このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


■  訳書・研究・資料  ■

フランスの歴史をつくった女たち 全12巻/ギー・ブルトン著 稲田晴年訳 (中央公論社)
フランスの歴史に登場した女性達を古い時代から網羅。とても充実した本です。
女装の聖職者ショワジー/立木鷹志著 (青弓社)
この時代にあって生涯を異装聖職者であり続けたフランソワ・ティモレオン・アベ・ド・ショワジーを語ります。ショワジーの女装支持者の一人がラ・ファイエット夫人といは思わぬところに煙が(笑)。
ヴェルサイユの無冠の女王 侯爵夫人ポンパドゥール/マーガレット・クロスランド著 廣田明子訳 (原書房)
ルイ15世の寵妃ポンパドゥール夫人の生涯を取り上げた一冊。読みやすく初心者にもおすすめです。
ロココの女王 ポンパドゥール侯爵夫人/飯塚信雄著 (文化出版)
ポンパドゥール侯爵夫人の伝記を当時の風俗と絡めて紹介。こちらも読みやすいです。
ポンパドゥール夫人 ロココの開花と革命の予兆/デュック・ド・カストル著 小宮正弘訳 (河出書房新社)
ポンパドゥール侯爵夫人の伝記。上記2冊と比べると430ページは読み応えあり。
ポンパドゥール侯爵夫人/ナンシー・ミットフォード著 柴田都志子訳 (東京書籍)
ポンパドゥール侯爵夫人の伝記。こちらも400ページを超える分量。読み応えがあって面白かったです。
カサノヴァ 愛の芸術家/J・R・チャイルズ著 飯塚信雄訳 (理想社)
「ロココ伝記叢書」の中の一冊。カサノヴァの回想録とその生涯について取り上げた本。年譜もついています。『カサノヴァ回想録』が長すぎて読めないという方への近道です。
詐欺師の楽園/種村季弘著 (白水社)
様々な「詐欺師」と呼ばれる人々についてのお話を収録。「薔薇十字団大幹部カサノヴァ」「女装の剣士デオン・ド・ボーモン」「国家陰謀の技師ボーマルシェ」が面白かったです。実はカリオストロ伯爵についての記述を探していたのですが、こちらは余り取り上げられていませんでした。
王は踊る/アンドレ・コルビオ、ジェラール・コルビオ、エーヴ・ド・カストロ著 鈴木美穂訳 (白水社)
ルイ14世はダンス(バレエ)の名手。彼の絶対王権への道と踊り、彼に関わる「ふたりのバティスト」こと劇作家にして役者であるジャン・バティスト・モリエールとルイ14世を敬愛してやまないフランス・オペラの創始者ジャン・バティスト・リュリを描いた作品。同タイトルの映画原作本。映画を見たくなりますね。
ルイ十五世 ブルボン王朝の衰亡/G・Pグーチ著 林健太郎訳 (中央公論社)
ルイ15世の生涯を書いた作品。ちょっとももかには読みづらい文体でしたが、当時のフランス宮廷の有様が良く分かります。
火の女 シャトレ侯爵夫人 18世紀フランス、希代の科学者の生涯/辻由美著 (新評論)
ヴォルテールの愛人でもあったシャトレ侯爵夫人の生涯。科学者という女性では稀な才能を持った彼女はヴォルテールを支え、彼の一生の中でも重要な役割を果たしていました。
カストラートの世界/アンガス・ヘリオット著 美山良夫監訳・関根敏子・佐々木勉・河合真弓訳 (図書刊行会)
去勢された歌い手、カストラート。フランスでは偏見があった為その存在は異質だったようです。16世紀末に登場しイタリアを中心に約200年の歴史を刻んで衰退。彼等が音楽界にとってどんな存在だったのか、列伝を踏まえ紹介。彼等がいたからこそ生まれた音楽(領域)もあったのです。

■  小説・フィクション  ■

ダルタニャン物語 三銃士 全11巻/アレクサンドル・デュマ著 鈴木力衛訳 (講談社文庫)
読んでおいて損はない、ルイ14世朝を舞台としたデュマの名作。第一部「三銃士」、第二部「二十年後」、第三部「ブラジュロンヌ子爵」を日本で唯一完訳したもの。と〜っても面白くて、長い物語であるにも関わらず読めてしまいます。絶版していたのですが、この度めでたく復刊♪
シラノ・ド・ベルジュラック/エドモン・ロスタン著 辰野隆・鈴木信太郎訳 (岩波文庫)
「我が愛しのロクサーヌ」ですね。ダルタニャンの名前が作中に一度出てくるので入れてみました。シラノとダルタニャンはガスコン繋がりなのです。親友の為に自分の心を抑えて恋文の代筆をするシラノのお話。宝塚でも上演されました。
アンジェリク 全26巻/S&Aゴロン著 井上一夫訳 (講談社文庫)
アンジェリクはフランスのサンセの田舎貴族の娘。彼女を見初めたペイラック伯爵ジョフレと婚約します。しかし、彼らには陰謀渦巻く運命が待ち受けていたのでした。ルイ14世、フーケ、アンジェリクの従兄フィリップ。ネスルの塔。海賊。そしてアメリカヘ・・・というワクワクドキドキのお話です。でもフィリップ様の爆死から先はまだ読んでいないんです。一応26巻完結ですが、現在もストーリーは展開中♪海外で映画化され、ビデオも出ています。これが面白かったの♪
密謀の王宮/磯部慧著 (学研)
国王ルイ15世の寵妃ポンパドゥール夫人の死は国王に衝撃を与えていた。彼に新たな愛妾を差し向けようとする人々。そして別では奴隷市から買われた少年達が、いつしか殺人事件に巻き込まれていく。真犯人は一体・・?物語の中核をなすデュ・バリー夫人の描かれ方が可愛らしくて素敵です。
仮想の騎士/斉藤直子著 (新潮社)
女装の騎士デオン・ボーモンのお話。シュバリエ・ディオンといえば、ルイ15世王朝で特異な人物として知られていますよね。ロシア宮廷もちょこっと出てきますが、当時のロシア貴族の多くがはフランス語が解せる筈なので、デオンはロシア語で勝負しなくてもいいのにと思ったり。

■  漫画  ■

アンジェリク 全5巻/S&Aゴロン作 木原敏江絵 (プリンセスコミックス)
版権が5巻までしか取れなかったという事なのですが、見事に原作を木原先生風にアレンジした作品。フィリップ様が素敵なのです。木原先生もフィリップに寄せる想いは大きいようで他の作品にも「プレシのフィリップ」が登場(^^)。実はこの作品、連載時からのファンでした。時代考証はさすがです。「炎の恋の物語(ジョフレ編)」「青き薔薇の軍神(フィリップ編)」の2作品が宝塚で上演。ビデオ化してくれたら良いのに。
純金の童話 全2巻/木原敏江作 (プリンセスコミックス)
美少女オリーは甘い吐息で命を奪う毒娘。解毒剤を求めて旅をします。ルイ15世朝のお話で、ももかは美形のマリニー侯爵がお気に入りです。

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