このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.03.20
No.TO-031

正沢線■青梅市 ■全線ダート
■都193号線「成木」地区から山中に延びる(成木8丁目590番地イ[起点]〜成木8丁目607番地甲[終点])

 スリッピーな土質路面と暗い鬱蒼とした濃さで延びる作業道じみたピストン 

 ↓極短なのでスリッピーな山土路面はほとんど気になりませんが、雰囲気的に
 はかなり暗めです。そういうのか好みな方なら楽しめるかも…。


……こんな感じ……
■都193号線沿いの山中に存在するピストン。林道標の立つ起点から入線するとダートでスタートするが、路面は山土質でヌタっぽい。それを反映してか、入口からしてすでに鬱蒼たる雰囲気が漂っていて雰囲気的には暗めとなっている。入線すると小さな沢沿いに僅かな登りで土質ダートは延びるが、すぐにY字となった正沢線の終点と思われる分岐地点に到達。道筋はそれぞれさらに続くも、その先は共に妖しい感じで山道化してしまう。延長距離は1キロにも満たない極短であり、あっという間に林道区間のエンド地点にたどり着いてしまうが、それでもスリッピーな路面状態には気が抜けない。夕暮れ時にはあまり近づきたくない1本だろう。

■JR青梅線「軍畑駅」付近から都193号線を進むと、 都53号線との合流地点手前に「北小曽木バス停」があります。バス停脇を右折して少し進むとやがて左手に善吾谷津線の入口が現れますが、そこを直進した先に存在するのがこの正沢線。林道標と共に「山林作業道」の文字が記された看板類が立ち並ぶその入口は鬱蒼とした林に囲まれており、いかにもなピストン臭がプンプンと。資料によれば1キロにも満たぬ極短とのことらしいですが、それはそれとしていざ正沢線に突入せん!
■と思ったのですが、案の定そこには例の仕掛けが…。
→ゲートを調べる!
■付近の林道群にて見受けられるこの種のチェーンゲートには、南京錠が付いておらずセルフで架け外し可能な場合も多いのですが、もちろん中にはカギ付きなケースも存在。よって、その可否はその時の運に左右されるところが大きいかもしれません。
■「うへぇ〜」幸いセルフ状態にあったチェーンゲートを失礼させていただきましたが、その先にて待ちかまえていたのは四輪のタイヤでこねくり回されたヌタヌタな山土ダート。入線早々でにしてこれじゃあ、先が思いやられます。
■「分岐発見!」ブヨブヨでスリッピーな山土ダートをたどって少し進むと、やがて行く手にこのようなY字状の分岐箇所が現れました。左折側はダート沿いの小沢をコンクリ橋で跨いでおり、右折側はそのまま小沢沿いにその源流方向へと続いています。左右のいづれが正沢線本道であるのかは、それぞれの行く手の状況を眺めてみないことには判断できませんが、資料によれば正沢線の延長距離は521mポッキリなので、ひょっとしたらこのY字の分岐地点こそが林道区間としての終点となっている可能性もあります。なので、ここはまず左右の様子を見てから判断することに。
■というわけでまず小沢をコンクリ橋で跨いでいる左折方向の様子ですが、コンクリ橋を渡り終えた地点にてダートはあえなく山道化。そのコンクリ橋もすでに橋上には厚くテンコ盛りで土が堆積、どう見てもこの先は生きている林道では無さそう…。
■そしてもう一方の右折側の様子になります。こちらも一気に幅員が踏み跡レベルに細まって山道化しており、ここはもう林道区間ではないことが一目瞭然かと。以上をふまえると、やはり先述のY字分岐地点そのものが正沢線の終点となっていると思って間違いないみたいですね。というわけで、ここから先の調査はその手のマニアに委ねるとして、正沢線の探索はあっという間にここで終了となりました。呆気ないですが、なにせ正沢線は521mなので…。
→探索終了!

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