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2003年10月〜2004年1月

2004年1月19日
愛馬マリアージュが1月17日の中山最終レースで3勝目をGETした。もう暫く時間がかかる
ものと考えていたし、前走の内容から1着の期待などしていなかったので今ひとつ優勝の実感と
いうか喜びが湧いてこない。レースはTV観戦していたのだが、レース直前に1番人気と聞いた
時も、「えっ?なんで?」と言うのが正直な気持ちだった。
それでも牝馬限定戦で相手に恵まれたとはいえ、この馬自身も着実に成長していることは直線の
確かな脚どりで窺えた。
鞍上のバルジューが五分のスタートを決めてくれたことも勝利の大きな要因だろう。
スタート直後は楽に好位外目の位置がとれた。それでも相変わらずおっつけながらの追走が精一
杯で、3角あたりでは中段まで下がってしまい、「あ〜ぁ今日も8着狙いか」の落胆した気持ち
になった。しかし、追い通しながらもバテないのがこの馬の良さ。直線の坂でバテた先行集団を
1頭違う脚色で差し切り、更に2着馬に2馬身半の差をつける完勝。前半の早いペースも幸いし
た様だ。
ただ、冒頭に述べたとおりメンバーに恵まれた感があり、1分12秒5の勝ち時計からも100
0条件としてはレースレベルは並以下とみるのが妥当だろう。同じダート1200mの9R3歳
500万朱竹賞の勝ち時計が1分13秒0。これとの比較からもレースのレベルが推し量れる。
また、マリアージュの末脚が切れたようにも見えるが、上がり比較でも9Rが38.8に対し1
2Rは38.9と下回っている。マリアージュ自身は38秒台前半で上がっていると思うが、単
に先行馬がバテて失速しただけだろう。準オープンの先行馬はここまでバテないし、一段と追走
にも手間取ることになろう。
昇級後の準オープンには平場戦は無く、牝馬限定戦も著しく少なくなるため厳しい戦いが予想さ
れる。ローテーションやコース、ハンデなどの条件によっては、オープンへの格上挑戦もあり得
そうである。
と、色々ネガティヴな要素ばかり述べてきたが、まだまだ成長する可能性は秘めているので、期
待が高まってきているのも事実だ。交流重賞あたりにチャレンジできるレベルまで到達してもら
いたいものだ。
最後に松永師へ今後のレースに関する注文を一つ加えると、スタートが上手で目一杯追える騎手
を配してもらいたい。スタートで2回後手を踏んだ村○○誠はもう起用しないで欲しい。リザル
トのホープフルステークス(武豊)でも感じたことだが、騎手の差は大きいのだ。
同じ4歳馬のストライカーも牧場でパワーアップされているようである。帰厩も近そうで、こち
らにも期待がかかる。順調に稽古を積んで無事にレース復帰を果たしてもらいたい。
一方5年以上もPINE厩舎のエースを務めているリザルトであるが、ここにきて最大のピンチ
を迎えている。若駒時代のソエを除いては、脚の故障など皆無だったリザルトであったが、両前
脚に不安を発生し経過観察中であるとのクラブからのアナウンス。回復する故障なら休養をとっ
て再びターフを駆け巡って欲しい。
2003年12月29日
やはり3歳馬を過信しすぎたPINEの眼はフシ穴だった。JCでタップダンスに、有馬でクリ
スエスに9馬身も千切られては、もはや3歳馬のレベル云々は言えない。クリスエスはこの有馬
で引退。リベンジしようにも相手がいなくなってしまう。
恥を省みずPINEの見解を訂正すると、4歳馬ではクリスエス、ヒシミラクルの2頭のみが抜
けて強い。一方の3歳馬は現状4歳2頭のレベルにはないが、ネオユニヴァース、ザッツザプレ
ンティ、ゼンノロブロイ、リンカーン、サクラプレジデントなどそこそこのレベルで層が厚い。
と、この様に修正する。
こうなったら是非ともヒシミラクルに復帰してもらい、パーフェクトの状態で来春の天皇賞を迎
えて欲しい。そして、現3歳勢がヒシミラクルに挑戦して、打ち負かしてもらいたいものだ。
有馬は11着に沈んだものの、天皇賞春ではザッツの巻き返しに今から期待する。
ヤングGPとKEIRINグランプリの予想は「
おけら街道一直線 」に記した通り。ヤングGP
は展開恵まれそうな中川誠から。KEIRINグランプリは先週の宣言通り小嶋敬からを中心に
佐藤慎からも少々買ってみる。これでJRA銀行中山支店に入れておいた預金を日自振銀行京王
閣支店で引き出すつもりである。あくまでも「つもり」である。
2003年12月22日
リザルトとマリアージュがニアミスをした。共に先週の中山1000万条件平場のダート120
0m戦に出走したのだが、マリアージュは20日の牝馬限定戦に回ったため、中級条件での愛馬
対決は避けられた。中級条件での愛馬対決なんて夢のようではあるが、同一レースに出走なんて
なんかもったいない気がする。せっかくなら2回楽しめた方が得だし。
牝馬限定戦に出走のマリアージュは人気を上回るマズマズの5着だったが、メンバーをみる限り
では「もう少し頑張って欲しかった」の印象である。馬券圏内もあるのではと内心期待もしてい
た。残念ながらこの条件ではもう先行できないようである。スタートから追いっぱなしでも9番
手追走を余儀なくされた。かねてから述べているように速い脚が無いので、直線でジリジリと差
を詰めるものの5着が精一杯だった。しかし、坂を苦にしなくなっているようなので、腰の方は
大分しっかりしてきたのではないか。一度ダート1800mを使ってもらいたい気持ちもあるが
、馬体重も減ってきているのでここらで一息いれてもいいのでは。
一方のリザルトは4か月半振りの実戦である。平場戦を使ってきたんだから減量騎手を起用すれ
ばいいのに、ご丁寧にも最近リザルトの騎乗がめっきり減った主戦郷原57Kgを配してくると
は。ガサのないリザルトにとってこのクラスで57Kgは苦しいし、加えて休み明けも走らない
しこの12着は仕方ないでしょう。とにかくこの馬は無事に走ってくれればもうそれで充分。今
話題の高知の「ハルウララ」的な気分である。欲を言うと8着以内に入れば尚良し。5着以内な
らGood。3着以内は申し分無し。でも優勝は出走クラスが上がってしまうため、今後のこと
を考えるとちょっと困る。同じ歳のハルウララは先頃100戦目に到達した。リザルトには春ま
でに80戦到達を目標に頑張って欲しい。
今年も残すところあと10日。年末の博打イベントも佳境に入りPINEも28日の有馬記念〜
30日のKEIRINグランプリは参加を予定している。
早々に前予想を行っておこう。実際に馬券、車券を買う段階になって変えることは無いと思う。
まず、有馬記念。春先から主張してきた「現3歳馬は強い」と言う方針を貫くことにする。実際
ジャパンカップでは勝つどころかタップダンスに9馬身もち切られてしまった。この結果からは
声高に「現3歳馬は強い」とは言えないが、ザッツザプレンティはシンボリクリスエスに先着し
、ネオユニヴァースも差のない4着であったことからも層の厚さは感じた。ネオは有馬を回避し
てしまい残念だが、ゼンノロブロイとリンカーンが加わり、再度古馬との対決が楽しみである。
そこでPINEの本命はゼンノロブロイにする。厩舎の先輩クリスエスからバトンを受け継ぐに
相応しい舞台になると確信している。前年のグランプリホースであり年度代表馬になったホウヨ
ウボーイを二本柳俊夫厩舎の後輩アンバーシャダイが撃破した昭和56年の有馬記念が重なって
見える。先週のクリスエスとロブロイの2頭併せの調教では、軽くひねられてしまったがレース
本番での逆転を信じることにする。
馬券はロブロイの馬単で勝負してみたい。相手は同じ3歳馬と4歳馬は蹴飛ばして、強い強いタ
キオン、ジャンポケ、マンハッタン、クロフネ世代の生き残りである5歳陣に流してみようと思
う。
1日おいて30日のKEIRINグランプリは、今年10年目にして初タイトルを手にした小嶋
を軸に勝負してみたい。共同インタビューによる並びは村上義−小野俊−太田真、吉岡稔、小嶋
敬−山田裕、伏見俊−佐藤慎−岡部芳らしい。予想外は2つ。小野は吉岡と連携し、村上−吉岡
−小野になると考えていた。あと福島の並びは伏見−岡部−佐藤だろう。普通。弟弟子に前を譲
るなんて優しすぎるぞ岡部。逆に気楽な3番手の方が恐い気もするのだが・・・。
もう1人、単騎になった吉岡も恐い1車になってしまった。ただ吉岡の場合、レースの組み立て
に一抹の不安があるだけに、イン詰まりや9番手になって早々勝負圏外脱落の不安も同居してい
るが。
近年の傾向として、その年に初めてG1タイトルを獲った選手の優勝が目立つ。伏見俊、太田真
、山口幸などが該当する。この傾向に照らし合わせると、今年は小嶋敬と佐藤慎が当てはまる。
この両者では、90%以上の確率で捲りだろうが、山田を従えて自分で動く意志をみせている小
嶋を中心にした車券を買おうと思っている。
2003年11月24日
愛馬マリアージュが8日の昇級戦で11着大敗を喫し、底を見せた感がある。これまで芝では2
戦とも2桁着順だったものの、ダート戦では新潟の特別戦の6着が最悪の成績だった。8日の競
走ではスタートが悪く、追走に脚を使ったことは間違いないが、直線何とか順位を維持すべく粘
って欲しかった。それがこの馬の身上なのだから。このクラスで戦うには、より一層のパワーア
ップが必要となろう。もう一回りの成長が欲しいところだ。
もう一方の3歳馬ストライカーは2400m京都戦を連続5着の後、放牧に出された。2回とも
人気以上の着に来ているので、健闘と言って良いだろう。しかし、こちらも500万条件を勝ち
上がるには、もう一段階実力を上げる必要がある。この休養から身体、実力とも成長して帰って
くることを望んでいる。
秋のG1レースも佳境に入り、又、エリザベス女王杯、マイルCSには外国馬の初参戦もあって
そこそこの盛り上がりをみせているようである。しかし、PINEの友駿G1クイズはことごと
ぐお門違いの迷予想ぶりでさっぱりかすりもしない様相。秋華賞で人気のスティルインラブは当
たったものの、エリザベス女王杯のスマイルトゥモローに至っては、逆1着予想的中(最下位)
となってしまった。今回はレースに対するコメントを差し控え、もうしばらく静観する。でも言
いたい。今年の3歳馬は強いはず。30日のジャパンカップが一つの指標となろう。
最後に24日決勝の全日本選抜決勝の予想。並びが地区に全く関係の無い、風変わりな一戦とな
った。中部地区から松岡、小嶋が乗ってきたが、この2人もコメントでは別線を宣言している。
小嶋−高木は修善寺の練習仲間とはいうものの、連携は今回限りとなろう。500mバンクの高
知。しかも細切れ4分戦。果たしてどこから誰が逃げるのか、見当もつかない。村上も後ろが小
野では早仕掛けはしたくなかろう。中部の2人は別線と言いつつも、松岡−佐藤−小嶋−高木で
並ぶ可能性もある。村上が出渋っていると、中部の連携がハマる可能性もある。堤は脚を貯めて
最終バックからの捲り一発の勝負にかけるのだと思う。PINEはこの堤を予想の中心にしてみ
た。あとは年末のグランプリに向け、調子を戻しつつある小嶋。それと500走路のびわこ宮杯
を2度制している高木。小嶋と高木はラインで面白味は無いが、今回は素直にこの3人のボック
スで勝負する。
2003年10月13日
愛馬マリアージュがあっさりと2勝目を飾ってくれた。もう少し時間がかかると思っていたが、
今回は得意のダート短距離戦。しかも牝馬限定とあって比較的相手にも恵まれた。とはいえ、道
中3番手追走から、直線力強く抜け出し4馬身差の圧勝は見事である。この馬なりに、ひ弱さを
払拭しつつ、着実に成長している結果が現れたものと推測する。ラジオで解説者が距離を不暗視
するコメントをしていた。これは、5月の東京1300mの未勝利戦で大きく離された5着に敗
れた結果をもとに述べていたのだが、このときは出負けして中段からの競馬を強いられている。
強烈に差す脚の無いマリアージュにとっては、致命的な出遅れであった。松永師が500万に昇
級後、芝のマイル戦を2回も使っていることからして、距離に対する不安などないのではないか
。これまでは腰やソエなど弱さがあったため、ダートの短いところばかり使ってきたものと思う
。父がブライアンズタイムであることからも、1800mまでは充分こなせるスタミナを有して
いるものとPINEは考える。ここらで一息入るかも知れないが、まだ奥行きが有りそうな気が
する。焦らずじっくり力をつけて、「リザルト」とまでは言わないが、息の長い競走生活を送っ
て欲しい。
さて、そのリザルトと昇級2戦目となるストライカーが今週末の出走を予定している。マリアー
ジュの勢いをそのままこの両頭に引き継いでもらって、好勝負を期待したい。
そして、こちらもオールスターで今年の片目が開いて勢いに乗りたいオケラ街道一直線。今回は
広島で行われている共同通信社杯G2。村上の脱落は残念であるが、山田、伏見、吉岡とG1決
勝に引けを取らないメンバーが揃った。きれいな3分戦が予想され、あまり縺れる要素がなくラ
インで決まりそうな様相である。吉岡は捲りだろう。上手く4番手に入れるか、もしくは松岡と
伏見が叩き合えばチャンスは生まれようが、展開に左右されることは否めまい。そしてその松岡
と伏見であるが、先手をとる可能性は五分五分。今回伏見は兄弟子岡部を引き連れているため、
逃げる可能性は大いにある。又、松岡は逃げ無ければ持ち味の出ない選手。どちらが逃げても番
手は自力を使える選手。岡部、山田とも早めに仕掛けていくことが考えられる。こうなってしま
うと、後方から捲りを打っても合わされてしまい2番手、3番手選手のライン決着が高くなって
しまう。これでは配当的に面白くないので(素直でないこの考え方がオケラにつながる)、吉岡
の捲りのスピードに乗せてもらって、最後は自力で追い込む合志を連軸に据えた。吉岡を否定し
ながら、吉岡ラインの3番手選手を連軸にする節操のなさ。もうヤケクソである。合志を軸に伏
見、岡部、山田へ表裏流す。合志が頭ならどれも100倍は超えることだろう。ここは80期台
のパワーに期待した。

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