このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2008.05.05
No.YG-008

明沢線■小国町 ■全線ダート
■R113号線「明沢橋」付近から山中に延びる

 明沢川沿いに人跡希な山中奥深くへと登り詰める長距離ピストン 

 ↓前半は明沢川の大きく開けた谷間に沿ってなだらかなコースが続き、次第に
 山深く険しくなってきますが、通常期であれば意外と楽しめそうな1本です。


……こんな感じ……
■小国街道(R113号線)から明沢川に沿って山深い山中へと延びるピストン。 林道標のある起点は国道より分かれてしばらく進んだ地点に位置し、そこよりダートが開始する。序盤は川沿いに大きく開けた谷間の河岸段丘に沿ってなだらかに進み、前進するにしたがって周囲の景観は険しさを増す。最終的には川筋から離れて激しい山肌を九十九折りで登坂してエンドになっているが、探索時には途中までしか前進することができなかった。ただし、これは春先の残雪によるためで、路面的な荒れやガレによるものではない。全線走破したわけではないので断言はできないが、基本的には整備の行き届いているダートであり、通常期であれば問題なく走行可能と思われる。

■R113号線 (小国街道)明沢橋付近から山中へと延びる明沢 (みょうざわ) 線へと続くダートの開始地点です。国道からしばらくは舗装路が続き、左手に木付線を分岐して少し進むと路面は未舗装になりますが、林道標の立つ明沢線の起点はもう少し先の地点になります。
■舗装が途切れて少し進んだ地点にある明沢線の起点です。 R113号線筋から山中へと延びるダートは多いですが、そこには林道標すら設置されていない場合が多く、ここぞと思って適当に突入してみたところ、このような感じで杭状の林道標が設置されており、まったく嬉しい限りでした。
■明沢川に沿って大きく開けた谷筋の河岸段丘のような岸辺の山肌に沿ってダートは延びています。路面は固く締まったフラットな砂利質でいたって走りやすく、道端の新緑の緑が鮮やかでした。ただし、探索時の5月時点では山麓は春でも、山中ではまだ雪の溶けきっていない場合が多いので、この先油断はできませんけどね。
■で、さっそく残雪が! 一見すると土砂崩れのようにも見えますが、路肩に崩れ積もった雪塊の上に枯れ草が覆い被さっているだけです。路肩にはガードレールが設置されていましたが、鉄板部分がありません。冬季の積雪対策として外されたままにでもなっているのでしょうか?
→現場に近づく!
→現場を振り返る!
■残雪地点を抜けてなだらかな山肌に沿ってさらに前進します。あの残雪のおかげで、この先にはもう車が現れる可能性はゼロとなり、これで明沢線を独り占め気分で探索ができるというもの。でも、何かアクシデントがあった場合、決して通りすがりの助けは望めないですが…。
→明沢川を眺める!
■明沢川沿いに延びるダートは幅員も広く、高速巡航も可能なほどの快適さでしたが、路面にはなぜかうねりのような起伏があるようでした。寄り添う川の流れを眺めつつ、モコモコとしたアップダウンを繰り返して進みます。
→明沢川を眺める!
■おや、行く手の路面に岩石が転がっていました。どうやら、ここで小規模な落石が発生した模様ですが、山肌から剥離した岩石はまだ真新しく、時間的にはつい先ほどにでも発生したような感じでした。お〜、くわばらくわばら。
→現場を調べる!
■その後もご覧の通りの快適ダートが続きます。ここまでに多少の落石や残雪はありましたが、基本的には荒れもガレも無いようです。こうなると、やはり多少の障害があった方がより楽しめるというものですね。
■その後、しばらく進むとダートは険しい断崖区間に差しかかりました。左手は垂直にそびえ立つ岩肌が、右手には落ちたらまず助からない明沢川の断崖が! 大きく開けた明沢川の谷間もここまで進んで来ると、いよいよ狭まり、その険しさを実感できるようになりました。良い感じです。
→断崖を覗く!
■断崖区間を進むとコンクリ橋がありました。これより先は明沢川の右岸を進むことになりますが、ここではそんなことよりも、前方に見えている白い残雪の塊が気にかかります。どうもこの辺りから残雪があちこちに目立ち始めてしまい、そのうち前進不可の嫌な予感がプンプンと…。
→明沢川を見下ろす!
■コンクリ橋を渡ると残雪箇所が断続的に続きました。そういう地点では積雪で山側の斜面が必ずといってよいほど半崩れを起こしており、落石した岩石がゴロゴロと…。溶けでた雪水で路面はビショビショ、路肩が少々弱くなっているのが気になりますが、まだ致命的ではありません。
→明沢川を眺める!
■明沢川右岸の断崖区間を進みます。表面に土や枯れ草が被さっているため、あまりよく分かりませんが、山側の斜面に沿って残雪が連なっています。区間的に岩崩れを起こしてはいますが、それ以外は意外と荒れやガレもなくまともな状態です。
■おっと、急カーブを曲がった直後に、いきなり路面を半ば塞ぐ形で積雪が! ゆっくり走行しているので雪塊に突っ込んだり、コースアウトすることはまずないですが、それでも見通しのきかない急カーブの影に積雪がいきなりあったりするとヒヤッとしてしまいます。
■冬季の積雪で山肌が洗われて、そこかしこで樹木も半倒木状態に。ラッキーなことに路面を塞ぐことはなかったので、その脇を避けるか、もしくは下をくぐり抜けてやり過ごすことができました。やはり春先の山間部の林道では致し方のないことみたいです。
■その後、残雪区間を進むにつれて残雪の度合いが激しさを増し、ここに至って前進不可状態に…。ここでは路面目一杯に残雪が積もっており、その脇は危うい崖になっているため、その通過は諦めざるを得ませんでした。山裾の起点付近では桜の花が咲いていたというのに、なんてこった! ちなみに、今回の探索で前進できた距離は全行程の約半分といったところです。む、無念…。
→探索を諦める…
→現場を眺める!
→さらに現場を眺める!

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