このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.11.18
No.TO-002

宝沢線■あきる野市 ■半ダート
■県道201号線養沢地区から山中へと延びる

 後半の虫食いダートはやや興醒めだが、そこからの眺望は悪くはない 

 ↓ダート区間後半で振り返ると険しい山々の眺望が! 起点付近の舗装路を眺
 める限り、さほど突入心は湧きませんが、気が向いたら1ピストンしても可。


……こんな感じ……
■御岳山麓の養沢沿いから分岐するピストン林道。途中の宝沢地区にこのエリアでよく見られるマス釣り場があるのみで、特に見所はなく、舗装区間は生活道路も兼ねている。起点である県道から分岐すると終点まで断続的に坂道が続き、マス釣り場のある宝皿鉢区を過ぎた先で舗装が途切れてダートになっている。ダートは良く締まった砂利質で走りやすいが、部分的に舗装化が見られ、虫食いダートになっているのが現状。景観的には起点からダート区間半ば付近までは木々に遮られて視界もきかず、ほとんど面白みはないが、その後の終点までの区間に限っては、右手に眺望が開けて東京都らしからぬ、意外な山深さを感じることができる。

■都道201号線から分岐する宝沢線の起点です。大きくカーブした1車線舗装路が宝沢の流れに沿って緩く登坂して延びています。この付近一帯はマス釣場が広く点在し、分岐口には青い林道標と共に「宝沢マス釣場」の看板が掲げてありました。なお、林道名の宝沢は「ほうざわ」と読みます。
■県道から宝沢線に入線するとこんな感じの緩い坂道が続いています。釣り客などの乗用車と出会ってしまうと、すれ違いがめんどくさそうな感じの車幅です。ただ狭いだけで、付近の一般舗装路と何ら変わりはありません。
■宝沢の小さな流れに沿って進みます。じっくり眺めてみると、それなりにきれいな眺めではありますが、その規模は小さめ。起点からここまではあっという間の距離です。
■沢沿いのやや薄暗い杉林を抜けて坂道を登っていくと、宝沢地区の民家が見えてきました。「宝沢増鱒釣場」の看板もあります。起点に掲げてあったマス釣場はこの建物のようです。看板のすぐ先左手には小さな養殖池がありました。
■昼間なのに誰も歩いていない静まりかえった宝沢の家並みを抜けてさらに登っていくと「車両通行止」の看板が。そこにあってないような、どことなくやる気のない半ば放置された状態です。ひょっとして休工日…? もちろん、気にも留めませんけどね。
■なんだか進むにしたがって坂道がキツくなってきたようです。坂道というよりも登坂路といった感じで傾斜角度が一気に増してしまいました。ふと路肩に目をやると薪が積んであり、その横に炭焼き窯がありました。ここ、窯があるのであって、炭焼き小屋が立っているわけではないですよ。
→路肩を眺める!
■炭焼き窯をチラリと眺めてさらに登って進むと、いきなり舗装路が途切れてダートが現れました。路面は一応、砂利質ですが、まあ、よく見かける普通のダートです。全線舗装と思っていただけに、ちょっとホッとしました。
■切り返しの急カーブで登坂路が続きます。何気なく振り返ってみると、カーブの正面になぜかひょろりとした一本杉が目につきました。各地の伐採地帯や植林地帯でたまに見かける光景ですね。最後の柿は採らずに残す…というやつでしょうか、これは。
■法面護岸の施された山肌の急斜面をたどってダートはさらに延びています。路面に頭をのぞかせる岩コロで多少ガタガタとした感じになっており、ここでのコースアウトは致命的ですが、ここではまずそんな失態をおかす心配もないでしょう。
■その後も断続的に続く坂道の途中で、また振り返ってみると遠方に谷向かいの山の斜面が見えています。先ほどまでは仰ぎ見るような形で見えていた山の斜面ですが、ここではやや見下ろすような感じに見えました。徐々に標高を稼いでいるようです。
■「えぇ…ッ?!」ここまでけっこうイイ感じで進んできたのに、まるでその勢いをくじくかのような舗装路の出現です。どうやら、宝沢線は少しづつ林道延長工事がなされており、そのタイミングで新たに開設されたこの先の区間を舗装したのかもしれません。
■でもご安心下さい。少し進むとすぐに舗装路が途切れて再びダートが復活し、それと同時に進行方向右手に眺望が開けます。ここはガードレールがちと邪魔ですが、宝沢線随一の眺望ポイントになっており、ちょっとした山岳林道の趣(最上段の画像を参照)があって、わるくはありません。
→眺望を眺める!
■ダート区間復活で安心したのも束の間、少し進むと前方にまた舗装路が! 虫食いでの舗装になんの意義があるのか分かりませんが、まあ、仕方ありません。少々興醒めな感じもしますが、そのまま舗装路に向かって前進します。
■で、また少し進むとダートがまた復活。もう騙されないぞ、と疑心暗鬼で進むも、その先に待っていたのは唐突すぎる行き止まり。ダートはいきなり山の斜面に突っ込むような形でプツリと途切れてしまいます。雰囲気的にはさらに延長工事の行われそうな感じもしましたが、周囲に重機などは見当たらず、その予定があるのかどうか詳しいことは不明…。
→探索終了!
→振り返る!
→さらに前進を試みる!

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