このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
蒸気機関車旅情
中央線は厳密にいうとJR中央本線であり、東京駅を発し山梨県を経由し、長野県の塩尻駅を通って愛知県の名古屋駅に延びる線です(*一部、山手線と並行しています)。 塩尻駅を境として、東京〜塩尻間を中央東線、塩尻〜名古屋間を中央西線と呼び、管轄も前者はJR東日本、後者はJR東海が受け持っています。前者を走る特急を「あずさ」「かいじ」、後者は「しなの」、そして大阪に向けて走る夜行急行は「ちくま」の名称で知られています。こうみると東京に向けて走っていた夜行急行「アルプス」が、その仕事を終えてしまったのが惜しまれるところです。コンサートやイベントの時は本当にお世話になった夜行でした。諏訪でもおなじみのこれらの名前は、信州らしくてももかはとても気に入っています。他にも快速の「みすず」があります。 中央線が開業したのは明治22年(1889)。新宿〜立川間が開通し、同年中に八王子駅まで延びました。この区間にかかった時間は約1時間15分。そして名古屋へ向けて諏訪を通る沿線の延長をという案が出されたのは明治26年のこと。それが実現したのは明治37年(1904)で、この時初めて富士見駅が開業したのです。富士見駅から青柳・茅野・上諏訪・下諏訪・岡谷という諏訪の各駅が開業したのは翌年11月であり、明治44年に至り、ようやく名古屋までの全線が開通しました。興味深いことに、実現が待たれるリニアモーターカーは、東京と名古屋間をこの中央線のルートに沿っているように計画されています。但し、諏訪では停車はしないようですけれどね(^^;)。 そして平成17年(2005)秋、中央線100周年記念にあたりSLが茅野駅〜岡谷駅間諏訪を走りました。 |
ポッポー。 諏訪駅を出発するSL。 大きな汽笛も、動く姿も、煙のにおいも、 ももかは初めてでした。 走ったのはD51498。ホームには沢山のファンが。 | |
SLが走った3日間。 「昔は東京まで6時間もかかったんだ」 「途中、スイッチバックしてねぇ」 「懐かしいにおいだなあ」 昔、子供だった大人たちの話はとてもとても長くて 尽きることがありませんでした。 |
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