このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.03.20
No.TO-024

長沢入線■青梅市 ■全線ダート
■都28号線「富岡」地区地先より山中に延びる

 作業道風のダートが伐採現場に延びるが進める距離は短く最終的に山道化 

 ↓殺伐とした伐採跡に沿って簡易的な幅狭なダートが延びています。木材搬出
 系林道であるためワイルドさはありますが、進める距離は雀の涙ほどかと。


……こんな感じ……
■青梅市と入間市との境界の丘陵地帯に延びるピストンダート。入線するとすぐになだらかな丘のような山肌の杉の植林地帯に入るが、道筋に沿って木が伐採されているため植林地帯特有の薄暗さは全くない。いわゆる林業系の林道で木材搬出路としての役割が大きいらしく、荒廃によるガレや荒れは見られないが、路面の造りは細かな起伏が連続する作業道臭の漂う大雑把な感じになっている。ただし、林道として機能しているのは伐採現場の最前線までであり、気軽に進めるのもそこまで。道筋は厚く堆積した落ち葉まみれでさらに続いているが、「元々、林道区間はここまでだったのかも?」と勘ぐってしまうほど、ダートはものの見事に山道化してしまう。

■東京都の林道といえば奥多摩や日の出町辺りに有名所が集中していますが、関東山地が平野部と接する青梅市の扇状台地の丘陵地帯にもピストン林道群が無数に存在。ただし、そのアクセスや立地などの諸条件によっていわゆる林道的な魅力に欠けるのか、まっとうな一般林道ライダーはよほどのことがない限り寄りつかないのが現状であり、各種林道系サイトにおいてもリスト式に名称のみで軽く紹介されているに止まっている場合が多いようです。おおよその想像はつくものの、実際の現場はどんな感じであるのかよく分からないのが正直なところなので、ここは一念発起して自ら探索してみることに。というわけで、岩蔵温泉そばにある長沢入線の入口へとやって来ました。
■都道沿いの民家の脇道を抜けて裏山に向かうような感じの舗装路を進むと、そこに長沢入線の起点がありました。ただし、そこには1本のチェーンが張られており、しかもこの入口は最奥の民家の庭先に位置しているため、かなりドキドキしたものを感じてしまうかもしれません。でも目指すのは人様の民家ではなくあくまで林道。まずは落ち着いて「仕掛け」を調べることに。
■「ここ、通りますよ…」どうやら例の仕掛けにはカギが装着されていないようです。よって事実上の自由通行状態にあるようなので、ここはそっとチ○ーンのフックをセルフで外して入線させていただきます。
→振り返る!
起点を後にして長沢入線に突入すると、ダートは作業道風なものへとすぐに変化。ボコボコとした細かな起伏のある簡易的な路面が杉林の奥へと延びていました。
■ここは一体どういう場所なのでしょうか? ダートに沿う形で木々が伐採されており、その空間だけがひょろりと延びていました。板で補強された軟弱な路肩には無数の切り株や根っ子が残り、なにかこう殺伐とした雰囲気が感じられます。
■途中で今来た方向を振り返ってみるとこんな感じです。木々が伐採されているため、民家脇の入口から緩く登ってきた道筋と、周囲のなだらかな山肌の地形がはっきりと見てとれました。山といってもこうしてみると、やはり丘陵のような規模であることが分かります。
■地肌の露わになった山肌を眺めつつ前進すると、すぐに伐採現場の最前線らしき地点に到達、そこから先は昼なお薄暗い杉林の中へと進んでいくことに。と同時に路面状況はそれまでのものとは一変、ダートは徐々に落ち葉まみれの山道化しているようでした。
■杉林の中に入っていくらも進まないうちに路面はこのような状況に…。「車両通行止」の看板が虚しく掲げられていたことから、道筋自体はさらに奥へと続いているようでしたが、これより先は落ち葉まみれで地面の土も全く見えていません。その先にて何が起きて、その結果どのような状態にあるのかは不明ですが、もはや道はフカフカな山肌そのものと化しています。よってここは潔く勇退を決意、今来た道を戻って長沢入線の探索は終了としておきました。
■ちなみに、勇退地点で振り返るとこんな感じです。伐採現場の最前線はまだここまで至っていないようですが、切り倒しが進めば、この先の区間も通常走行可能な状態に開けるかもしれません。
→探索終了!
→その先を眺める!

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