このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

平安京でみつけた陰陽師(番外)

安倍晴明さんの邸宅近くには小さな橋がありました。
古来より橋は重要なもの。人の往来のみならず、
橋占などが行われ、そういう意味でもあちらとこちらを渡すものでもあったのです。


一条戻橋Ⅰ/1992.10


改修前の戻橋はこんな感じ。
車一台通るのがやっとで、
人が歩くには狭すぎる橋でした。
微かに欄干の文字がみえますね。
橋の長さは6.8m幅4.2m、
大正11年のもの。



桜と戻橋の欄干

惜しまれながらも戻橋は改修。
古い欄干は取り壊され
その後晴明神社一の鳥居の後ろに
無造作に置かれていました。






晴明神社にあるミニ・一条戻橋
(式神オプション付)/2003


小説や映画の影響で、知名度が上がった晴明神社。
お社も近年改修整備され綺麗になりました。
あの欄干は今、小さな戻橋の一部として生まれ変わっています。
しかも式神オプション付!




一条戻橋Ⅱ/2000
平成7(1995)年。
工事が終わり、道幅が広くなった現在の戻橋です。
2枚の写真は全く同じ場所からの撮影なんですよ。
因みに向こう側は堀川通です。
千年前の昔、

晴明さんはこの橋の下に式神を置いて
使役したのだとか。
ただ細く流れる堀川のせせらぎの音だけが
それを伝えています。

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