このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2003年6月〜2003年9月

2003年9月29日
月イチペースが定着しつつあるボヤキだが、9月の愛馬の走りに関して総括しておく。
9月は21日に中山でマリアージュ、28日に阪神でストライカーが出走した。共に500
万条件の平場戦だった。
マリアージュは2回目の芝でしかも力の要する馬場に期待したが、12着と振るわなかった
。調教師の見解は判らないが、素人目には芝の競走は現状厳しいように映った。この馬の脚
質は地脚タイプとPINEはみる。リザルトは一瞬だけ速い脚を使う生粋のスプリンター。
だが、マリアージュには早い脚がない。だから道中どんなに脚を貯めても、直線差していく
スピードが足りない。逆に押っつけて追走しても後半さほどバテていない。こんな現状から
しばらくは、ダートの短いところで先行流れ込みの競走をしつつ、力をつけていくことが
Betterと思う。こういう馬は、飛越が上手なら障害に向いているとも思うのだが。
さて、今回も前回同様短波ラジオでの応援となった、昇級初戦のストライカーは芝2500
m戦に登場。調教の動きは抜群ということで、若干の期待を込めての応援だったが、0.9
秒離された7着に終わった。着順を力通りの結果とみてしまうと、今後悲観的にならざるを
得ないので、道中後方3〜4番手からよく7着まで押し上げたとポジティブに評価したい。
今回は相手も強く、頭数も揃っていたため苦戦したが、「相手関係や展開次第ではチャンス
は有るのでは」と感じたことも事実である。ただ、結果よりも今回10Kg減の馬体重に懸
念を抱く。クラブからのアナウンスにもあったが、放牧も一考の余地有りと感ずる。
美浦近郊の牧場に短期放牧されていたリザルトは、28日の中山の特別戦に登録されていた
が、除外で来週以降の出走となってしまった。特別戦に登録するなら、芝、ダートを問わず
54Kg以下の斤量がもらえそうなハンデ戦を希望する。
最後にオケラ街道一直線から。23日に決勝が行われたオールスターで、ようやく今年度の
片目が開いた。久々の的中なので自慢の能書きを垂れるとする。
単騎小野の軸は正解だった。村上と伏見では4:6で伏見の逃げと読んでいたため、小野の
相手に本戦は伏見、斉藤とした。この場合、「小野は伏見の番手で粘るのでは」とも考えて
いた。又、村上を意識して伏見が早めの発進なら、3番手の小野が交わしの交わしで小野−
斉藤の目も想定して予想を行った。実際は伏見も長塚も行く気を見せず、村上の楽々逃げ切
り。小野は村上の3番手を追走し、ゴール前光岡を差して2着確保。ここは少し力が入った
。光岡が村上を食っては一文にもならない。光岡は伸びずそのままで、「小野突き抜けろ!
」と思わず拳を握りしめた。展開的には一本棒でPINEの想定も大外れだが、車券が的中
すれば結果オーライ。友駿のG1クイズも連敗街道驀進中だし、ここらで風向きが変わって
くれればと願う。吉岡はグランドスラムが騒がれすぎ。現在の競輪界を背負う強力自力型2
人を相手に、残り1週で8番手では10年前ならいざ知らず、現在の吉岡では捲れない。レ
ースの組み立てに進歩が見られないのは残念である。
2003年9月1日
もう少し時間がかかると思っていたストライカーだったが、休み明け3戦目で型どおりの変
わり身。見事初優勝を飾ってくれた。グリーンチャンネルに加入する財力の無いPINEは
、小倉の遙か東方から短波放送の実況を聞きながら愛馬のレースに注目していた。過去4戦
の最高成績が前走の8着。冒頭にも述べたように、ここでいきなり勝ち負けまでは、正直期
待していなかった。但し、未勝利戦もあと2か月。次走につながる僅差の入賞を果たして欲
しいという願いは持っていた。ストライカーはその願いを、良い意味で裏切ってくれた。
今後も芝の2000m前後のレースを選んで使ってくると思うが、次走はクラスが上がり古
馬が相手になる。スズランがそうであったように、厳しいレースも予想し得る。ストライカ
ーの本格化を期待しつつ、不安も混じりながらの応援となる。
ストライカー初勝利の前日、新潟の9R魚沼特別にマリアージュが登場。前走は初の芝のレ
ースへの戸惑いか、芝不適性だったのか2桁着順に沈んでいた。今回は実績のある新潟ダー
ト1200m。特別ということもあって、かなり強い相手は揃っていたが、賞金圏内の6着
に入ってくれたことには満足している。
しかし、ここにきて未勝利戦時の様な先行ができない。クラスが上がりテンのスピードが足
りないから先行できないのか?意図的に中段からの脚質転換を図っているのか?
残念ながら現状ではトップスピードのポテンシャルが低いため、中段から差そうとしても他
馬と脚色が同じになってしまう。やはり先行してどれだけ粘れるかのレースをした方が、成
績につながるものと考える。しかし、ダート1200mなら3走前、今走と勝ち馬から大差
ないところまで来ていることも事実である。相手関係(牝馬限定)や展開の恵まれ次第で充
分勝ち上がりのチャンスはある思う。リザルト後のPINE厩舎を担うストライカー&マリ
アージュに期待する。
2003年7月21日
1か月半以上もボヤキをサボってしまった。言い訳をすることにしよう。
PINEは副業として、宮仕えしている。本業はもちろん博打であるのだが、如何せん本業
では赤字が続き生活もままならないため、生活費補填のため仕方なく副業を持っている。
しかし、その副業の方が昨今の社会情勢のご多分に漏れず、リストラによる人員削減や業務
負荷の増加により、ボヤく時間すら奪い取ろうとしている。しかもその副業として仕えてい
る先の存続が危ぶまれつつある。
今、PINEはこんな副業を継続するか、新たな副業を探すか、はたまた副業から足を洗っ
て本業一本の博徒となるか思い悩んでいる。
そんなこんなにより、パソコンの前に座る時間も著しく減少し、1か月半もボヤキがあいて
しまった訳なのである。
この間愛馬リザルトは相変わらずよく働いてくれた。本当に頭が下がる思いである。函館開
幕週から登場。翌週連闘で3着入賞。更に中1週で福島に移動。ここは大敗を喫したが4週
で3回の出走である。
堀井調教師には、愛馬出走の楽しみを数多く提供してもらい、とても感謝している。しかし
、もう7歳の夏を迎えキャリア5年、70戦以上しているベテランランナー。今後は無理使
いによるストレスや馬体にかかる負荷なども考慮し、年齢に相応しいローテーションを組ん
で、無理をせず1戦でも多く、永く走り続けられるように管理してもらいたい。
そして、19日には5月の初勝利以来の出走となるマリアージュが、その初勝利の地新潟に
登場した。松永師の福島を休んで小回り平坦の新潟まで待った使い方を支持する。
結果こそコンマ6秒差の4着であったが、そう遠くない将来このクラスでもチャンスが来そ
うな予感を持たせる結果に満足している。また、プラス20Kgの馬体増も本格化の兆しと
みて歓迎する。この夏場に一回りの成長とソエなど馬体の弱さを克服して、どんどん上の条
件を目指していってもらいたい。
3歳牝馬アリエッタが骨折により未出走引退に追い込まれた。父ミスターシービーはPIN
Eがちょうど競馬が面白くなってきた時期に登場した3冠馬だ。「古の競走馬」ギャラリー
にも写真を展示しているとおり思い出深い1頭である。翌年の3冠馬シンボリルドルフの仔
マリウスシチーは1勝をプレゼントしてくれ、シービー産駒のアリエッタにも期待していた
だけにとても残念でならない。シービー自身が既に他界してしまったため、もう直仔を愛馬
として持つことは叶わない。将来母系にシービーの血が入った愛馬に期待することとする。
2歳牡馬エクシードはトレセンに入厩したものの、靱帯を傷めて放牧されてしまった。デビ
ューが早そうで楽しみにしていただけに残念である。他の2頭(代替馬)がパッとしないだ
けに、エクシードにかける期待は大きいのだが。
最後に本業である寬仁親王牌決勝の予想を少々。
村上の脱落は残念であるものの、小橋以外は全員機動型と寬仁親王牌に相応しいメンバーと
言えよう。現段階で並びは微妙だが、伏見−岡部−高谷の東北3人は結束するだろう。関東
3人は、太田−小橋−小林か。それとも小林−太田−小橋で2段駆けか。小林の地元だけに
単なる機関車では終わらない気もする。小林が機関車なら西の吉岡、堤あたりはその後ろを
狙ってくるだろう。また、伏見が先制なら岡部の位置を狙うだろう。いずれにしても西の3
人は、位置取りがうまいタイプではないので後位狙いの競走をした場合、もつれることが予
想できる。
ここは、先行したときの伏見の頭からと、高松宮記念杯を獲って勢いに乗り、捲り一発に賭
けるであろう小嶋の頭で狙ってみた。人気になりそうな気もするが、小林が絡めば好配当。
2003年6月2日
ロブロイとザッツの前に1頭強い馬がいた。「止まれぇ〜」の叫びもほんの一瞬。並ぶ間も
なく2頭を抜き去っていく。ネオユニヴァースの強さは本物だった。
結果論になるが、現時点のネオユニヴァース完成度はズバ抜けいていたということだ。
それにしても「サクラ」の馬は道悪ビッグレースには縁遠い。サクラに雨は似合わないとい
うことか。
重馬場のダービーはあまり荒れない。そして中途半端な稍重の方が、ミホンブルボンの時の
ライスシャワーやスペシャルウィークの時のボールドエンペラーの様にヒモが狂う。この2
点を今後の博打道の教訓とする。
これで牡馬、牝馬とも2冠馬の誕生である。無事に夏を乗り越えて、3冠に挑戦してもらい
たいし、この2冠馬を打ち負かす馬の登場も期待したい。
馬の損失補填を自転車で。ここまで負けても懲りないのが、博打打ちの哀しい性である。
本来のスケジュールでは、昨日予定されていた高松宮記念杯決勝が、31日の台風の影響で
1日延び本日行われる。
ここは、先行日本一(あくまでも現時点)の村上の強さが断然だし、人気も村上の頭で被る
だろう。村上の逃げを小嶋(数年前の先行日本一)と堤が捲れるかが焦点になるのだが、す
んなり先行されたら捲れまい。
しかし、そこはビッグレースの決勝。選手それぞれの思惑で作戦を考える。当然、村上を先
行させない、或いは早めに駆けさせる等、攪乱する作戦も考えるだろう(王者神山はこの辺
が上手かった:過去形)。2Cあたりから混戦になることを期待して、自分で前に踏める佐
藤から入ってみた。
馬のダービー同様、終わってみれば「村上は強かった」になってしまうのだろうか。
2003年6月1日
さて、道悪ダービー(のはず)。いくら朝から晴れても、あれだけ降ったら馬場の回復は重
止まりであろう。PINEにとって道悪ダービーというと、1985年のシリウスシンボリ
が思い出される。外埒に近いところをスダホークと一緒に差してきたレースである。オーナ
ーと調教師のトラブル(騎乗者をめぐるトラブルだったらしいが)で、皐月賞をパスしてダ
ービーに臨み、見事栄冠を勝ち取った。重馬場だった割には、堅い結果で確か1番人気の組
み合わせだったと記憶している。
それから18年、巷ではタイガースの独走で早くも18年振りのペナント奪取が騒がれてい
る。果たして、18年前のダービーと今年のダービーが結びつく要素はあるのだろうか?
この手のネタは、結果が出てからいくらでもとって付けることができるので、あまり考えな
い方がよいだろう。純粋に予想を行うこととする。
1週間悩み抜いて出した答えは、「ゼンノロブロイ、ザッツザプレンティ共に切りがたい」
という煮え切らない結論になってしまった。もう少し詳しく書くと、ザッツの馬複とロブロ
イ頭の馬単勝負とだけ書いておく。友駿の単勝クイズは1着確率が高いと考えるロブロイに
した。
過去10年の1、2着馬の成績をひもとくと、例外なく3歳になってから連対実績がある。
ザッツは弥生賞6着〜皐月賞8着とこの条件にあてはまらない。更にスタンドに近い大外枠
を引き、皐月賞で掛かった前科のあるザッツにはマイナスとみられるかもしれない。
しかし、大外枠を引いたことを他馬の影響を受けずスムーズにレースを運べるのではと、自
分に都合良く考えてみた。道悪の適性もラジオたんぱ杯で証明済みだ。そして何よりもPI
NEの頭からは、新馬、ラジオたんぱ杯の強い勝ち方がどうしても離れないのだ。
所属の橋口厩舎は、天皇賞春を1番人気ダイタクバートラム、2番人気ツルマルボーイで、
NHKマイルCでも1番人気ゴールデンキャスト、4番人気ユートピアで2週連続の裏切り
を演じてみせた。
トドメは昨日の金鯱賞1番人気ツルマルボーイも2着とトボけ続けている。本物の台風は通
り過ぎてしまったが、この橋口厩舎一連の裏切りは嵐の前の静けさと読む。「日本ダービー
」という競馬サークル最大のイベントを勝つには、この位の伏線は必要だろう。
直線抜け出すのは、「同じ社台の勝負服でもザッツの方だ!」となることを祈る。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください