このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

あぐりのみち
(岡山/岡山城)

「君には見えないのか、この暗闇のような街が」。

あぐりとエイスケさんが初めて出会った場所がこの岡山城です。彼が描いていたのは真っ黒に塗りたくった‘エイスケさんの目から見える’岡山の街。彼にとっての岡山は旧家の跡取りという重き枷を持った窮屈な場所でありました。若くして息子・淳之介を出産したあぐりは、岡山を飛び出したエイスケさんを追って子供を望月家に預けたまま上京する事になります。
朝の連続テレビ小説「あぐり」は1997年に放映。大河ドラマ「花の乱」、黒澤作品「乱」ですっかり萬斎さまに心を奪われてしまっていたももかが初めて通しで見た朝ドラでした。

第一話オープニングは岡山城全景から始まります。岡山城は戦災で天守閣が焼失している為、現在では復興城ですが、水面に映るその姿は優美そのもの。川に沿った道が岡山ロケで多く使われた「あぐりの道」です。お城の入口の黒門。実のところロケは津山市から始まりました。二人が出会ったのはこの岡山城の石垣。背景に天守閣が見えるという撮影がなされています。傘を放り投げていた森さんとの出会いでは津山城が使われました。上手く編集されている事が分かります。
川村家の家族が洋食屋さんからの帰り道。かよちゃんに櫛を渡して別れた道。岡山高等女学校への登下校の道。川村家からも望月家からもこの道を通っていました。民ちゃんとあぐりが通った道であり、そこをエイスケさんが自転車で通り過ぎたり。あぐりの世界に浸れます。津山へも行きたくなってしまいますよ。

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