このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 谷久保林道/ Yakubo林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.03.20 / No.TO-080 
 [ 所在地 ]青梅市 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 中盤までの舗装は残念ながらも、渓流風景と後半区間のダートの雰囲気はなかなか!

梅市のJR青梅線沿いに点在するピストン林道を求めて谷久保林道の起点にやって来ました。場所は軍畑駅から沢井駅との間の「沢井」地区。R411(青梅街道)から並走する青梅線を横切り、林道名にもなっている「谷久保沢」沿いに進んでいくと、やがてチェーンゲートと青い鉄板タイプの林道標が現れます。手前に児童養護施設「砂町友愛園」があるので、それを目標にすれば分かりやすいでしょう。
→振り返る!
想通り他の青梅市の林道と同様にカギ無しであったチェーンゲートをセルフでオープン、いざ谷久保林道へと突入します。林道入口地点からすでに寄り添っている谷久保沢の渓流伝いに進むコースですが、路面は残念なコンクリ舗装状態。しかし、道すがらの谷久保沢の渓流風景は悪くもなかったです。
→谷久保沢を眺める!
手に谷久保沢の渓流を眺めつつ連続した登り坂を登坂して進みますが、路面は相変わらず落葉まみれの舗装状態のまま。林道のあるべき姿とは言えない状態であり、せっかくの渓流風景もこれでは台無しですが、まあ、仕方ないか・・・。
→谷久保沢を眺める!
おも坂道は続きますが、路面には枝打ちされた木屑や枝が著しく散乱。なんとなくそのまま打ち捨てられているような雑然とした雰囲気です。これで路面がダートであれば、いかにも林道くさくありますが、舗装路でこの状態だとゴチャゴチャ感ばかりが際立ちます。
すがらに展望が望めるわけでもないため、ほとんどそれを実感できませんが、途切れることなく続く登坂路でだいぶ登ってきました。この谷久保林道、標高310mの起点から高低差180mを登り詰めて標高490mの終点まで坂道が続きますが、林道の延長距離は1410m。おおざっぱに平均すると100m進んで12mを登る傾斜角度が連続するわけですね。舗装の路面は残念でしたが、ガンガンに登っていくその感じが良かったです。
→斜面を眺める!
をつく間もなく連続する坂道。エンジン付きが実に頼もしい林道シーンが続きますが、所詮は舗装路。特別なんてこともないまま、その先の未だ見ぬ終点へと向けてガンガンに登っていくのみ。途中にすれ違いの待避所がありましたが、路面は一面にコケむしており、車両のすれ違いがこの林道で発生することなど決してないのがよく分かります。
んな感じで淡々と坂道を登坂していきますが、やがて嬉しいことに路面はダート化。正確な地点は失念しましたが、先ほどの待避所を過ぎた辺りだったと思います。その後、車両の回転場とおぼしき広場が現れますが、よく見ればその先にもダートが続いているんですね。おそらくここは谷久保林道のかつての終点だったくさいな。たぶんその後に延長されたのだと思いますが、それともここはかつての土場の跡?
して回転場地点から先は勾配の傾斜角度が一気に増加、WRのエンジンも思わず唸りを上げますが、そんな勾配を進んで差しかかったのがこの地点。谷久保沢を右岸から左岸へと跨いでいますが、橋の石垣がなんとも特徴的な場所となっていましたよ。思わず眺め入ってしまいましたが、規模の大きさもWRと比較すれば分かりますね。
→付近を調べる!
久保沢の橋を渡り、林道沿いに続く石積みの擁壁区間を進みます。隙間なくびっちりと組まれ、そして厚くコケむした石の一つ一つの風貌に年季を感じさせられますが、察するにここは突貫的に開設された林道ではないみたい。林業のため、それなりに気合いを入れて開設したのでしょう。途切れることなく続く石積みの擁壁に古き良き趣を感じてしまいました。
してたどり着いた谷久保林道の終点です。美しく枝打ちされたスギやヒノキが立ちそびえる斜面の一角でダートはぷつりと途切れていましたよ。その末端は回転場となっていましたが、地面は一面に薄草に覆われてほとんど土が見えていない状態。林業関係の車両といえども、ここまでは滅多に立ち入らないのだと思われます。というわけで前半は残念な舗装であったものの、後半のダート区間はそう悪くもなかった谷久保林道。連続坂道のコースなので林道ライダー以外に訪れる者は少ないと思われ、また陰鬱な雰囲気でもないため、機会があれば探索してみてもいいと思います。
→探索終了!
→周囲を眺める!
→周囲を眺める!
→振り返る!
トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください