このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 林道で遭遇する動物[犬] 
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【犬】さほど出現率は高くないですが、希に出会ってしまうのが犬。人里離れた山中では出来ればあまり遭遇したくない動物といえるでしょう。
襲われる危険性としては、野良犬の単体でならばさほど脅威はありませんが、野犬が群れ状態で現れた場合には要注意です。
飼い主に捨てられたり、野良犬同士から生まれたケースなどその生い立ちは様々であり、前者の場合は悲壮感漂い哀れにも思いますが、
後者の場合は人に飼われた経験がないため出会ってしまうと敵意むき出しで特に危険かも…。
ここぞという特定の出現ポイントはないようで、「こんな山中に?!」といった意外な場所にも時として現れます。
なお、放し飼いの飼い犬とは見た目の風貌、そして漂う雰囲気がはっきりと異なるのでそれと分かるでしょう。
ちなみに野良犬はいわゆる捨て犬、野犬はそれらが野生化したもの等を示します。

里離れた山中の某林道にてトボトボと歩く野良犬に遭遇。山裾の民家で飼われている飼い犬かとも思いましたが、そうではなさそうです。首輪も付けておらず、飼い犬特有の吠えつく威勢の良さが全く見られません。よく眺めてみると痩せてあばら骨が浮き出て栄養状態も悪そう。尾を垂らした悲壮感漂うその姿から察するに、おそらく捨て犬と思われました。
たところ野犬でもなさそうなので試しに口笛を吹いてみたところ、こちらを振り返りました。
たよたと近づいて来て何かを訴えかけるような物欲しげな表情でこちらを見つめています。じゃれつくどころか、諦めムードで全く鳴き声を発しません。こんな山中へと自分を捨て去ったかつての飼い主の人間の事でも想い浮かべているのでしょうか? 
念ながら与える食べ物の持ち合わせは無く、犬も何も貰えないと分かったらしくトボトボと立ち去ります。これから一体どこに向かうというのでしょうか…。可哀想ですが、これは放っておくしかありません。危ない野犬でなかったのは幸いでしたが、希に林道でこういう犬に遭遇するとホントに気が滅入ります。

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