このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2008.05.03
No.YG-006

水上線■鶴岡市(旧朝日村) ■全線ダート
■R112号線「上名川」地区付近から山中に延びる

 緩い坂道でダラダラと山肌を登坂、平凡ながらも普通に楽しめる 

 ↓起点直後のストレート区間は見るからに美味しい雰囲気であり、期待が高ま
 りますが、総評すると特別に良くもなく、また悪くもない平凡な1本です。


……こんな感じ……
■R112号線より水上沢に沿うような形で山中へと延びるピストンの全線ダート。国道から入線すると、山の斜面を巻くようにカーブを繰り返しつつなだらかな登り坂が続く。ダートをたどって進むと、やがて左手に現れる山間の畑地までは農道も兼ねた砂利ダートで路面状態も良好。そこまでは農作業などに赴く車両の通行も希にあると思われたが、以降は路面もやや山道じみた簡易的になってしまう。とはいえ枯れ草まみれでダート自体はさらに続くが、探索時には畑地からしばらく進んだ、激坂直前地点で水溜まりに遮られて前進を断念するハメに。全体的に雰囲気は悪くはないが、道すがらの眺望は望めず、また見るべきものは特に無い。

■山形自動車道湯殿山インターからR112号線を鶴岡方面に進むと、 道の駅月山を過ぎたその先で国道沿いの左手に現れるのがこの水上線です。国道からも僅かに併走する水上線のダートは確認することができますが、ボーッとしているとあっという間に通り過ぎてしまうことに。それと気が付いたときにはすでに遅く、よって、水上線の探索は国道を100メートルほど無意味に往復してからの開始となりました。
→起点を振り返る!
■国道沿いの入口から入線すると、しばらくは間に畑を挟んで国道と並行するように砂利ダートが延びていました。この並行区間は僅かな距離ではありますが、ストレートになっていたので思わずアクセルを一気に開いたところ、背後にはモウモウと砂埃が巻き上がってしまいました。おそらく、国道を走行する車からは「ヤツはいったい何なんだ?!」と、不審バイクがられてしまったかもしれません。入線直後のストレートを過ぎると、ダートはカーブを描きつつ山裾を登坂していきます。
■右に左へとカーブを繰り返しつつ、急峻な山の斜面を削り取って取り付けられたダートを緩く登坂して進みます。路肩左手は深く落ち込んだ谷のようになっているようでしたが、木々が邪魔をしてどのような状況になっているのかよく分かりませんでした。
■路面はときおり土質区間も現れましたが、基本的には砂利質でした。所によってはその砂利がやや深かったので、カーブ地点ではタイヤがズッて外側に振られないようにゆっくりと前進します。こんななんでもない場所でコケるのだけは御免ですからね。
■その後さらにカーブをたどって登坂していくと、ダート左手に水溜まりのような小さな池が現れました。何かの溜池のようでしたが、この付近には水田などは見かけなかった気もします。ま、それはどうでもよいことですが、ダート自体ははこの池を半周して回り込むようにしてさらに登坂して延びていました。
■登り坂は緩やかなものでしたが、なおも断続的に続きます。このダートがどこに向かっているのかは分かりませんが、ここまでのところは荒れている様子もなく、意外とまともな感じです。この先まだまだダートは途切れることなく続いていそうな雰囲気なので、「コイツは楽しめる!」と、ちょっと嬉しくなってしまいました。
■「あ、残雪だッ!」ここまで来ると標高もそれなりに稼いだのか、路肩には厚く溶け残った残雪塊がありました。春先の林道では、山麓では完全に春の陽気でもその先は闇状態であり、残雪に泣かされることもしばしばなので、楽しめると思ったのも束の間、やや不安な落ち着かない状況に…。
■「あ、こんな場所に畑が!」さらにダートを進むと、河岸段丘のようになった少し開けた場所にて畑地が現れました。付近には民家など全くないのに、畑のみが広がっています。ひょっとしたら、ここにはかつて集落があり、廃村化して耕地だけが残ったのかもしれません。それとも山中の僅かな平地に畑のみを開墾したとか? ま、勝手な想像ですけど。
■ダート沿いに細長く続く畑地を通り過ぎると、それまで砂利質だった路面が徐々にモコモコとした土質へと変化。それにつれて道の状態が安普請で簡易的な雰囲気となり、この先ダートはどこまで続いているのか怪しい感じになってきました。それでも危惧された残雪がその後はちっとも現れないのは幸いですけどね。
■畑地を過ぎてクマザサ地帯を抜けると路面は落ち葉まみれのフカフカ状態となりましたが、途切れることなく山肌の斜面を登坂して続いていました。道は更に続いていましたが、ここはもう車両の通行はほとんど無いような感じです。
■そしてさらにしばらく進むと、ついに路面は土も見えないほどの枯れ草まみれに…。その先は作業道のような激坂になっていたことから、ひょっとして林道としてはここが終点なのかもしれません。オフバイクでなら、まだその先へと進めそうでしたが、あいにくここには路面の枯れ草を水没させている大きな水溜まりが出現中。深さもそれなりにありそうなので大事をとってここから先への突入は遠慮させていただきました。それは雪解け系の水溜まりだと思われましたが、残雪ではなく水溜まりで行く手を遮られることになろうとは!
→探索終了!
→行く手を眺める!
→振り返る!

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