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2004年2月〜2004年5月

2004年5月23日
ストライカーが新潟の500万条件戦で4着→3着と着実に良化。しかも前走は勝ち馬からコ
ンマ1秒差とあと一歩のところまできている。勝ち上がっても、この後すぐに500万に降級
するので、次走で何とか勝ってもらいたい。
3歳のギブソンも中1週続きの厳しいローテーションにもかかわらず、デビュー戦以外は8着
以内の奨励金圏内を確保している。こちらも前走の新潟ダート1800m戦で勝ち馬からコン
マ9秒差の4着と善戦した。使われ続けているため今後の上積みは期待薄であるが、可能性の
ある着差まできている。一発決めてもらいたい。
そして今日、エースマリアージュがフリーウェイSで復帰する。休み明け。しかも実績のない
芝では多くは望めまい。こちらも6月には1000万条件に降級するので、そこを見据えたひ
と叩きか。勝ち上がれば文句無しであるが、軽ハンデを味方に8着圏内に潜り込んで欲しい。
そして遅ればせながら、サーベルシチーが本日デビュー戦を迎える。もう来週はダービーだと
いうのに・・・。しかも多くは望めない血統。しかし、リザルトの例もあるので血統には目を
瞑り目一杯応援する。初戦で砕け散らない(タイムオーバー)ことを祈るのみ。
そして今日はオークス。ここは、桜花賞圧勝のダンスインザムード中心のレースとなろう。い
や、秋になってもこの馬中心に今年の牝馬路線は進むであろう。ただし、秋には欧州遠征のプ
ランもあるらしいが。オークスは荒れるレースではあるものの、連対候補も桜花賞2、3着の
アズマサンダース、ヤマニンシュクルで今年は堅いと見る。大穴としては桜花賞でも推奨した
ギミーシェルターを再度追いかけてみたい。大駆けの雰囲気を感じる。ダンスが飛べば大穴だ

来週のダービーに向けてひとこと触れておく。トライアル3着でぎりぎり出走権を得た1勝馬
が勝った皐月賞。ダイワメジャーにあまり強さは感じない。しかし、そこはサンデー産駒。今
後の成長次第で、ジェニュイン、イシノサンデーくらいは活躍するであろう。ダービーでもそ
こそこ上位にくるとみる。一昨年のブライアンズタイム産駒ノーリーズン程度ということはあ
るまい。
PINEが有力とみるダービー候補は、ハイアーゲームである。キングカメハメハ、コスモバ
ルクと支持が割れ、極端に人気が被るとは思えない。ヒモには穴馬を推奨する。早くからダー
ビーを目標にしていたマイネルブルックと一瞬のキレに賭けるフォーカルポイント。
事前にダービー候補として推奨し、皐月賞を16着大敗していたブラックタイドは、屈腱炎で
リタイアした。不安を抱え、脚をかばいながら走っていたものと思われる。あそこまで惨敗す
る馬ではない。
最後に古馬戦線に触れておく。天皇賞春の4歳勢の結果にはがっかりした。展開のアヤなどと
言われているが、4歳勢の不甲斐なさには呆れるばかりである。現4歳勢は高いレベルで粒ぞ
ろいと見ていたが、見当違いだったようだ。昨秋から古馬混合のJRAG1競走で現4歳世代
はダート、短距離路線含めて未勝利(牝馬限定除く)。逆にPINEが低レベルと見立ててい
た現5歳勢は、年度代表馬シンボリクリスエスを筆頭にヒシミラクル、イングランディーレ、
アドマイヤドン、デュランダルと次々G1レースを勝っていく。現4歳勢では安田記念を目指
していたサクラプレジデントも中山記念のレコード駆けの反動からか体調を崩し、今後のスケ
ジュールが白紙となっている。宝塚記念では牝馬のアドマイヤグルーヴ、スティルインラブを
含めた4歳勢の巻き返しを期待したい。
2004年4月11日
リザルトの引退に続き、オペラは今一つ体調が戻らず休養中。新馬は勝ち上がったものの、春
シーズンは間に合わないようだ。新エースマリアージュも休養中。エクシード、サーベルはデ
ビューの目途すら立たない。かすかな明るい話題と言えば、ストライカーの復帰とギブソンが
2戦目で5着入賞を果たしたくらいか。ストライカーは福島の復帰戦が11着だったものの、
元来鉄砲は走らないタイプ。過去の実績からしても、今後の上位争いに期待したい。ギブソン
は芝のデビュー戦ではタイムオーバーぎりぎりのブービーと冷や汗をかいたが、2戦目のダー
ト戦で勝ち馬から2秒離されたものの5着と健闘してくれた。3戦目も7着で奨励金をGet
しており、僅かずつではあるがPINE厩舎に貢献している。怪我をせずに少しずつ勝ち馬と
の差を縮めていってくれることを望む。
さて、春のG1シーズンも佳境に入り、今日はクラシック第1弾桜花賞である。ここでは、友
駿G1クイズ指名馬(1着予想)を念頭に春のクラシック戦線を展望してみる。
牝馬路線は上位混戦である。スイープトウショウ、ダンスインザムード、ムーヴオブサンデー
ダイワエルシエーロ、アズマサンダース、ヤマニンシュクル、レディインブラック、ギミーシ
ェルター。ざっとこのあたりまでチャンス有りとみる。マルターズヒートは、フェアリーS勝
ち馬の理由のみでオミットした。過去にフェアリーS勝ち馬でクラシック馬になった前例が無
いためだ。同じ理由でクイーンC勝ち馬のダイワエルシエーロ、中山アネモネS組のレディイ
ンブラック、ギミーシェルターもオミット。桜花賞にはつながらない。1勝馬のアズマサンダ
ースもどうか?近年1勝馬で桜花賞を勝ったのはワンダーパヒュームくらいだ。スイープトウ
ショウには、暮れのジュベナイルフィリーズでコケたレースから、G1の底力に欠ける印象が
ある。確かに過去にもフォティテン産駒のワンダーパヒュームやアフリート産駒のプリモディ
ーネなど、一本調子タイプの産駒が勝っており、無視出来ないこともないのだが。
PINEは残り3頭の中に桜花賞馬がいると考えている。その中でも小倉デビューには目を瞑
り、ライデンリーダーの雪辱に懸ける安勝ムーヴオブサンデーに期待した。
因みに着穴として、ギミーシェルターが面白いのではとみている。デビュー戦はタイキバカラ
(クリスタルC馬)の2着、ひいらぎ賞ではマイネルデュプレ(共同通信杯馬)の3着。牡馬
級の能力を持っていると思う。
オークスは桜花賞の結果次第だが、ダンスインザムードが桜花賞で掲示板に載れば、オークス
はこの馬だと思う。2桁着順以下に惨敗するようだと、札幌のデビュー戦で1800mの新馬
を勝ち上がったヤマニンシュクルあたりか。
牡馬路線は巷で言われているとおり、岡田軍団(マイネル、コスモ)VSサンデー産駒の対決
図式である。今年のサンデー産駒も逸材揃いではあるものの、少々成長が遅めの印象がある。
皐月賞では仕上がり早の岡田軍団に軍配が上がるとみている。その中でも、コスモバルクは弥
生賞を勝ったことにより、マークが一層厳しくなるものと思われ、残り3頭の中からG1クイ
ズの指名を行おうと考えている。サンビーム、デュプレ、ブルック・・・。あと1週間迷うこ
とにする。
ダービーではサンデー産駒が逆転すると考える。筆頭はブラックタイドであるが、皐月賞の成
績や別路線組のレースっぷり次第では、ハイアーゲーム、キングカメハメハなどの台頭もあろ
う。唯一岡田軍団では、きさらぎ賞馬のマイネルデュプレがダービーを目標にローテーション
を組んでおり好感がもてる。
2004年3月8日
名馬リザルトシチー引退。PINEに数々の夢や想い出を提供してくれたリザルトシチーが2
月下旬静かにターフを去った。5年半に闘ったレース数77戦。条件戦ばかりの4勝ではお世
辞にも一流馬とは言い難い成績だが、長い休みも無く連闘にも数多く耐えたリザルトはタフガ
イと讃えたい。そして偶然とはいえ、同馬の会員になれたことを誇りに思う。
前回のボヤキにも書いたが、リザルトには初の特別戦優勝や重賞入賞など、3歳春当時にはク
ラシック参戦の夢も与えてもらったが、一番印象に残るレースは4歳時に挙げた3勝目の50
0万特別だ。3歳春の段階で2勝しており、オープン相手にもそこそこの成績から、順調に成
長、昇級していってくれるものと期待していた。現に降級初戦3歳夏の函館の900万特別で
3着に入るなど、すぐに上のクラスに戻れるものと楽観的に考えていた。しかし、3勝目は遠
かった。1年後の4歳夏の北海道開催で500万条件に降級しても勝てずじまい。敗戦を重ね
るうちに「あぁ、単なる早熟馬だったのか」の落胆した気持ちが膨らんできた。
ところが、北海道遠征最終戦から連闘で臨んだ中山500万下総特別。それまでの追い込んで
届かずの鬱憤を晴らす、見事な後方大外一気の差し切り勝ち。これがリザルトの競走馬生活第
2章の幕開けだった。
この後は900万(現1000万)条件戦の常連となり、5歳春には隅田川特別を下総特別同
様後方大外一気の差し切り勝ち。結果的にはこの勝利が最後の連対になったのだが、その後も
芝、ダート問わず人気以上の成績を数多く残してくれた。6歳夏の新潟アイビスSDでは久々
の重賞挑戦を果たしてくれた。目標の100戦には遠かったが、77回も愛馬を応援する機会
を得ることができて、共有クラブ会員として幸せに思う。
本当に心から「お疲れ様でした」と述べたい。そして、繁殖馬にはなれないが、今後は静かに
そして永く余生を過ごして欲しい。ありがとうリザルトシチー。
去る馬あればデビューの愛馬あり。ギブソンシチーは天国から地獄のほろ苦デビュー。トレセ
ンに入厩後さほど目立った動きでもなく、大きな期待は持っていなかったギブソンだったが、
木曜日の出馬登録で鞍上蛯名正義を見て一気に気分が高揚してきた(天国)。関東リーディン
グ常連の蛯名をデビュー戦で配するとは、「厩舎の期待の大きさの表れだ」と勝手に一人で盛
り上がってしまった。
そして、7日の中山7R芝1600mの新馬戦。単勝は50倍を超える下位人気。これは藤沢
厩舎のSS産駒が人気を被っているから仕方ない。2戦目以降に期待をつなげるレース内容を
示してくれればそれで充分。しかし、レースっ振りはこちらの期待に反して非常に寒い内容だ
った(地獄)。スタートは五分だったものの、すぐに後方集団におかれる。それでもペースを
維持して集団に付いて行ければ、まだ今後の成長次第とコメントできるのだが・・・。向こう
正面3ハロン目あたりから少しずつ、少しずつ遅れ始めて4角では「アカン!タイムオーバー
だ!」と思うくらい離されてしまった。
結果はタイムオーバーをキリギリ免れたものの4.0秒差負けのブービー14着。これでは、
1勝すら程遠い。今はレースを使った変わり身でどの程度の上積みがあるか、半信半疑で2戦
目を見守るしかない。
2004年2月15日
PINE厩舎初の新馬勝ち!ペリエ鞍上の愛馬オペラシチーが、2月8日小倉で単勝1.1倍
の期待に応えてデビュー勝ちを飾ってくれた。友駿入会から苦節15年。1頭/年出資程度の
自称零細会員のため、あるいは選馬眼の低さからかこれまで新馬勝ちには縁が無かった。
代替馬のリザルトでやっと特別勝ちや重賞挑戦&入賞を果たすことができ、それからの目標は
新馬勝ち&重賞勝ちになった。そのうちの一つである新馬勝ちをオペラで達成することが出来
たのだ。丁度1年前の今頃、現3勝のマリアージュがデビュー戦で2着に入り、2戦目の新馬
戦で1番人気になったときは、いよいよ新馬戦を勝てるのかと期待したのだが、2着に終わり
目標達成は持ち越しとなっていた。
しかし、このオペラは友駿で言うところの「無料提供馬」で所有権利はたったの1/8000
口である。「無料提供馬」というのは、正月セールやサマーセールなどのキャンペーン期間中
に募集のかかった馬に出資を行うと、1口の出資につき「無料提供馬」1/8000口の所有
権利が与えられるのである。いわばオマケである。今回のオペラは昨年の正月セールでホバー
トに1口出資をしたことで得た1/8000口である。しかも「無料提供馬」の場合、所有会
員が得られる配当は5着までの賞金のみとなっており、出走手当を始めとする各種手当て、奨
励金の配当は無いため収入面の旨味は無い。今回の新馬勝ちの配当は恐らく5〜600円程度
だろう。愛馬の新馬優勝には間違い無いのだが、やはり純然たる出資馬に比べると思い入れが
やや劣ることは否めないのだ。
レースは7頭立てでレベルの劣るローカル小倉の新馬戦。勝ち時計も2分6秒4と馬場状態や
ペースを考慮しても平凡である。この1戦で過大な評価は出来ない。それでもWeb上の観戦
記や直線VTRを観るとなかなか期待を抱かせる走り振りではあった様だ。スタート直後に後
手を踏む不利があったらしく後方からの競馬。外々回ったにもかかわらず4角では早くもに先
頭集団の大外に取り付く。直線だけで3馬身半突き放していた。次走は2月29日のオープン
戦すみれSを予定しているらしい。いきなり相手は強くなるが、ここで通用すれば待望のG1
挑戦に大きく前進するのだが・・・。
以前はゴールドシチーやリンカーンシチーなど2、3歳の早いうちから活躍する馬もいたが、
近年友駿で強くなる馬はキョウトシチーやサンフォードシチー、タップダンスシチーに代表さ
れるように古馬になってからの活躍が目立つ。オペラにも大きく育ってもらいたい気持ちを込
めて目先のG1に惑わされず永い目で見守っていきたいと思う。とは言うもののクラシック出
走は夢でもあるしなぁ。
親バカモードで盛り上がってしまったが、たかだか一つ勝っただけなんだし、とりあえず2勝
目を目標として、怪我をせずに地道なステップを踏んでもらえばそれでいい。
いつの間にやらPINE厩舎の看板馬に成長したマリアージュが14日のバレンタインSに出
走。3戦1勝2着2回連対パーフェクトの鞍上木幡と51Kgの軽ハンデもあり、成長が見込
まれる現在なら「実績のない芝&昇級戦もはねのけてくれるのでは」と淡い期待もあったが、
8着から僅かクビ差の9着。あぁ無情。せめて8着ならば奨励金GETだったのに。4角で同
じ位置にいた56Kgの牝馬シャイニンレーサーが2着だった結果からして、残念ながら力の
差は歴然である。TVで観る限りでは、中段から競馬を進め伸びもバテもしない、良くも悪く
もこの馬らしい競馬だった。芝では直線のスピード不足は否めない。やはり今後は少々長い距
離でもダート戦を使ってもらいたい。

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