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探索日 2008.05.03
No.YG-005

岩根沢線■西川町 ■全線ダート ■分岐→東又沢線
■岩根沢地区から月山登山口に至る

 酷さを増す残雪に行く手を拒まれて遭えなく撤退、月山への道は遠かった… 

 ↓残雪期の突入は疲れるだけですが、人跡未踏っぽくてそれはそれでまあ面白
 いかも。まともにダートを楽しみたいなら、やはり夏場以降がお薦めですよ。


……こんな感じ……
■出羽三山社務所付近から月山登山口へと延びるピストンダート。入線すると断続的な登り坂で山の稜線へと向かい、途中で東又沢線を分岐、月山登山道への入口に至っている。ただし、5月時点では残雪によって前進を拒まれてしまい、稜線区間手前で事実上の通行不可になっていた。なお、夏山シーズンには月山登山の車の通行も多いが、月山の眺めを楽しむにはちょうど良い1本かもしれない。探索時に途中で出会った山菜採りのカブによれば、山の稜線区間からの月山の眺めは、ガスさえ出ていなければとても素晴らしいという。

■月山周辺のまだ見ぬピストンを求めて彷徨い、突入してみた岩根沢線の起点です。起点の場所は山形自動車道西川I.C付近の 「出羽三山社務所」 前のT字路を左折した先になります。なお、岩根沢線はそれなりの延長距離で山中奥深く延びていますが、月山へと向かう登山道へのアクセス林道でもあり、大抵の県別地図には記載されています。ただし、探索時季はゴールデンウェーク、完全雪解けの遅い山中では途中で残雪により行く手を阻まれることは分かり切った事ですが、それを承知の上で行けるところまで突入してみました。ちなみに、林道標の立つこの地点はちょうどY字のような分岐になっており、岩根沢線は左手、右手は未突入につき不明ですが、共にここからダートが始まっています。
→振り返る!
■僅かに登り坂になっているダートを進みます。路面は固く締まっていて走りやすく、周囲の森の様子もどことなく穏やかな感じがしました。ま、まだ入線してほんの少し進んだだけですからね。ちなみにこの地点は路肩左手が谷間のようになっていますが、林○ファンなら見逃せないとある物が存在しています。
→路肩を調べる!
■当林道は月山登山口へのアプローチ林道ですが、時期的には登山シーズンにはまだ早いのか、探索時には訪れる者も無く通行の途絶えたような、シンと静まりかえった雰囲気が漂っていました。この地点では路面状況も特に問題はなく、ひょっとしたら終点まで行けるかも…、と甘い展開を期待しますが、ここにきてついにポチポチと残雪が目につき始めます。
■ずざざーー。
路肩の吹きだまりの残雪に予行演習で突っ込んでみました。転倒寸前の微妙なバランスを保ってXRが立っていますが、特に意味はありません。
■残雪が目につき始めてしばらく進むと、いよいよ断続的な勾配区間が始まりました。といっても特別に急坂になっているわけではなく、ここまでの区間と比較して、という意味です。それでも起点から少しは標高を稼いだのか、山間の谷間の日陰部分では路肩に残雪がびっしりと…。
■九十九折りのように切り返す急カーブを登って進むと、その先でついに全面残雪が! とりあえず状況を確認してみたところ、積雪はおよそ30センチほどでした。 でも幸いなことに、のたうち回った四輪のワダチがあったので、ややスリップ気味ではありましたが、そこをトレースしてここは難なくクリア。残雪さえなければ何て事の無い地点ですが、まあ、これも一興でしょう。
■この時季の残雪は全面的に路面を覆っているのではなく、日陰などに部分的に点在しているため、そこさえ抜けてしまえば、どうってことはありません。その先には明るい雰囲気の気持ちの良いダートが延びていました。途中、右手の山肌にさらに登坂していく分岐がありましたが、そこに林道標は無く、名無し作業道系といったところでしょうか。時間の関係上、ここは涙をのんでパスします。
■しばらく進むと杉の植林地帯に差しかかりました。ここの路面はやや土質っぽかったですが、これは冬季の積雪によって路面が洗い流されてしまったためかもしれません。部分的にややジュクジュクした感触でしたが、全く問題はありません。さらに前進あるのみです。
■杉林の中をさらに進むと、今度は左手に下って延びる分岐ダートがありました。現地点が植林地帯の真っ直中であることから察するに、どうやら植林系の名無し作業道になっているような雰囲気でした。気にはなりますが、とりあえず右手の本道を進みます。
→分岐ダートを眺める!
■で、さらに前進すると立て続けにまた左折分岐が現れました。でも、これまでの名無し分岐とは異なってここには四角い標識が設置されています。すわ林道標かと思いきや、そこには「森林整備作業道」の文字が! 残念ながら名のある支線林道ではありませんでしたが、わざわざ作業道標が設置されていたところをみると、高規格な作業道にでもなっているのでしょうか? そんなものがあればの話ですけど。
→作業道を眺める!
■森林整備作業道との分岐を過ぎると、再び全面残雪地点に遭遇しました。積雪区間の長さはおよそ20メートルほどでしょうか。 でもラッキーなことに、ここにも四輪のワダチ跡が付いており、よって、ここも難なくやり過ごすことができました。
■その少し先で今度は杉林が密集してトンネル状になった薄暗い地点に差しかかりました。案の定、日陰部分が分厚い全面残雪に覆われています。四輪もここに至ってついに諦めたのでしょう。もうワダチ跡はありません。よく眺めてみると、残雪は左手の山側から右手の崖側に斜めって積もっているので、崖側は積雪量が薄くなっています。そこを通れば何とか行けそうですが、 それでも20センチほどの積雪があり、崖に向かって傾斜しているのでそこはパス。仕方ないので路面中央目がけて突っ込みますが、タイヤが雪に埋もれてブスンとエンスト、予想通りに立ち往生…。もがけばもがくほどリアが沈んでしまいました。
このまま崖に蹴落としてやろうか!!
と発狂しそうな時を過ごすことおよそ20分。汗ダラダラでXRを前後に揺すり、気の遠くなる手押しラッセルでここは何とか乗り越えることができました。でも、そんな様子を密かに眺める者が…。
→ほぇ…!?
■カブおばさんがジワジワと追撃する気配を背後に感じつつ、まるで狩り追われるように坂道を前進します。オフ車がカブおばさんに抜かれる屈辱だけは何としても…。
■ブルンッ、ブルルーーンッ、ブスン…
進むほどに残雪区間の間隔が短くなってきたようで、その先でまた全面残雪。静かな杉林の中に虚しい焦りのエンジン音と、もうもうとした白煙が立ち込めます。当面、カブおばさんに抜かれる心配はなさそうですが、追尾される身は辛く、ここ、気が狂いそう…。
■でも何だかカブおばさんのために道を作ってあげているみたいで、次第にアホらしくなってきましたが、それもこの地点まで。その行く手には本格的は登坂路が続き、どう頑張っても突破不可能な残雪が…。終点である月山登山口まではまだ遠いですが、地球温暖化現象で暖かくなったとはいえ、残雪残るゴールデンウェーク辺りの探索ではこんなところでしょう。ここはやはり全面的な雪解けを待つしかないようです。む、無念…。
→諦める…
→行く手を眺める!
→状況を調べる!

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