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探索日 2011.02.26
No.TO-049
峰線 | ■奥多摩町 ■全線ダート ■留浦地区「峰」から山中に延びる |
天空集落のその先に延びる高所林道だが、惜しくも展望などはあまり望めない |
……こんな感じ…… ■奥多摩湖から峰谷川を遡った留浦地区「峰」に存在するピストンダート。地区の最奥にゲートの設置された入口があり、標高の高い山腹の植林を縫うようにして延びている。東京都でも特に高所に延びる林道であるということらしいが、コースの大半は見通しの悪い植林の中を進むこととなりビューポイントはほとんど無いのが実情だろう。ただし、高所ゆえに暗さはなく時折林業関係の車両が立ち入るためか、路面状態は基本的に良好で走りやすい。総じて決して悪くはないが、特別素晴らしい1本というわけでもない。なお、当林道へ入線するためには一般道の急坂を延々と登り詰めなければならず、また林道入口のゲートが開放されているという確実な保証もない。 |
■奥多摩湖畔から峰谷川に沿って谷を留浦遡った東京都奥多摩町留浦(とずら)地区。情報によればそこには東京都で最も標高の高い林道、すなわち峰線があると言います。ならば是非とも探索せねばなるまいと留浦地区へとやって来ましたが、林道入口はこの心臓破りな坂道をさらに登り詰めた小字「峰」にあるとのこと。はやる気持ちを抑えて峰線の入口に向かってみたいと思います。 | |
■峰線の入口に到着しました。いかにも頑丈そうな鉄門の先が林道区間となっているのですが、なんと入口脇には「峰線作業道」と記された
作業道標
が! しかし鉄門脇の別の標識には確かに「林道」の
文字
が記されています。おそらく設置者も、ここが作業道もしくは林道であるかまでは考え及ばなかったのかもしれませんね。ま、それはさておき、確かにここは恐ろしく標高の高い場所に位置しているようで、奥多摩の「チロル」ともいうべき天空集落を通り抜けてやって来ることになりますが、東京都で最も高いというのはまんざらでもないようです。 →景色を眺める! | |
■というわけで、ぎぎぃ…。 | |
■おっと、開けた扉はきちんと占めておくことも忘れませんよっと。それにしてもなんたる幸運、まさかそこに南○錠が装着されていないという展開だったとは! | |
■ゲートをセルフで失礼させていただき、いざ峰線へと入線すると、そのダートは針山のように密生した杉林の斜面にへばり付くように延びていました。右手は奈落の底へと落ち込む急峻な斜面なのですが、杉が密生し過ぎているため、あまりその実感が湧きません。 →斜面を眺める! | |
■で、入線後しばらくはこのような杉林の斜面を縫うようにカーブを繰り返すコースが続きます。でも、峰線はその入口がすでに標高の高い地点に位置しているため、これほど険しい山肌に延びているにもかかわらず勾配はほとんどないみたい。 | |
■お、なんだか前方が明るく開けてきたような感じです! なんだかこの先で素晴らしい展望でも待ち構えているような予感が! | |
■でもこの杉林は邪魔ですね。。林道沿いに素晴らしい展望が望めそうな気もしますが、それでいてなにも見えませんよ。う〜ん、ここはまるで天井のない廊下みたいだな。 | |
■そして焦らすことしばし、ようやく現れた展望区間です。杉の倒木がさり気なく行く手を阻んでいましたが、これは攻略可能であったので無視。それよりもここではちょっと珍しい施設が奥多摩の山並みの光景と共に眺められるのですが、それってなんだか分かります? →景色を眺める! →景色を眺める! | |
■そして峰線のダートは、脱走防止用の金網の張られた急斜面に開かれためん羊牧場の敷地脇を抜けているのですが、ここでは杉の倒木が目立ちましたよ。一部で牧場の金網を突き破っていましたが、林道探索的にはくぐるか乗り越えるかで攻略できたので問題なかったですけどね。 | |
■めん羊牧場脇を抜けてさらに進むと、森の植生は常緑樹であるそれまでの杉一辺倒からカラマツ混じりのへと変化。もちろんカラマツも植林された樹木に違いはないですが、風景的にはこちらの方が自然っぽくていいですね。 | |
■その後も明るい雰囲気の漂うカラマツ混じりの森の中を進んで行きますが、相変わらず杉の倒木があちこちに…。杉は背が高くて細く、そのうえ根が浅くしか張らないので、大風や大雨に晒されるとすぐにこうなってしまいます。う〜ん、だんだんやり過ごすのがしんどくなってきた。 | |
■「もはやここまで…」そのつどやり過ごしてきましたが、あまりにも倒木箇所が連発するためついに根負け。峰線のダートはまだその先へと続いていましたが、ついにこれ以上の前進を断念することにします。というか、この状況だといくら頑張ってみてもギコギコが無いとちょっと厳しいのが現実でしょう。東京都で最高所の林道という前評判の割に、あまりそれを実感できなかったのが正直なところですが、それでも珍しいめん羊牧場が眺められたので良しとしておきましょうか。 →探索終了! →振り返る! →その先の様子を眺める! →付近を調べる! |