このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.03.20
No.TO-033

高土戸入線■青梅市 ■半ダート
■都53号線「成木」地区から山中に延びる(成木7丁目754番地1[起点]〜成木7丁目971番地1[終点])

 ダラダラ舗装をたどった先にダートが存在するも、地味な雰囲気は否めずに… 

 ↓ダート区間はダラダラと舗装路をたどった後半に存在。路面的には走りやす
 く何ら問題はないですが、沿道の雰囲気的には平凡かつ地味な1本です。


……こんな感じ……
■ショートなピストン天国である青梅市にあっては、おそらくロングな部類となる2キロ弱の延長距離を誇る半ダートのピストン。都道からの入口は切り通し状でいかにも暗そうな雰囲気が漂い、またそこには場合によっては南京錠で施錠されていることもあるチェーンゲートが設置されている。入線すると前半は小さな沢沿いになだらかに登坂していくが、沢を登り詰めると路面はそこでダート化、以降は山肌をくり貫いた切り通しの連続する山岳ムードで雰囲気がそれまでとは一変する。ただし、道すがらの展望やこれといった見どころはないため、後半にてダート区間が存在してはいるものの、胸躍るような1本であるとは言い難いのが正直なところだろう。

■青梅市成木地区の外れ、隣接する埼玉県飯能市との境界付近一帯に展開する山間部に延びているのがこの高土戸入線です。 都53号線を名栗方面に向かって進んでいくと、 とある右カーブの途中にていきなりブルーの林道標と共にその入口が目に飛び込んできます。というわけでさっそくこの高土戸入線に突入してみることに。
■いざ都53号線から高土戸入線に入線してみると、路面は舗装路でスタート。あまり明るくもなさそうな、言い換えるとやや暗めの杉やヒノキの森の中に道筋は延びており、「ひょっとしたらオール舗装になっている?」との若干の期待はずれ的な趣は否めません。
■小さな沢筋に沿って僅かな登りとなった舗装路が続きますが、併走する沢の流れは立ち入って眺めるほど美しいというわけでもない模様。この手の沢筋の林道風景は山間部であればどこにでもあるような平凡的な感じでした。
■特になんて事のない沢筋に沿ってしばらく進むと、アスファルトが途切れたというか、剥がれた状態となってダートが出現! 沿道の雰囲気や景観はどこにでもあるような平凡的なものなので、せめて路面くらいはダートでなくちゃね!
■「や、やられた!」てっきりダートが開始したものと思っていたのに、無情にもその少し先にて再び舗装が。どうやらダートであると早とちりしたのは、単にアスファルトがボコボコに傷んで剥がれていただけのようでした。あ〜あ、なんてこった…。
■その後前方には舗装S字カーブの急坂が現れますが、意気消沈しながらもこれを登り切ると、ここでようやく路面はダート化。その先へは固く踏みしめられた正真正銘のフラットなダートが延びていましたよ。なんとももったいぶった展開ですが、ま、これはこれで良しとしておきましょう。
■ようやく開始したダートをたどって前進すると、やがて山肌の斜面をブチ抜いた切り通し区間が現れました。その規模はやや大きく、林道的な無骨な荒々しさが感じられて、こいつはなんともいい具合に。ようやくそれらしい雰囲気となってきましたよ!
■「ほう、これはこれは!」S字カーブで岩盤剥き出しの切り通しを抜けてダートはさらに続きますが、ここまでやって来ると道沿いの沢はいつの間にかどこかへと消えていました。そしてダートには舗装区間のそれとはうって変わって山岳ダートっぽい味のある趣が!
■「なんだこりゃ…?!」無骨な林道らしい切り通しを透けて進むと、やがて路面はこのような泥水をぶちまけたようなヌタヌタ状態に。手前に工事予告看板が設置されていたので何かの工事が行われていることは分かっていましたが、まさかこれほどだったとは! 一抹の嫌な予感を感じつつ、足回りをドロドロに汚しながら進んでいくと…。
■やはりというか、予想通りというか、林道重機やトラックなどが止められた現場が…。ぱっと見したところでは舗装化工事や延長開設の類の工事ではないようで、なにやら路肩の補強工事を行っている様子。その先にも道はさらに続いているような気がしましたが、進むにつれて路面はさらにヌチャヌチャの度合いを増しており、これ以上進むのもどうかといったところです。よって、現場には作業員の方の姿はなかったものの、ここは素直に潔く撤退しておくことに。というわけで、高土戸入線の探索はひとまずこれにて終了となりました。
→探索終了!

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