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2005年11月2日 |
※年齢表記は現在使用されている満年齢に置き換えています。 ※今回の内容はクラシックディスタンスを中心に比較しています。 ※PINEが競馬を見始めた1980年以降の競走馬の比較とします。 ディープインパクトが21年振りに無敗で3冠を達成して1週間が経過した。 上がり33.3は菊花賞レコードではないかと思う。3000m走って古馬の中距離並の上がりタイム。 しかも前半は掛かっていたのである。1流馬でも大抵失速するパターンであるし、PINEも1週目スタ ンド前では「あぁ、飛んじゃったよ」と思った。この展開で、仮に同じディープが勝ったにしても、上が りが36秒程度かかって、レースタイムが3分7秒台になっていたら、PINEは胡散臭さを感じ、また この世代のレベルを疑ってしまったであろう。でもディープは違った。この勝ち方はダービーの勝ちタイ ムの裏付けにもなった。 既に数多くのメディアで取り上げられ、実力を伴ったアイドルホース的存在となっている。当然、一部の ファンの間では史上最強の呼び声も上がっている。 10月31日にディープ陣営は次走有馬記念出走を発表したが、PINEは真の史上最強馬になってもら うためにも、JC→有馬の両レースに挑戦して欲しかった。 両レースを勝ってこそ先代「無敗の3冠馬」シンボリルドルフを超えたと言えるからだ。ルドルフの時代 の菊花賞は11月2週目に行われており、京都「菊花賞」中1週、府中「JC」中3週、中山「有馬」の 強行日程に耐えて、JC3着、有馬優勝を成し遂げた。この時代に比べれば、菊→JCの間隔は中4週に になり、2回の輸送を考慮しても格段に挑戦しやすくなっている。 ディープ陣営は来年の海外挑戦をほのめかしているが、これではどの程度本気なのか疑わざるを得ない。 恐らく2006年前半は海外出走スケジュールを発表して、挑戦意欲満々的なポーズをとるだろう。しか し、渡航間近になって軽い不安などを理由に(BCスプリント挑戦を表明していた今年のメイショウボー ラーの様に)して、目標をJCに切り替えるのではないだろうか。これでは久々に盛り上がりかかった競 馬人気も一気に冷めてしまうというものだ。 回りくどい話をしてきたが、ディープインパクトはPINEも久々に「強いな」と感じた馬である。それ 故に過去の馬を超える活躍を期待してしまうのである。 ここから1980年以降、PINEが強いと思った馬を書き並べる。4歳以降走っていない馬は評価が難 しいので除外する。 「3歳春」の時点ではトウカイテイオー、ナリタブライアン、ディープインパクト。この3頭の三つ巴と みる。いずれも外を回ってダービーを圧勝した春2冠馬である。「3歳秋」は菊、有馬を合わせてナリタ ブライアンがズバ抜けて強いと思う。ただ、ナリタブライアンは4歳以降故障に泣かされたとはいえ、こ こがピークかとも思っている。「4歳以降」の成長力を含めて考えると、シンボリルドルフ、トウカイテ イオー、エルコンドルパサーが強いと考える。中でも1980年以降の最強馬は外国産馬ゆえ3冠レース には出ていないが、エルコンドルパサーではないか。3歳時にダートの重賞に勝ち、マイルのG1も勝ち JCでは同い年のダービ馬スペシャルウィークを3着に沈めて勝った。クラシックホースと遜色ない実績 を残している。更に4歳になって欧州へ渡り、サンクルー大賞(仏G1)、フォワ賞(仏G2)を勝って 、欧州最高峰凱旋門賞(仏G1)を2着した。世代的にも、先のスペシャルウィークは4歳になって春秋 天皇賞、JCを勝ち、グラスワンダーは有馬2回、宝塚1回を勝つなど強豪ひしめいていた。過去にエル コンドルパサー以上の海外実績を残した馬はいないのだから。 だからこそ、ディープインパクトには今年のうちに国内のレースを片づけて、来年は心おきなく海外に集 中して欲しかった。3歳でJC→有馬を連覇してこそ、シンボリルドルフ、ナリタブライアンを超える。 更に海外に挑戦して凱旋門賞2着を超える成績を残してこそ、1980年以降いや日本競馬史上の最強馬 と言えるのではないだろうか。ディープインパクトはそんな期待を抱かせる馬である。 短距離ではタイキシャトルでしょうか。ニホンピロウィナーやアグネスワールドも強いと思いますが、ニ ホンピロウィナーは海外に行ってませんし、アグネスワールドは国内での取りこぼしが多かった印象が強 いです。 因みに1980年以前ではマルゼンスキーが強いと思います。正直セントライトやハクチカラ、シンザン といったあたりは、映像ですら殆ど見たことありませんのでコメントのしようがありません。 |
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