで来ると、荒れは絶頂に達し、もはや陥没といった感じになりました。二輪のわだち跡もこの辺りで消えています。さらに強引に進めないこともないのですが、どうやら、この辺りで遠慮しておいた方が無難な雰囲気です。
→振り返る!
■これ以上のXRでの突入は遠慮させていただきましたが、やはりその先が気になるので徒歩にて偵察しておきました。オフバイクといえども、落ち込んだらちと面倒な陥没脇を通って進むと砂地ダートはY字に分岐しており、共にまだしばらくは続いていそうな感じです。ただし、砂地に生えた藪が酷く、またそれに隠されて路面状態もよく分からないので、この先はやや危険な状況でした。そのうち気が向いたらさらに深部まで突入してみたいと思いますが、何か変な物でも見つけてしまうとイヤなので、今回はこれにて探索終了とさせていただきます。
→遠慮する…
→右手分岐を眺める!
→左手分岐を眺める!

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