このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 寺沢林道/ Terasawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.04.29 / No.SHI-068 
 [ 所在地 ]川根本町 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 ダート区間も残存するが、砂防ダムで終点となる延長距離の短い平凡なピストン

大井川鉄道青部駅前から本城下泉林道〜文沢林道と乗り継いで、川根本町「文沢」地区から町道を大井川鉄道下泉駅方向に進むと、壱町河内(いっちょうこうち)地区で左折分岐で起点のある寺沢林道です。のどかな茶畑風景の広がる集落にある起点からスタートしていた林道はまずは舗装路状態で開始。味気ないその路面状態に、一瞬どうしたものかと悩みましたが、とりあえずそこに林道標を見つけたからには突入してみることにします。
→林道標を眺める!
線直後は残念な舗装路であった寺沢林道でしたが、嬉しいことに路面は砂利質のダートへとすぐに変化。そしておそらく寺沢というのでしょうね、林道名にもなっているささやかな小さな沢を跨いで緩く登坂していきます。
→沢を眺める!
沢の流れを跨いでその右岸に取り付くと、そのまま沢沿いに溯って林道は続きます。場所によっては小砂利質の路面に拳大の石ころなども混ざって、タイヤで踏みつけるときゅっきゅと石が軋む音がしますが、オフバイク的にはいたって走りやすい状態です。この路面状況からさっするに、頻繁ではないにせよ、林道へと立ち入る車両もたまにあるみたいだな。
して暗い雰囲気ではありませんが、かといって雰囲気的に素晴らしいわけでもない状況のまま、緩く連続した登り坂が続きます。一言でいえば、よくある平凡は植林地帯の林道といったところ。植林地帯を行く林道なので、景観的にも特筆すべきものはありません。スギやヒノキが茂っているだけですね。林道名由来の寺沢の流れもほとんど見えていないし。
理院地図には記載されていませんが、そういえば途中で林道左手に寺沢の沢辺方向に降りる分岐がありました。林道には特に撮影しておくようなものもなかったので、話のネタに分岐を左折して沢辺りへと下ってみました。その坂道を下っていくと、途中で切り返しの反転があるのですが、そこは大きく開けた広場になっていたんですね。
り返し地点にあった広場です。ご覧の通りかなりの広さで、とくになにがあるというわけでもありませんが、探索時には四駆が1台止められて脇にテントが張られており、春のうららかな陽気のなか、まったりと過ごされている方がおられました。もちろん、わざわざ話しかけるといった無粋なことはしませんよ。そしてそれ以上進んでも何もなさそうなので広場でUターン、すぐに寺沢林道本線に復帰して探索を続行しておきました。
岐を過ぎると林道の雰囲気尾はガラリと変化。ズルズルに斜め45度に堆積した砂礫の間の切り通しのような地点を抜けて下っていきますが、その雰囲気は荒々しい山岳ダートそのものです。なぜこの区間だけそのようになっているのかよく分かりませんでした。この寺沢林道ですが、ここまで進んできた限りでは山岳ダートといった趣でもないのですが・・・。しかし、雰囲気的にはいい感じです。
んな下り坂を進んでいくとやがて寺沢の岸辺地点にたどり着きましたが、ここは一体どのような場所なのでしょうか? 路肩には玉切りされた丸太や木材が無数に置かれています。林業の木材搬出の土場のようでもありますが、ちょっと違うみたい。
なみに同地点で振り返ってみるとこんな状況です。路肩の脇に丸太や製材された板が所狭しと置かれていました。う〜ん、これは林業の土場ではないですね。なにやら個人で製材をする場所っぽいです。まるで人様のプライベートな作業場といったった感じかな。
→周囲を眺める!
材場のすぐ先には寺沢の堰堤が見えており、ダートはその脇まで延びているようです。そこが林道終点だと思われ、そこまで進もうとしたのですが、山から流れ出した小さな沢で路面がガクっと落ち込むように分断されているのを発見。所詮、寺沢林道は1キロちょっとのピストンであり、無理してそこまで行くこともないと判断、事実上の終点となっていたこの地点で今きた道を引き返して探索を終了しておきました。
考までに、これが堰堤の手前に発生していたダート分断地点。山から流れ出した小さな水の流れが路面を恐ろしく深くえぐっています。洗堀というには規模が大き過ぎるので、おそらくこれは大雨の時の増水によるものでしょう。しかし、堰堤まで行く車両もないので、そのまま放置されているのが現状らしいです。
→探索終了!
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