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探索日 2009.02.15
No.TO-014
松尾沢線 | ■日の出町 ■全線ダート ■都184号線から分岐して山中に延びる |
民家脇をかすめて山中に延びる陰気さの否めないショートなピストン |
……こんな感じ…… ■都184号線からダイレクトに分岐して山中へと延びるピストンダート。民家への入口のような脇道から入線すると、やはりその庭先をかすめて杉林の昼なお薄暗い山中へと登り坂が続く。「松尾沢」林道というくらいなので、沢沿いにでも延びているのかとも思うが、そのようなことはなく特に見所もない。加えて沿道の雰囲気は暗めであり、ここは黙々とダートをたどるのみとになる。しかも延長距離は短めであり、気が付くと自然消滅系でエンドを迎えてしまう。なお、入線直後の区間は民家がすぐそばにあるため、半ば私有地と化して(?)色んな物が散乱するように置かれているため、やや雑然とした雰囲気が漂う。総じてあまり雰囲気の良い林道ではない。 |
■都184号線沿いにある松尾沢線への入口です。都道からいきなり入線できるのは良いのですが、松尾沢線へは何の変哲もないこの狭い民家脇から入ることになるので、ガラ空きで車が飛ばしている都道を煽られつつ、トロトロと進まないとあっという間に通り過ぎてしまうハメに。なお、当林道には林道標も設置されてはいるのですが、都道からは見えない少し進んだ位置にあるため、目視確認も当てにはできません。ちなみに手前方向が五日市方面になっています。 | |
■松尾沢線入口を正面から眺めてみました。ご覧の通り路面はすぐにダート化していますが、都道から入線すると民家の庭先のすぐ脇を通っています。加えて肝心の林道標がここからでは位置的に見えないため、「ひょっとしたら民家への入口?」との思いが拭いきれず、簡単そうで意外と入りづらい松尾沢線への入口です。 | |
■都道からダートに入って、かなりゴチャゴチャとしたお世辞にも美しいとは言えない民家の庭先の脇を過ぎると、こんな感じで路肩に林道標が立っています。どうせなら都道への合流地点に立てればいいものを…、と思ってしまいますが、ま、こればかりは仕方ありませんね。なお、探索時には林道標の手前で振り返って都道との合流地点を撮りたかったのですが、生憎、民家の庭先では主婦とおぼしきオバさんが洗濯物を干している真っ最中。かなり怪訝な目つきでこちらを眺めていたっけ。しかもタイミングの悪いことに、構図的にはどうしても物干し竿の下着類を撮影する形になってしまうので「こいつはヤバイ!」と撮影は断念することに。「実は林道を…」などと言ってみたところで、ますます怪しまれるだけなので、早々に逃げるようにしてダートを先へと進んでおきました。 | |
■でも、撮っちゃった。これだとオバさんは写っていませんが、そのせいで結果的には肝心の都道との合流地点は構図的に写すことはできず、わずかに洗濯物も左隅に映り込んでいます。いつまでもとどまるエンジン音に、いつオバさんがこちらへとやって来ないかとビクビクものでしたけど。撮影による記録を残しつつの林道探索では人的障害も意外と多いものです。 | |
■気を取り直して先へと前進します。でも路面にはよくある雑草ワダチではなくてコケが生えているようで、何となくジメジメとした雰囲気に。まあ、決して明るい雰囲気の林道ではなさそう…。 | |
■多少の陰気さを感じつつさらに進みますが、前進するに連れて入線直後の路面のボコボコとした感触はなくなってきたようです。変わりにフカフカとした、やや腐葉土状態の土質になりました。それだけ山に分け入ってきたということなのか、入口そばの民家脇で見受けられたゴチャゴチャとした雑然さもなくなったようです。 | |
■昼なお薄暗い森の中に登り坂でダートが続きます。うっすらとワダチが形成されていましたが、ここまで入ってくる車両がそうあるはずもなく、全く人気の途絶えた感じでした。距離的には都道からさほど離れていないのに、意外なほど山深さを感じさせられる雰囲気でもあります。 | |
■おおよそ、林道沿いには沢の流れがあったりするものですが、ここではダート沿いに沢が流れているわけでもなく、よって特に見るべき物もいままに黙々と前進します。で、やがてたどり着くのがこの地点。なんとなくまだ前方にダートが続いているようにも見えますが、どうやらここが松尾沢線の事実上の終点になっているようでした。道が途切れている、というよりかは自然消滅している感じです。決して明るい雰囲気でもないこんな場所でたたずんでみても仕方がないので、早々に今来た道を引き返して松尾沢線の探索は終了としておきました。 →探索終了! →その先を眺める! →振り返る! |