このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.02.15
No.TO-052

滝の沢線■日の出町 ■半ダート
■県251号線大久野「長井」地区から「不動滝入口」まで延びる

 不動滝への参拝路を兼ねた延長距離400mにも満たない極短勾配ピストン 

 ↓入線直後からスタートする連続勾配を一気に登り詰めてあっという間に走破
 できてしまう滝の沢線。極短林道には珍しく滝という見所が存在しています。


……こんな感じ……
■県251号線沿いに無数に存在する極短ピストンの1本で、入線直後のみ鋪装されている半ダートの林道。公式延長距離は400mにも満たず、林道名でもある滝の沢沿いの狭い谷間を連続勾配で一気に駆け登ってあっという間に走破してしまう。探索所要時間は往復で10分以内といったところだろう。ちなみに、林道終点のすぐ先に不動尊を兼ねた「不動滝」があるため、林業のための道というよりも滝への参拝路となっているのが現状であり、それゆえに路面状態は極短ながらもよく整備されて荒れや荒廃感はまったく見られない。なお、隣接する青梅市黒沢地区に同名の林道が存在しているが、もちろんそれとは別物であることは言うまでもない。

■日の出町の県251号線はショートピストンの入口の宝庫です。正統派受けするメジャー林道も、それはそれでもちろん素晴らしいですが、でもたまにふと行きたくなるのがこの類いの林道であり、というわけでさっそく県道沿いの「長井」地区にある滝の沢線の入口にやって来ました。起点に立つ林道標によれば、その延長距離は僅か347メートルとのこと。それだけでもう楽しみです!
■県道からダイレクトに始まる滝の沢線の入口ですが、そこには林道票と共に「不動滝入口」と記された木杭の標識が設置されていました。どうやら、この林道の奥には滝があるみたい。
■起点からいきなりの急坂舗装路でスタートする滝の沢線ですが、斜面に立つ最奥の民家脇を抜けて進むとその先ですぐにダートが開始しました。そしてここにはひさしの付いた青い鉄板タイプの林道標が設置されています。ふむ、滝の沢線には2種類の林道標が存在しているということか。
■ダートは砂粒のような小石の砂利が敷かれた状態で急峻な植林の斜面を一気にかけ登ります。起点からの距離はほんの僅かですが、それでもこれが徒歩であったならば、そろそろ息が苦しくなっている頃合かもしれません。ショートとは言え、やはりここは自動二輪で探索したい林道ですよ。
■「まさか、これが不動滝?!」小さな沢沿いに勾配を登って進みますが、林道沿いの沢には段差とも滝ともとれるような水流落下地点がありました。これがそれなのですが、さすがにいくらなんでもそのようなことはなさそうです。
■さらにダートをたどって進みますが、おそらくそれが林道名となっている「滝の沢」のチョロチョロとした細流はその後、鋼鉄製の格子蓋に覆われた半暗渠状態で路面中央の真下へとすっぽり納まってまいましたよ。よほど路面を設けるスペースがなかったのでしょうか? 
■そして沢が半暗渠状態に埋め込まれた路面を数十メートル進んだこの地点で滝の沢線はエンドに。起点の林道標に記されている347mという延長距離は正確に計測したわけではないので、それが実際に当てはまるのかどうかは未確認ですが、1キロに満たないことだけは確かです。
■林道区間の末端地点はこんな感じで、そこから先には不動滝への歩道が接続されていました。頑張ればそこもXRで乗り込められそうでしたが、その先は神聖なる不動滝。さすがにそこまでの無法はできません。ここは素直に歩いて滝を見物してみることにします。
→付近を眺める!
■林道末端地点から4、5分でたどり着いた「不動滝」。切り立った断崖上から水が落下するというよりも滴るといった感じの滝でしたが、落差だけはそれなりにありそう。ちなみに、案内板によるとこの滝の下手に「女滝」があるとのことですが、それってもしかして途中で見かけた これ
■ふ〜ん、こういう林道も日の出町にはあるんですね。というわけで何事もなく不動滝見物も済ませたので、XRの待つ林道末端地点に戻って滝の沢線の探索はあっという間に終了です。
→探索終了! 

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